急な雷雨に降られた🐴
雷嫌いな彼女の事を思ってびしょ濡れになりながら帰宅。
慌てて帰るもリビングは真っ暗だし、寝室か？と思って寝室を覗くとお布団に包まってすやすやと眠る彼女ちゃん…
雷が鳴っている事も彼が帰ってきた事さえ気付かず無防備に寝ているから思わず起こす。
「おい、起きろ」
「…んぅ、さまとき？」
ごめん寝てた、窓の外で雷が鳴ったがびくりと肩が揺れただけで怯える様子はない。
「お前、雷苦手じゃなかったか？」
「え？」
「前に『雷怖いからそばにいて』って甘えてきたじゃねぇか」
「覚えてくれてたの？でも…あれは左馬刻が夜遅くに出掛けちゃうのが寂しかったから言っただけで…ごめんね？」
「はぁ⁉︎ンだよそれ！」
「なんで怒るの！…どうせ私は虫も雷も怖くない可愛げのない女ですよ」
ぷくぅ、と頬を膨らませてそっぽを向く彼女。
（素直に甘えりゃいいものを…まぁ、そこも引っ括めて好きなんだけどな…）
と、思いつつ言葉にはしない🐴
びしょ濡れの🐴に抱き締められて濡れちゃった彼女を連れて一緒にお風呂に入って、クーラーの効いた部屋でくっ付いて眠る。