名字固定【篠崎】
咆哮!イッカクモン
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「見直したよ、丈。昨日はごめんな」
太一くんと丈が握手を交わす。
「丈先輩の勇気が、ゴマモンを進化させたんですね!」
「いやあ」
「いや、それは違うよ」
照れる丈を遮ってゴマモンが異を唱える。
「丈の勇気というより、オイラが頑張ったおかげだよ、多分。いや、そうだよ。絶対そうに違いない!」
皆が呆れている中、丈はしゃがみ込んでゴマモンに目線を合わせた。その表情はどこか温かい。
「なんだ、やるか?」
「ありがとう、ゴマモン。君のおかげで助かったよ」
「えっ?う、うん」
ゴマモンとしてはからかうつもりで言ったのだろうけど、丈の曇りないお礼に顔を赤くする。
なんとも微笑ましい。
「あー!ゴマモン照れてる!」
『ふふ、かわいいね』
「う、うるさい。照れてなんかないやい!」
ピヨモンとわたしがからかうと、ゴマモンは顔を赤くしたまま否定する。場を和ますつもりで放った言葉が丈に肯定され、挙句そのままピヨモンに突っ込まれて照れてしまうだなんて、なんとも可愛らしい。
「さ、皆行こうぜ!頂上へ!」
太一くんの掛け声でわたしたちは再び歩き始めた。
途中で休憩を挟みながら歩き、ようやく頂上へ辿り着く。
『ふぅ。やっと着いたね』
「碧、疲れてないか?」
『大丈夫だよ。ありがとう』
先程のこともあって過度に心配してくるアグモン(黒)の頭を撫でながらお礼を言う。ただでさえ心配性なのに余計に気を遣わせてしまうとは情けない。今後はもっと自分の行動に責任をもとうと密かに決意した。
「やったぜ!」
「うわあ…!」
頂上へ着いたことへの達成感で皆は歓声を上げた。しかしすぐに皆の表情が険しいものに変わっていく。
「こ、これは…」
わたしたちのいるこの島。すなわちファイル島は、絶海の孤島だったのだ。
太一くんと丈が握手を交わす。
「丈先輩の勇気が、ゴマモンを進化させたんですね!」
「いやあ」
「いや、それは違うよ」
照れる丈を遮ってゴマモンが異を唱える。
「丈の勇気というより、オイラが頑張ったおかげだよ、多分。いや、そうだよ。絶対そうに違いない!」
皆が呆れている中、丈はしゃがみ込んでゴマモンに目線を合わせた。その表情はどこか温かい。
「なんだ、やるか?」
「ありがとう、ゴマモン。君のおかげで助かったよ」
「えっ?う、うん」
ゴマモンとしてはからかうつもりで言ったのだろうけど、丈の曇りないお礼に顔を赤くする。
なんとも微笑ましい。
「あー!ゴマモン照れてる!」
『ふふ、かわいいね』
「う、うるさい。照れてなんかないやい!」
ピヨモンとわたしがからかうと、ゴマモンは顔を赤くしたまま否定する。場を和ますつもりで放った言葉が丈に肯定され、挙句そのままピヨモンに突っ込まれて照れてしまうだなんて、なんとも可愛らしい。
「さ、皆行こうぜ!頂上へ!」
太一くんの掛け声でわたしたちは再び歩き始めた。
途中で休憩を挟みながら歩き、ようやく頂上へ辿り着く。
『ふぅ。やっと着いたね』
「碧、疲れてないか?」
『大丈夫だよ。ありがとう』
先程のこともあって過度に心配してくるアグモン(黒)の頭を撫でながらお礼を言う。ただでさえ心配性なのに余計に気を遣わせてしまうとは情けない。今後はもっと自分の行動に責任をもとうと密かに決意した。
「やったぜ!」
「うわあ…!」
頂上へ着いたことへの達成感で皆は歓声を上げた。しかしすぐに皆の表情が険しいものに変わっていく。
「こ、これは…」
わたしたちのいるこの島。すなわちファイル島は、絶海の孤島だったのだ。