注意:ここからはオリジナルキャラが出てきたりします。
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露伴は、6時に起き、身支度し、その後朝食を作った。
半熟の目玉焼きに肉厚なソーセージを焦げる直前まで焼き、クレープ生地をもう一つのフライパンで焼いて、少し常温で粗熱をとり、焼き上がった具材を巻いて、ネタのメモを取りながらゆっくり食べた。
今書いてるのは自分の今の気持ちだ。それを書き連ね、自分が望むものを炙りだそうとしていた。
「承太郎さんにもう一度会いたい…。会って、僕は一体何を望む…のか。ふむ…この会いたい気持ちに偽りはない。それでも親しくなったのはここ最近、2日間のことだ。…っ分からない。」
露伴はしばらく沈黙し、考えながら、おかずクレープをもぐもぐと咀嚼する…。飲み込む。
承太郎さんの指の熱や、身体を舐めあげる姿を思い返して何もかもが昂ぶる。
「…ふ、…む」
「やはり、答えは出そうで出ない。」
コーヒーをのんで、頭をもう少し覚まそうと
露伴はカーテンをほんの僅かに開け窓も僅かに開けた。
そこにコーヒーを用意する。
読みかけの辞典を手に窓際の椅子に座った。その時
悪意に満ちた声を聞いた。
『「承太郎を殺してやる」』
露伴は、窓の向こう、カーテンの隙間、家の路地のゴミ箱からはっきりそう聞こえた。
歯を食いしばった声だ。
露伴は、カーテンをもう少し開け注意深くゴミ箱を見た。
しかし、ここからだとあまり見えない。
電柱にとまった雀が露伴のいる窓に一羽降り立った。
相手を確認しようと、見張ったが、なんの変化もない。
露伴は階下に降り外に出る。怪しい人物は、いない。ゴミ箱はゴミ箱だった。
だが一瞬一羽の雀が背後から露伴に襲いかかる。背中を引っかかれた。小さな雀だが異変を感じ直ぐにヘブンズドアを使う。
雀は紙となり散っていった。
「今のは…スタンドか?…本体は、何処にいる?!。」
しかし、人も、隠れそうな場所もない。
「……承太郎さんに報告…。」
しかし、振り返るとそいつは居た。背が小さく、大きな目がギョロギョロおよいでいた。
「ま、まってぼくは…あなたのファンです。」
「ファン?君が承太郎さんを殺してやると言ったんじゃないのか?」
「そんなめっそうもありま…ないですよ。」
「ぼくは…ただ、貴方のサインが欲しいんです。」
「…それなら、良い。だが君、ここで、変なものをみなかったか?あやしい人物とか…」
背の小さい男は首をふった。
「ふむ。君はぼくのファンと言ったな。サインをあげよう。ついでに仕事部屋も見て行くといい。」
「わかりやした。…は、ありがとうございます。」
そして家に上げた。
その瞬間、露伴はヘブンズドアで、そいつを気絶させ、読む。
だが、何も怪しいところはなかった。
ただの人だったようだ。
「違和感しかない。だがヘブンズドアは絶対に見破る。」
そいつの露伴に会った時の記憶を操作し、
そのまま帰した。
一連の事を、承太郎さんに話しをしようと、電話をかける。留守のようだ。露伴は、承太郎さんのいるホテルに向かった。