第七特殊消防隊
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月の表現が変わった日の夜
○○が見回りをしていると詰所の軒下で紅丸が空を見上げていた
(あぁ、そう言えば……)
"今日は月見られ酒"だと彼が言っていたのを彼女は思い出した
しかし、いつも使っている晩酌セットが見当たらなかった
「おい」
紅丸は立ち止まっている○○に声をかける
「そんなとこに突っ立ってないでこっちにこいよ」
彼に言われ近くまで行く
「なぁ」
「ん?」
座る紅丸を彼女は上から見下す
なんだかいつもと雰囲気が違う気がした
でもその理由は分からず、彼女はただ彼の隣にいた
「明日、白無垢着ろよ」
突然だった
「俺は紋付き袴にするから」
「何?」
「夫婦になろうぜ」
一瞬彼が何を言っているか分からなかった
白無垢?袴?夫婦って?
頭の中をさっき聞いた言葉達が飛び回る
「もしも世界が明日大災害とやらで終わっちまうのだとしたら……」
「したら?」
「最後はやっぱり○○といたいと思った」
ギュッと紅丸が○○の服を握りしめる
彼女はそんな彼の頭を優しく撫でる
「○○がいいんだよ」
彼は彼女を見上げるように顔をあげる
「俺と結婚してくれないか」
照れている……でも不安もすこし混ざるその表情
○○は紅丸の額に唇を寄せた
「ふつつか者ですがよろしくお願いします」
彼女の言葉に彼は笑みを零した