清陰高校
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大学へ進学して数ヶ月が経ったある日
小田は青木へ電話した
『しんか?どうした』
「青木、今大丈夫やったか? 時間あるか?」
『あぁ、今ならええよ』
「……その…………相談があってやなぁ…」
『○○でも泊まりにくるんか?』
「!!」
『当たりやな。しんは本当にわかりやすいわ』
「……」
『で、○○が泊まりに来るにあたっての相談とは?』
「……分かっとるやろ」
『ん? なんや?』
(絶対に言わせたいだけや……この腹黒)
『今、腹黒とか考えたやろ。電話切るぞ』
「いや、青木! すまんかった!
相談聞いてくれや!」
『ふーん。で? ご相談は?』
「セックスて……どうするんや……」
『しん……
それはセックスがどんな行為か知りたいんか、
それともセックスの方法が知りたいんか?』
「もっと言葉に恥らいをもってくれ!
後者や後者!」
『前者ならスマホで適当に動画見ろって言うとこやったわ
まっ、後者でもしんのあれを○○に挿し込むだけって言うけどな』
「生々しいわ……もっとオブラートに包んでくれ」
『包んだ所で内容がセックスな事には変わらんし、生々しいとか……俺かてゴム使ってしたことしかないわ』
「そこまで聞いとらん!」
『まっ、前置きはさておきだ
理屈分かっとるんなら、何が聞きたいんや?』
「いや、その……初めては痛いとかよく言うやろ……
だから、その……何かアドバイスを……」
『男は初めてでも気持ちいいから大丈夫やぞ』
「や! 俺じゃなくてだ!」
『○○が初めてとは限らんやろ』
「えっ………」
『あっ、しん! 嘘や! 多分!
○○は初めてなんやない!?』
「………」
『すまん。からかい過ぎた。
初めてで痛いのは仕方ないんやないか
○○だって、セックス始める時点で痛いのくらい覚悟しとるやろ』
「痛そうやったら、止めた方がいいんか?」
『男は止めよう思って、止めれるもんやない』
「……そんなに良いのか?」
『良い!』
「………」
『なぁ、しん』
「ん?」
『何か色々言ったけど、セックスで一番大切なのって、気持ちやと思うぞ』
「気持ち?」
『あぁ。大切にしたいとか、好きだとかもあるけど、独占したいとか、繋がりたいとか、そんな気持ちや』
「気持ちねぇ」
『それが独りよがりやなくて、二人で想い合う事が大切やと思うぞ
○○も同じ気持ちなら、何か伝わるもんがあるやろ』
「そやな……参考にするわ。ありがとう」
『健闘を祈ってポストにゴム入れとくわ』
「そんくらい自分で買うわ」
『一緒に行こか?』
「隣でニヤニヤされるの嫌だから、遠慮するわ」
『まぁ、ホウレンソウは楽しみにしとるでな』
「………今日はありがとう。 おやすみ」
『はいよー。またー』
電話が切れると小田は部屋にかかるカレンダーを見る
今日からちょうど一週間後の土曜日
その青い数字は赤色の丸で囲われている
小田はその赤丸を言葉に出来ない決意で見つめた