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それが絶望の胎動であるのだとしても

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 その後彼らがどうなったのかは語る迄も無いが。
 邪竜がその妻と娘を、その永い生涯に渡って愛し続けたのは確かな事である様だ。

 今も尚、邪竜に囚われたかつての王女は、永劫に晴れぬ深い深い絶望の闇の中で、我が子を抱き締めているのかもしれない。




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