「じゅうとさッ、りおーさんが‼︎」
責任を感じているのか🐰の腕の中でぐすぐす泣いている彼女ちゃん。
🐰「理鶯なら大丈夫だ。とりあえず落ち着け」
「だってッ…！」
彼女の背中をさすってなんとか落ち着かせようとする🐰。
🐦「〇〇、怪我はないか？」
「ぐすっ…、はい…」
🐦「それならば良かった。〇〇、小官は軍人だ。そんなに心配しなくても大丈夫だから泣き止んではくれないか？」
「ぅう〜〜、でもぉッ！」
無事な方の腕で彼女を抱き寄せてぽろぽろと涙を流す彼女の瞳に口付ける。


病院に行って処置をしてもらった後、そのまま森に帰ろうとするから彼女と🐰で止めて近くにある🐴の家というかセーフハウスに泊まる事になった。

床で大丈夫だと言い張る🐦を怪我人なんだからベッドに寝ろってベッドに寝かせて家を出て行く🐴（🐦に怪我を負わせたモブをシメに行った）

せっせと看病する彼女と仕事の電話が掛かってきてしまい長電話している🐰。
🐰が電話を終えると彼女はリビングに戻って来ないし…まさか…と思いそっとベッドルームのドアを開けると

🐦「銃兎か…」

🐦の横たわるベッドの横でベッドにもたれかかってすやすや寝てる〇〇ちゃん

🐦「〇〇も疲れていたのだろう」
🐰「にしてもここで寝落ちるか普通…」
🐦「ベッドに寝かせようと思ったのだが、生憎手が塞がっていてな…銃兎、手伝ってくれるか？」

🐦の左手は包帯でぐるぐる巻き、無事な右手は彼女が握り締めている。

🐰「手伝うってどうするんですか？」
🐦「幸いこのベッドは大きい。2人寝ても十分な広さがある」
🐰「…わかりましたよ」
🐦「〇〇に手を出すつもりはないから安心してくれ…それとも銃兎も共に寝るか？」

薄く笑いながら三人でも寝れるだろう、と言うからそれを丁重に断り、彼女を抱き上げて🐦の横に寝かせる。
抱き上げてもまったく起きる気配はなく🐦の横ですやすや寝息を立てる彼女を無防備なヤツ…と思いながら彼女の頰にキスを落として寝室を後にする。

🐰「私はリビングのソファーで寝ますので何かあれば呼んでくださいね」



深夜に疲れ切った🐴が帰ってきて、シャワー浴びてから寝室に直行する。

🐦「…左馬刻、帰ったのか」
🐴「おー、起きてたのかよ。調子はどうだ？」
🐦「まずまずだな」

🐴「そーかよ」
ボスッと彼女の横に寝そべる🐴。
〇〇の腰に腕を回して、〇〇の頸に顔を埋めてそのまま眠ってしまう。



「ん……、」
🐦「〇〇、起きたか」

「え！りおーさん？あれ、私…ッ」
🐦「眠っていたぞ、疲れていたのだな…」
「そんな、ごめんなさい……って、へ⁉︎左馬刻さん⁉︎⁉︎」
🐴「ン〜〜…」
腰に巻き付いた🐴の腕に驚いてあわあわする〇〇をなだめる🐦。
🐦「深夜に疲れ切って帰って来た所だ。もう少し休ませてやってくれ」
「えぇ〜ッ、わかりましたけど…ひゃ‼︎くすぐったい…！」
寝惚けているのかグリグリと頭を彼女に押し付ける🐴


🐰「お前らいい加減起きやがれ‼︎」


フライパンとおたまを装備したオカンのテンプレートみたいなスタイルで3人を起こしにくる🐰。

いつもご飯は🐦と〇〇（時々🐴）が作るけど起きてこないので、慣れない朝食作りを頑張った🐰のメニューはトーストと目玉焼き（🐰のだけ黄身が割れている）と4本足のタコさんウインナー（ちょっと焦げている）と千切っただけサラダ。あとジャムとヨーグルトなどなど…

彼女が「え！すご〜い‼︎モーニングプレートみたい！」ってはしゃぐから🐰は誇らし気。
（褒めて伸ばすのが上手な〇〇ちゃん）