「なんだよ」
喋る度に上下する彼の喉仏。
ひくりと動くそれはなんだか別の生き物みたいで触れてみたくなって思わず手を伸ばす。

触れた瞬間、彼の喉がひゅっと鳴って驚いた彼に腹パンされる。
「ぐぇっ」
「ぁ、悪りぃ‼︎⁉︎」
不意打ちを避けきれなかった私と咄嗟のことに手加減を忘れた彼。

「大丈夫か？」
「ゲホッ…うん、ごめん…私が悪かったね…、触ってみたくなっちゃって」
「いや、びびったわ…」
本当に驚かせてしまったのだろう。
彼の手は私の手をキツく束ねたままだった。
「ごめん」
「触るならちゃんと言え。覚悟が無いと手が出ちまう」
「え、怖っ…」

申告すればもう一度位触ってもいいというので、触りますと申告をして彼の喉仏に手を伸ばす…ふと、そこに噛み付いてみたいという衝動に駆られ伸ばした手を彼の肩に置いて喉仏に噛み付こうとすると、あと数センチの所でアイアンクローを決められる。
「オイッ⁉︎何すんだよ⁉︎」
「いたい、いたい！」
「馬鹿か‼︎何すんだお前！」
「美味しそうだなぁと思って…」
「お前の発想が怖いわ‼︎」
「…ダメ？」
「だ〜〜〜ッ‼︎もぅ💢お前なぁ💢」

彼女のおねだり顔に弱いので絆されて許しちゃう🐰（内心めっちゃビクビクしてるし噛まれた瞬間ゾワァ‼︎ってして無理だった）
結局、甘噛みされた瞬間に生命の危機を感じて彼女の頭引っ叩いちゃう🐰


‪「🐰はエッチの時いっぱい私の事噛む癖に💢」‬
‪「おまッ⁉︎それとこれとは話が違うだろう💢」‬
‪「違くないもん」‬

お互いに噛み癖のあるカップル可愛いよね…
大人なので跡は残らないように加減するけど、お互いにあぐあぐ噛む。
🐰は首・頸をよく噛む。独占欲が強い。
（噛み癖があるのは本人はほぼ無自覚だったけど、付き合い出してすぐの頃に🚺の首元に散った赤に「童貞かよ…」って反省してからは跡を残さないように一応努力はしてる。）

🚺は跡を残したいとかじゃなくて愛情表現がちょっと変なのでがぶがぶしてくる。（動物的）腕とか筋肉に噛み付いてみたりするけど、最近は喉仏に興味津々。