もう壁はない、お前の心に何が見える
チャイムがなる。ドアを開け、承太郎さんと顔をあわす。
「承太郎さん、ようこそ、僕の家です。」
「…1人で住んでるんだったな。きれいだ。この花、お前が世話してるのか?」
「ええ。そうです。」
そうして、玄関の中にお通しし、植えた花ばなの話しをし、居間に案内した。
露伴は、心臓の音が激しくなる中、なんとか会話をする。
「承太郎さんは、…かっこいいです。とても魅力溢れる人物です。」
「…そうか」
「ええ。漫画は、承太郎さんのおかげで進みました。本当はまだ誰にも見せてはいけないのですが、…ネタの提供者と言えば特別に見せても問題ないでしょう。良かったら見てください。」
「…わかった」
承太郎さんは原稿を受け取り、読み始めた。その間に、露伴は手作りのホールケーキを切り分ける。
その合間に承太郎さんの様子を見る。
しかし、目につくのは、承太郎さんの手、
指先、口元、服から覗く身体だった。
露伴は、自分の熱い身体に意識を向ける。
もう、いままで以上に、熱く、鼓動も限界だ。
露伴は、抑えもきかずじろじろと、承太郎さんの指を見た。あの指先が、昨日、僕の口の中に。もう、だめだ、立っていられない。
「あ、あの僕は少し用を思い出したので二階の仕事部屋にいます。」露伴はそう言うが早いか、階段に向かい二階の、部屋にきた。
座り込む。
身体の熱が治まらない。
露伴は、考えうるあらゆる事をためした。
自分の指先を口に咥え噛む、兆し始めた自分のものをどうにかしようと焦っていた。
服の上から触り、確認する。やはりたっている。
どうしてしまったんだ、僕は。
その時、部屋のドアが開いた。
「露伴…。具合はどうだ」
承太郎さんはトレイにケーキと、コーヒーを乗せている。
座りこんだまま見られたまま固まる露伴をよそに、承太郎さんは近くのゆかにトレイをおいた。
露伴は遅いだろうが手を自然に見えるようにゆっくり自分のものから手を離し、言った。
「あ、そ、その、フォークがいりますね、僕が取ってきます。」
「その必要はない、お前が食べさせてくれ」そう言うと、露伴の手を掴み、そのままケーキに突っ込ませる。
「な、」
腕から垂れるケーキを承太郎さんが、こちらを見ながら舌で絡めとった。「嫌ならやめるが」と言い、更に舐め取る。露伴はその舌を感じ、更に鼓動が上がる。熱い視線ももう、耐えられない。
「露伴、どうしてと思うだろうが、お前が俺を見て体を熱くさせて、隠れたくて、逃げて、そして何をしようとしていたか想像がつく。無理強いはしないつもりだが。前に言ったな。2度はないと。」
「な、なにをするんです」
「今は何を言った所でお前は信じないだろうそれが俺のお前への見解だ。」
ただ俺がする事を見ていろ。
そうすればお前の熱の理由がわかるはずだ。
そう、言って承太郎さんは残りのケーキを服の上から露伴にその指で這わせて、盛りつける。そして、露伴はためらいながらも拒絶はしなかった。
体が熱い。その、理由を承太郎さんは知っている。
「承太郎さん、ようこそ、僕の家です。」
「…1人で住んでるんだったな。きれいだ。この花、お前が世話してるのか?」
「ええ。そうです。」
そうして、玄関の中にお通しし、植えた花ばなの話しをし、居間に案内した。
露伴は、心臓の音が激しくなる中、なんとか会話をする。
「承太郎さんは、…かっこいいです。とても魅力溢れる人物です。」
「…そうか」
「ええ。漫画は、承太郎さんのおかげで進みました。本当はまだ誰にも見せてはいけないのですが、…ネタの提供者と言えば特別に見せても問題ないでしょう。良かったら見てください。」
「…わかった」
承太郎さんは原稿を受け取り、読み始めた。その間に、露伴は手作りのホールケーキを切り分ける。
その合間に承太郎さんの様子を見る。
しかし、目につくのは、承太郎さんの手、
指先、口元、服から覗く身体だった。
露伴は、自分の熱い身体に意識を向ける。
もう、いままで以上に、熱く、鼓動も限界だ。
露伴は、抑えもきかずじろじろと、承太郎さんの指を見た。あの指先が、昨日、僕の口の中に。もう、だめだ、立っていられない。
「あ、あの僕は少し用を思い出したので二階の仕事部屋にいます。」露伴はそう言うが早いか、階段に向かい二階の、部屋にきた。
座り込む。
身体の熱が治まらない。
露伴は、考えうるあらゆる事をためした。
自分の指先を口に咥え噛む、兆し始めた自分のものをどうにかしようと焦っていた。
服の上から触り、確認する。やはりたっている。
どうしてしまったんだ、僕は。
その時、部屋のドアが開いた。
「露伴…。具合はどうだ」
承太郎さんはトレイにケーキと、コーヒーを乗せている。
座りこんだまま見られたまま固まる露伴をよそに、承太郎さんは近くのゆかにトレイをおいた。
露伴は遅いだろうが手を自然に見えるようにゆっくり自分のものから手を離し、言った。
「あ、そ、その、フォークがいりますね、僕が取ってきます。」
「その必要はない、お前が食べさせてくれ」そう言うと、露伴の手を掴み、そのままケーキに突っ込ませる。
「な、」
腕から垂れるケーキを承太郎さんが、こちらを見ながら舌で絡めとった。「嫌ならやめるが」と言い、更に舐め取る。露伴はその舌を感じ、更に鼓動が上がる。熱い視線ももう、耐えられない。
「露伴、どうしてと思うだろうが、お前が俺を見て体を熱くさせて、隠れたくて、逃げて、そして何をしようとしていたか想像がつく。無理強いはしないつもりだが。前に言ったな。2度はないと。」
「な、なにをするんです」
「今は何を言った所でお前は信じないだろうそれが俺のお前への見解だ。」
ただ俺がする事を見ていろ。
そうすればお前の熱の理由がわかるはずだ。
そう、言って承太郎さんは残りのケーキを服の上から露伴にその指で這わせて、盛りつける。そして、露伴はためらいながらも拒絶はしなかった。
体が熱い。その、理由を承太郎さんは知っている。