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第1話

「ここが地球か」と、エレーナ。
「お姉さま、ここを侵略するのね。楽しそう」と、妹のシンシアが言う。
「幻術使いの我々の力、見せつけてやろう。シンシア」
「そうね」
「待っていろ。地球人ども」
 うさぎたちがすむ町に、新たな脅威が迫ろうとしていた。


「うさこ」
「なあに? まもちゃん」
「話があるんだ。いいかな」
「うん」
 衛はうさぎを連れ立って、カフェへと向かった。
 カフェで向かい合わせに座る2人。
「話って、何?」
「俺、もう一度アメリカに行こうと思ってる」
「え!?」
「前はギャラクシアに襲われて、行くことができなかったからな。改めてやり直したいんだ」
「まもちゃん……」
 うさぎが悲しげな表情を見せた。
「うさこ、今度は手紙を書くよ。必ず」
「約束してくれる?」
「ああ」
「わかった。まもちゃんが決めたことだもんね。頑張ってきてね」
「ありがとう うさこ。前みたいに、不安な思いはさせないよ」
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