Prologue


昔々、
あるところに、小さな少年がいました。

その少年は、両親を亡くしており、身寄りはありません。

少年が街をふらふらと歩いていると、とある老人に出会いました。

老人は、白髪で長く白い髭が生えていました。

「何を探しているんだい?」

と老人は尋ねました。

「わからない。
 何を探しているのかも、わからない。」

と少年は答えました。

「そうか。
 じゃあ、私についてきてごらん。
 一緒に探してみよう。」

と老人が提案すると、少年は小さく頷きました。


老人についていくと、別世界との狭間にやってきました。

「この先に、君が探しているものがあるかもしれない。」

老人は、そう言って少年を連れ出しました。

別世界には、たくさんの人が居ました。

少年は驚いて、辺りを見回していました。

「こんなにたくさんの物があるんだから、
 何か見つかるんじゃないかい?」

と老人が言い、少年と旅に出かけました。


とある日、老人が亡くなりました。

老人が亡くなったので、その別世界は消えてしまいました。

別世界が消えるだなんて、少年は知りませんでした。

少年は、今もその別世界で、とある物を探していると言われています。

おしまい。
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