第七特殊消防隊
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第七特殊消防隊の詰所
奥にある事務所で○○は書類の片付けをしていた
皇国への報告書、修復費の請求などなど
他の消防隊に比べ皇国の縛りはないが、活動していくにあたって最低限の事務処理は必要不可欠である
「おい、紺炉は?」
「ヒカゲとヒナタと夕飯の買い出しに行った」
「そうか……」
「晩酌な紺炉が帰って来ないと。お酒きらしてるって」
「……」
書類作成のため○○はパソコンのキーボードを弾きながら紅丸と話をする
彼はつまらなさそうに腕を組む
「おい」
「なに?」
「なぁ」
「なに?」
「……」
「だから、何!?」
忙しいんだから、言いたい事は早く言って!
○○はパソコンの画面から目を離し、紅丸の声がする方向を向く
「!?」
驚くほど近く紅丸の顔があった
赤い瞳がまじまじと向けられている
「やっとこっち見やがったな」
にやっと、口元が動く紅丸
「そんな機械じゃなくて、俺を見ろよ」
「……へ?」
「寂しいじゃねぇか……構ってくれねぇと」
言わせるんじゃねぇよ。
紅丸の口元が今度はへの字に曲がる
○○は思わず笑う
「紅丸、かわいーね」
「馬鹿にしてんのか、ぁあ?」
机にバンっと手を付き
眉間にシワを寄せて○○を睨む
「ふふ……」
○○には彼の姿が怖くはなかった
拗ねて、甘えるこどもみたいに感じたからだ
「ガキ扱いしてんじゃねーよ」
○○の心が透けているかのように紅丸は言う
すると○○の顎をくいっと持ち上げる
考える隙もない時間で紅丸の唇が○○の唇に重なる
「いつまでもガキじゃぁ、ないんだぜ」
眼の前の最強さんは、とても満足そうな笑みを浮かべていた