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「あったまいたい・・・」
久々に飲み過ぎた気がする。
デザインを手掛けた新コレクションの完成祝いに事務所のみんなと飲んで楽しくて飲み過ぎた。
窓から差し込む日差しの明るさに目がチカチカする。
酒に強い自分がこんなになるまで飲んだのはTDD時代酒を飲んだ寂雷に無理矢理焼酎を飲まされた時以来ではなかろうか。
「あ~、ヤな事思い出した」
飲み会の途中から記憶が曖昧で昨日どうやって帰って来たのかは分からないが、ちゃんと自宅に帰って来れたようだ。
パジャマもきちんと着ているし、隣に見知らぬお姉さんも寝ていない。
水を飲もうと寝室を出るとリビングからいい匂いがする。
帝統でも居るのか?
しかし、帝統は手の込んだ料理は作らないからそれは無いだろう。
知らぬ間にお姉さんを連れ込んでしまったのか・・・。
恐る恐るリビングへと向かうと、そこには見知らぬお姉さんではなくエプロン姿の僕の彼女が居た。
「な~んだ〇〇かぁ〜!びっくりしたぁ~!」
「乱数くん、おはよう」
「おはよ~!」
来てたんだ~、と抱きつけば僕の大好きな可愛い可愛い彼女の香り。
「知らないお姉さんでも連れ込んじゃったと思った?」
「う゛、あっはは~!そんな訳ないじゃ~ん!」
彼女の言葉が胸に刺さる。
彼女と付き合いだしてからは他のお姉さんと遊ぶのは控える様にしている。
だって大好きな彼女の泣き顔なんて見たくないし!!
(でも、付き合ってすぐの頃、酔っぱらった勢いで何回かお姉さんと遊んじゃった。)
彼女には言っていないけど勘のいい彼女の事だ、何となく察しているのだろう。
笑って誤魔化す僕を笑顔で見詰める彼女の目は笑っていない。
「ごめんね?」
「今日はちゃんと帰ってきてくれたので許します」
「ありがとっ」
「でも、本当に他のお姉さん連れ込んだら乱数ちゃんを殺して私も死ぬからね?」
彼女の目が本気過ぎてサァッと血の気が引く。
「な~んて、嘘ですけど・・・!」
殺意に満ちた彼女の顔が満面の笑みに変わって、幻太郎の口癖を真似して見せた。
「あっはは、笑えな~い・・・。でも気を付けるね」
「そうして下さい」
笑顔で答える彼女を見て、僕はとんでもないコを彼女にしてしまったのではなんて考えが頭を過った。
「ごはん出来たから座って待ってて?」
「うん」
ほっぺにキスをすれば恥ずかしそうに微笑む彼女が可愛くて彼女になら刺されてもいっか、なんて思いながらキッチンを後にした。(刺されない様にちゃんと気を付けるけどね!)
暫くして彼女がサラダや付け合わせと一緒に運んできたのは具材の入ったおかゆの様なもの。
「これなあに?」
「参鶏湯だよ」
「サムゲタン?」
「うん、韓国の薬膳料理。昨日飲み過ぎたみたいだし、お腹に優しい物の方がいいかなぁって」
なんちゃってだけどね、と彼女が笑う。
「うわぁ~!やっさしいね!」
いただきますと手を合わせて、熱々のそれをすくう。
「熱いからね、」という彼女の忠告を聞いてきちんとフーフーしてから口へと運んだ。
とろみの付いたスープは生姜やネギの味がしてお腹の中が暖かくなる。
じっくりと煮込まれた鶏肉は口の中でほろほろと解け、松の実がサクサクと食感にアクセントをあたえている。
シンプルで優しい味付けが飲み過ぎの身体に優しく染みる。
「うん、美味しい!」
これならいくらでもいけちゃうよ~、と言えば嬉しそうに微笑む彼女。
幻太郎が言っていたけれど人の細胞は三か月で入れ替わるらしい。
その原理から行くと、付き合い出してから毎日の様に彼女の料理を食べている僕の身体は既に彼女色に染まっているという事になる。可愛い彼女を僕色に染めていたつもりが、僕自身が彼女色に染まっていて彼女なしでは生きていけない気さえする。
胃袋どころか心まで完全に掴まれてしまった。
「全く、〇〇には敵わないなぁ~」
「ん?」
無意識なまでにこんな僕を虜にする君にいつか僕がどれだけ本気か思い知らせてあげなくちゃ。
その日まで君に主導権は握らせてあげる。
だけどちゃんと覚えていてね?
僕は君の事が、
「世界で一番大~好きだよ」
金曜日、飲み過ぎた日の参鶏湯
《材料(二人分)》
鶏手羽元 4本(お手軽に胸肉でも〇)
生姜 チューブの物5㎝
にんにく チューブの物0.5㎝位
長ネギ 20㎝
生米 大さじ二(もち米でやると本格的です)
水 800~1000㎖
鶏ガラスープの素 小さじ一
塩コショウ 少々
松の実 大さじ1(無くても〇)
《作り方》
① 長ネギを斜め切りにする。
② 炊飯器に材料を全て入れて炊飯スイッチをオン。水分量は800㎖で汁気が足りなければ炊き上がりにお湯を足して保温してもOK
③ 味を調えて完成。お好みでトッピングに糸唐辛子などを乗せても〇
・なんちゃって参鶏湯です。
・鶏肉がほろほろだったのは炊飯器のおかげ(乱数にはナイショ☆)
・お米の代わりに赤飯のおにぎりを食材炊飯後に入れてもとても美味しいです。
・ネギはぶつ切りにして炊飯後に取り出してもOKですが、取り出さずに美味しくいただくのがおすすめです。
久々に飲み過ぎた気がする。
デザインを手掛けた新コレクションの完成祝いに事務所のみんなと飲んで楽しくて飲み過ぎた。
窓から差し込む日差しの明るさに目がチカチカする。
酒に強い自分がこんなになるまで飲んだのはTDD時代酒を飲んだ寂雷に無理矢理焼酎を飲まされた時以来ではなかろうか。
「あ~、ヤな事思い出した」
飲み会の途中から記憶が曖昧で昨日どうやって帰って来たのかは分からないが、ちゃんと自宅に帰って来れたようだ。
パジャマもきちんと着ているし、隣に見知らぬお姉さんも寝ていない。
水を飲もうと寝室を出るとリビングからいい匂いがする。
帝統でも居るのか?
しかし、帝統は手の込んだ料理は作らないからそれは無いだろう。
知らぬ間にお姉さんを連れ込んでしまったのか・・・。
恐る恐るリビングへと向かうと、そこには見知らぬお姉さんではなくエプロン姿の僕の彼女が居た。
「な~んだ〇〇かぁ〜!びっくりしたぁ~!」
「乱数くん、おはよう」
「おはよ~!」
来てたんだ~、と抱きつけば僕の大好きな可愛い可愛い彼女の香り。
「知らないお姉さんでも連れ込んじゃったと思った?」
「う゛、あっはは~!そんな訳ないじゃ~ん!」
彼女の言葉が胸に刺さる。
彼女と付き合いだしてからは他のお姉さんと遊ぶのは控える様にしている。
だって大好きな彼女の泣き顔なんて見たくないし!!
(でも、付き合ってすぐの頃、酔っぱらった勢いで何回かお姉さんと遊んじゃった。)
彼女には言っていないけど勘のいい彼女の事だ、何となく察しているのだろう。
笑って誤魔化す僕を笑顔で見詰める彼女の目は笑っていない。
「ごめんね?」
「今日はちゃんと帰ってきてくれたので許します」
「ありがとっ」
「でも、本当に他のお姉さん連れ込んだら乱数ちゃんを殺して私も死ぬからね?」
彼女の目が本気過ぎてサァッと血の気が引く。
「な~んて、嘘ですけど・・・!」
殺意に満ちた彼女の顔が満面の笑みに変わって、幻太郎の口癖を真似して見せた。
「あっはは、笑えな~い・・・。でも気を付けるね」
「そうして下さい」
笑顔で答える彼女を見て、僕はとんでもないコを彼女にしてしまったのではなんて考えが頭を過った。
「ごはん出来たから座って待ってて?」
「うん」
ほっぺにキスをすれば恥ずかしそうに微笑む彼女が可愛くて彼女になら刺されてもいっか、なんて思いながらキッチンを後にした。(刺されない様にちゃんと気を付けるけどね!)
暫くして彼女がサラダや付け合わせと一緒に運んできたのは具材の入ったおかゆの様なもの。
「これなあに?」
「参鶏湯だよ」
「サムゲタン?」
「うん、韓国の薬膳料理。昨日飲み過ぎたみたいだし、お腹に優しい物の方がいいかなぁって」
なんちゃってだけどね、と彼女が笑う。
「うわぁ~!やっさしいね!」
いただきますと手を合わせて、熱々のそれをすくう。
「熱いからね、」という彼女の忠告を聞いてきちんとフーフーしてから口へと運んだ。
とろみの付いたスープは生姜やネギの味がしてお腹の中が暖かくなる。
じっくりと煮込まれた鶏肉は口の中でほろほろと解け、松の実がサクサクと食感にアクセントをあたえている。
シンプルで優しい味付けが飲み過ぎの身体に優しく染みる。
「うん、美味しい!」
これならいくらでもいけちゃうよ~、と言えば嬉しそうに微笑む彼女。
幻太郎が言っていたけれど人の細胞は三か月で入れ替わるらしい。
その原理から行くと、付き合い出してから毎日の様に彼女の料理を食べている僕の身体は既に彼女色に染まっているという事になる。可愛い彼女を僕色に染めていたつもりが、僕自身が彼女色に染まっていて彼女なしでは生きていけない気さえする。
胃袋どころか心まで完全に掴まれてしまった。
「全く、〇〇には敵わないなぁ~」
「ん?」
無意識なまでにこんな僕を虜にする君にいつか僕がどれだけ本気か思い知らせてあげなくちゃ。
その日まで君に主導権は握らせてあげる。
だけどちゃんと覚えていてね?
僕は君の事が、
「世界で一番大~好きだよ」
金曜日、飲み過ぎた日の参鶏湯
《材料(二人分)》
鶏手羽元 4本(お手軽に胸肉でも〇)
生姜 チューブの物5㎝
にんにく チューブの物0.5㎝位
長ネギ 20㎝
生米 大さじ二(もち米でやると本格的です)
水 800~1000㎖
鶏ガラスープの素 小さじ一
塩コショウ 少々
松の実 大さじ1(無くても〇)
《作り方》
① 長ネギを斜め切りにする。
② 炊飯器に材料を全て入れて炊飯スイッチをオン。水分量は800㎖で汁気が足りなければ炊き上がりにお湯を足して保温してもOK
③ 味を調えて完成。お好みでトッピングに糸唐辛子などを乗せても〇
・なんちゃって参鶏湯です。
・鶏肉がほろほろだったのは炊飯器のおかげ(乱数にはナイショ☆)
・お米の代わりに赤飯のおにぎりを食材炊飯後に入れてもとても美味しいです。
・ネギはぶつ切りにして炊飯後に取り出してもOKですが、取り出さずに美味しくいただくのがおすすめです。
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