画廊………夢小説と夢小説の絵

次に目が覚めた時、美味しそうな卵焼きとスープをもってきてくれました。
「あの、…」
「…どうした?」
「ごめんなさい。何も分からなくて…。こんなに良くしてくださるのに…何も出来なくて…。」
「…。確かに、何も分からないままでは、不便かもしれないですね。それでも全て話すのは精神の負担が大きい。数日はかかる。今すぐ全てとはいかないですが、僕の知ってることをできるだけ話しましょう。」
そう言って彼は私に食べるように促して、じっとこちらを見つめ、缶のお茶を飲みながら話はじめた。
「貴女は、生まれながらのスタンド使いだった。ずっと、自分の力が抑えられていた。抑圧された力により、貴女はいつ目覚めるか分からない状態だった。」
「だが貴女は、目覚めることが出来た。夢を見ていた。夢の内容は僕と過ごす事だった。
そして、現実でも同じように過ごした…。そして僕のスタンドを使い、目覚めさせる事が可能となった。…さて、後は、食後に話すとしましょう。一度に理解するには長い話だ…。ゆっくり休んでくれ。質問があればいくらでも話します。」