第七特殊消防隊
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○○は箸を机に置いた
「ごちそうさま」
そう言い手を合わせる
空になった食器を重ね流しへと運ぶ
「おそまつさま。○○、そこ置いといてくれ」
明日の分の下ごしらえをする紺炉はギャップを感じさせる割烹着姿で○○に声をかける
「食器くらい、自分で洗うよ。仕込みは何か手伝う?」
「すまねぇな。仕込みはこれで終わりだから大丈夫だ」
準備した物を冷蔵庫に片付ける紺炉
○○は水道から水を出し泡をたてたスポンジで食器を擦る
「仕事は片付いたかい?」
○○の隣に立った紺炉は泡に包まれた食器を受取り、丁寧に泡を流してゆく
「一段落。ご飯、食べるの遅くなってごめん」
「なに、構わねぇよ。俺は若みたいに夜出歩いて忙しいわけじゃないし」
「今日の煮物の味、嫌いじゃない」
「そうかい。そりゃ良かった」
「あの揚げ物も悪くなかった」
「○○は好き嫌いないから助かるな」
○○の言葉に紺炉は笑顔で返事をする
洗う最後の食器が彼の手に渡る
「こうやって、紺炉の隣にいるのも嫌いじゃない」
泡の付いた手を見つめる○○
その顔が少し赤く染まっているのに紺炉は気付いた
「こうやって○○の隣にいるの、俺は好きですぜぃ」
バッと赤面した顔を上げる彼女
優しい笑みを浮かべる紺炉
素直になれないその裏の気持ちを彼は知っている
少しの捻くれは逆にかわいい
目の前で赤面する彼女をいつにも増して愛おしく感じられた紺炉だった