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彼女は彼の宝物
彼が自分の身を呈して守った大事な女の子
なによりも強い絆が二人を結ぶ。
ある日、彼の宝物が言った。
「私、もうおにいちゃんに守られなくても生きていけるよ」
彼は真紅の瞳をまあるくしてただジッと黙っていた。私もただそんな二人を見詰める事しか出来なかった。
一瞬の沈黙が永遠のように感じた。
やがて、固まったままの私達を見詰める彼とお揃いの真紅の瞳が満足気に細められて、彼女の美しい手が私のお腹をやさしく撫でる。
「早く出ておいで、素敵なパパとママが待ってるよ」
目頭がじんわりとあつくなった。
「おにいちゃん、次は二人を守ってあげてね」
絶対に離しちゃダメだよ、その声は彼と同じやさしくて強い人の声だった。
「当たり前だ」
笑い合う、二人の真紅の瞳が強くやさしく燃えていた。
彼が自分の身を呈して守った大事な女の子
なによりも強い絆が二人を結ぶ。
ある日、彼の宝物が言った。
「私、もうおにいちゃんに守られなくても生きていけるよ」
彼は真紅の瞳をまあるくしてただジッと黙っていた。私もただそんな二人を見詰める事しか出来なかった。
一瞬の沈黙が永遠のように感じた。
やがて、固まったままの私達を見詰める彼とお揃いの真紅の瞳が満足気に細められて、彼女の美しい手が私のお腹をやさしく撫でる。
「早く出ておいで、素敵なパパとママが待ってるよ」
目頭がじんわりとあつくなった。
「おにいちゃん、次は二人を守ってあげてね」
絶対に離しちゃダメだよ、その声は彼と同じやさしくて強い人の声だった。
「当たり前だ」
笑い合う、二人の真紅の瞳が強くやさしく燃えていた。