2️⃣
夢小説設定
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オリオン座が淋しく輝く澄んだ夜空は何処までも黒く遠くまで広がっている。
待ち合わせ場所まで息を切らして駆けていく。
吐き出した息が白くなるくらいの寒さだった。
「二郎、ごめん!待ったよね…」
「いや、俺も今来たとこ!全然待ってねぇよ」
色違いの瞳は弧を描いて笑う。
差し出された手はひんやりと冷たくて彼の下手くそな嘘はすぐにバレてしまう。
「何笑ってんだよ」
不思議そうな顔をする、彼の見た目に反して穴の開いていない耳朶に触れる。
「耳、真っ赤」
「〇〇も真っ赤だぞ」
彼の冷たい指先が私の耳朶に触れてくすぐったくて身をよじる。
「温かいものでも食べようか」
「いいな、鍋とか?」
「あ〜、いいね!」
「「あ、」」
「明けましておめでとう」
「今年も宜しくお願いします」
そういえば言ってなかったね、なんて笑いあって、繋いだ手から2人の体温が交じり合って少しずつ暖かくなっていく。
そんな気がした。
待ち合わせ場所まで息を切らして駆けていく。
吐き出した息が白くなるくらいの寒さだった。
「二郎、ごめん!待ったよね…」
「いや、俺も今来たとこ!全然待ってねぇよ」
色違いの瞳は弧を描いて笑う。
差し出された手はひんやりと冷たくて彼の下手くそな嘘はすぐにバレてしまう。
「何笑ってんだよ」
不思議そうな顔をする、彼の見た目に反して穴の開いていない耳朶に触れる。
「耳、真っ赤」
「〇〇も真っ赤だぞ」
彼の冷たい指先が私の耳朶に触れてくすぐったくて身をよじる。
「温かいものでも食べようか」
「いいな、鍋とか?」
「あ〜、いいね!」
「「あ、」」
「明けましておめでとう」
「今年も宜しくお願いします」
そういえば言ってなかったね、なんて笑いあって、繋いだ手から2人の体温が交じり合って少しずつ暖かくなっていく。
そんな気がした。