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SS

140字SSまとめ。
・最初のものほどあたらしいです
・CP記載がないものはすべてウィルラスです
※お題はすべて診断メーカー様(https://shindanmaker.com/375517/https://shindanmaker.com/587150)よりお借りしています

記事一覧

  • 最後の言葉 ※死ネタ

    20190307(木)21:02
    おれね、ずっと伝えたかったことがあるんです。あなたと出会って、また砦で再会して、おれ、こんな偶然ってあるのかなって思って……、…一目惚れだったのかもしれないですね。何回も何回も告白しようとして……はは、こうなるなら言っておけばよかったなあ。おれ…向こうで待ってますから。
  • 給料3か月分の、 ※現パロ

    20190307(木)21:01
    家に帰ってくるなり倒れ込むようにして夢の世界へ旅立った恋人を抱えようとすると、バッグから落ちてきたのはいかにも、というような小箱。最近バイトを頑張っていたのはこれか、とひとり納得する。……実は密かにこちらも指輪を用意していたと知ったら、どんな顔をするだろうか。起きた時が楽しみだ。
  • それは寒い夜だった。

    20190307(木)21:01
    今夜は冷えるから一緒に寝ましょう、という提案をされ、しない、という約束で彼が布団に潜り込んできたのが一刻ほど前。そして今。身体を這い回る熱い手。今日はしないのではなかったのか。「運動したほうがもっと暖かくなりますって」俺の抗議の声は、彼によって嬌声につくりかえられていった。
  • 迷子のお知らせ

    20190307(木)21:00
    あれ、なんでこんなところに迷い込んでしまったんだっけ。仲間も敵も見えない場所で途方に暮れてるときに聞こえてきたのは、聞き覚えのあるひづめの音。「……また迷ったのか」そう言っておれを後ろに乗せてくれたラスさんに、また助けられちゃいましたね、とぎゅっとその広い背中にだきついた。
  • 忘れられた指輪 ※ED後

    20190307(木)21:00
    何年かぶりに再会したあの人は、あの時よりも背負うものとか周りの環境とかがガラリと変わっていて、だからこそあのころの彼が見たかった。「…そうやってがっつくところは……昔と変わらないな」押し倒されて、困ったように下から見上げる視線。昔とおなじだ。今だけは、どうかあのころのままで。
  • たった一つのエンディング

    20190307(木)20:59
    あの人はあんまり自分のことを話したがらない。なんのために傭兵をしてたのか、とかなんで部族を離れてるのか、とかおれはなんにも知らない。けど、ただひとついえるのは、この旅が終わったら彼はまたいなくなってしまうだろう、ということ。ならせめて、旅の間だけはいっぱい一緒にいたいと思う。
  • 覚悟はできてる

    20190307(木)20:59
    夜も更けようとしている宿の一室。ほ、ほんとにおれでいいんですか、と、だいぶ緊張した面持ちでウィルが言う。人を押し倒しておいてなおふんぎりがつかない優しすぎる弓使いのために、返事のかわりに口づけで返してやった。こちらはとうの昔にお前のものになる用意は出来ているのだから。
  • 運命を感じろ!

    20190307(木)20:59
    いいですかラスさん、おれはこの再会、なにかの力が働いてると思うんですよ。だってそうじゃないですか、ラスさんが雇われてなかったら、そんでおれたちが砦で戦わなければ、おれたちって出会ってなかったじゃないですか。もう運命って言ってもいいですよね、ね!…なんですかその不思議そうな目は!
  • 好きなのにね

    20190307(木)20:58
    もしこの関係が崩れたら。胸の気持ちに気づいた瞬間、頭の中を駆けてった疑問は、伝えたいというこころを鎮めるのに充分すぎる威力を持っていた。このままの関係でいい、そのほうがお互いにとってもいい、そう言い聞かせて、おれは今日もあの人に笑顔を向ける。胸の痛みはとうに慣れてしまった。
  • 鎖骨に咲いた紅

    20190307(木)20:58
    情事の名残が多く残る首筋。――これ、おれのものっていう印みたいですね。そう痕を指先でなぞりながら呟くと、目の前の想い人は唇を耳元に寄せて、思い切り吐息成分を多くした声で、最初からお前のものだ、好きにしてくれ、と足を絡ませてきた。そんなこと言われたら。理性の糸が切れる音がした。