名字固定【篠崎】
パルモン怒りの進化!
Name
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
あれからアグモン(黒)も目が覚めて、太一くんやパートナーデジモンたちも元通りになった。
もんざえモンはパルモンの言う通り確かに優しいデジモンである。謙虚で、けれどおもちゃやデジモンたちが大好きなデジモンだった。
「おもちゃは遊びに飽きられるとあっさり壊される。ホイホイと捨てられてしまう」
もんざえモンの話を聞くに、それが許せなかったからおもちゃの町を作り、おもちゃの地位向上を目指していたんだとか。
おもちゃが遊ばれてはいけない。おもちゃが遊ばなくちゃいけない。そう思っていたようだ。
「それで俺たちがおもちゃに遊ばれてたんだ!」
太一くんや皆は笑って済ませているけれど、わたしとしては複雑だ。どんな事情があろうと感情を奪って良い理由にはならないから。
「すみません。思い上がってたんです」
その時、どこかで歯車が砕け散る音が聞こえた。
「黒い歯車!」
「もんざえモンが思い上がっていたのは、歯車が原因だったのか!」
黒い歯車は一体何が目的で作られているのか。今後はそういったことも考えていかなければいけないだろう。
「もんざえモンのおもちゃを愛する気持ち、分かるわ!」
「ええ!」
まあミミちゃんはそのおもちゃを蹴飛ばしていたけどね。状況が状況なだけにあの時は仕方なかったのかもしれないけれど。
「パルモン、儂の思い上がった心を正気に戻してくれてありがとう。お礼にハッピーにしてあげましょう。これが本当のラブリーアタック!」
今まで座っていたもんざえモンが立ち上がり技を放った。先程までわたしたちを苦しめていた青いハートではなく綺麗な赤い色。
赤いハートの泡が子どもたちをどんどん包み込んでいく。皆の反応を見るに、本当に幸せな気持ちになるらしい。
『アグモン、おいで』
「うん!」
ならば、その気持ちはパートナーと分かち合いたい。アグモン(黒)をぎゅっと抱き寄せて一緒に赤いハートに包まれる。
『ありがとうね』
「えへ。オレ、頑張ったよ」
『そうだね。格好良かった』
ぎゅっと抱き締めて微笑む。
これは確かに、心が満たされていくようだ。
「お姉ちゃんキスしてー!」
「嫌!」
マンホールから顔を覗かせたヌメモンがミミちゃんへ懇願するが、即座に可愛らしい笑顔で否定される。なんだかデジャブだ。
「相変わらずハッキリ言うなあ」
何だか可笑しくて、皆で声を上げて笑った。
もんざえモンはパルモンの言う通り確かに優しいデジモンである。謙虚で、けれどおもちゃやデジモンたちが大好きなデジモンだった。
「おもちゃは遊びに飽きられるとあっさり壊される。ホイホイと捨てられてしまう」
もんざえモンの話を聞くに、それが許せなかったからおもちゃの町を作り、おもちゃの地位向上を目指していたんだとか。
おもちゃが遊ばれてはいけない。おもちゃが遊ばなくちゃいけない。そう思っていたようだ。
「それで俺たちがおもちゃに遊ばれてたんだ!」
太一くんや皆は笑って済ませているけれど、わたしとしては複雑だ。どんな事情があろうと感情を奪って良い理由にはならないから。
「すみません。思い上がってたんです」
その時、どこかで歯車が砕け散る音が聞こえた。
「黒い歯車!」
「もんざえモンが思い上がっていたのは、歯車が原因だったのか!」
黒い歯車は一体何が目的で作られているのか。今後はそういったことも考えていかなければいけないだろう。
「もんざえモンのおもちゃを愛する気持ち、分かるわ!」
「ええ!」
まあミミちゃんはそのおもちゃを蹴飛ばしていたけどね。状況が状況なだけにあの時は仕方なかったのかもしれないけれど。
「パルモン、儂の思い上がった心を正気に戻してくれてありがとう。お礼にハッピーにしてあげましょう。これが本当のラブリーアタック!」
今まで座っていたもんざえモンが立ち上がり技を放った。先程までわたしたちを苦しめていた青いハートではなく綺麗な赤い色。
赤いハートの泡が子どもたちをどんどん包み込んでいく。皆の反応を見るに、本当に幸せな気持ちになるらしい。
『アグモン、おいで』
「うん!」
ならば、その気持ちはパートナーと分かち合いたい。アグモン(黒)をぎゅっと抱き寄せて一緒に赤いハートに包まれる。
『ありがとうね』
「えへ。オレ、頑張ったよ」
『そうだね。格好良かった』
ぎゅっと抱き締めて微笑む。
これは確かに、心が満たされていくようだ。
「お姉ちゃんキスしてー!」
「嫌!」
マンホールから顔を覗かせたヌメモンがミミちゃんへ懇願するが、即座に可愛らしい笑顔で否定される。なんだかデジャブだ。
「相変わらずハッキリ言うなあ」
何だか可笑しくて、皆で声を上げて笑った。