2️⃣
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高校に入ってはじめたハンバーガーショップでのバイト。
オーダーを取ってその商品を出して、バカな俺でも頑張って覚えられる仕事。
最初の頃は苦手だった営業スマイルも大分慣れた。
「いらっしゃいませ〜、お待ちでしたらこちらでどうぞ〜!」
俺のレジに来たのは黒髪ロング、黒セーラーの如何にも清楚系って感じの女子高生。
一緒にいるギャルっぽいコ達とは違う可憐な様はまるでラノベのヒロインみたいだ。
なんつーか、めちゃくちゃタイプ。
「えっと…」
さらりと垂れた黒髪を耳にかける。
その仕草さえ可憐でドキッとする。
露わになった小さな耳にはピアス。
ひとつとかじゃなくて軽く7個は開いている。しかもインダストリアルまで…。
違う種類のドキッ、に思わず驚きの声が漏れそうになって背筋を正す。
見ないように…と思っても視線は彼女のピアスに行ってしまう。
「このセットひとつと、オレンジジュース」
「ただ今サイドメニューの増量キャンペーンを行っていますがいかがでしょうか?」
「じゃあ、お願いします」
「かしこまりました。680円です。ポイントカードお持ちですか?」
「あー、えっと持ってたハズ…あった。お願いします」
「かしこまりました」
少し舌ったらずな彼女の喋り方。
小さな口から時折覗く舌の上にキラリと光る銀の玉が見えた気がした。
(あれって舌ピか?)
彼女の口元から目が離せない。
「こちらで少々お待ちください」
「はい」
にこりと笑う彼女。
注文を済ませた友人とレジの横で談笑している。オーダーの品が出る間、俺の視線は彼女に釘付けだった。
ふと彼女と視線がぶつかって、俺を見て微笑んだ彼女がちらりと舌を出す。
小さくて真っ赤な舌の上で唾液に濡れてテラテラと照る銀の粒。
心臓がばくばくと速くなる。
「山田くん!セット持ってって!」
店長に怒られ、慌ててセットのハンバーガーとオレンジジュースをカウンターに出す。
「お、お待たせしました…!!」
「ありがとうございます」
小首を傾げて微笑んだ彼女の視線が妙に色っぽくて、その日のバイトがズタボロだったのは忘れてしまいたい。
オーダーを取ってその商品を出して、バカな俺でも頑張って覚えられる仕事。
最初の頃は苦手だった営業スマイルも大分慣れた。
「いらっしゃいませ〜、お待ちでしたらこちらでどうぞ〜!」
俺のレジに来たのは黒髪ロング、黒セーラーの如何にも清楚系って感じの女子高生。
一緒にいるギャルっぽいコ達とは違う可憐な様はまるでラノベのヒロインみたいだ。
なんつーか、めちゃくちゃタイプ。
「えっと…」
さらりと垂れた黒髪を耳にかける。
その仕草さえ可憐でドキッとする。
露わになった小さな耳にはピアス。
ひとつとかじゃなくて軽く7個は開いている。しかもインダストリアルまで…。
違う種類のドキッ、に思わず驚きの声が漏れそうになって背筋を正す。
見ないように…と思っても視線は彼女のピアスに行ってしまう。
「このセットひとつと、オレンジジュース」
「ただ今サイドメニューの増量キャンペーンを行っていますがいかがでしょうか?」
「じゃあ、お願いします」
「かしこまりました。680円です。ポイントカードお持ちですか?」
「あー、えっと持ってたハズ…あった。お願いします」
「かしこまりました」
少し舌ったらずな彼女の喋り方。
小さな口から時折覗く舌の上にキラリと光る銀の玉が見えた気がした。
(あれって舌ピか?)
彼女の口元から目が離せない。
「こちらで少々お待ちください」
「はい」
にこりと笑う彼女。
注文を済ませた友人とレジの横で談笑している。オーダーの品が出る間、俺の視線は彼女に釘付けだった。
ふと彼女と視線がぶつかって、俺を見て微笑んだ彼女がちらりと舌を出す。
小さくて真っ赤な舌の上で唾液に濡れてテラテラと照る銀の粒。
心臓がばくばくと速くなる。
「山田くん!セット持ってって!」
店長に怒られ、慌ててセットのハンバーガーとオレンジジュースをカウンターに出す。
「お、お待たせしました…!!」
「ありがとうございます」
小首を傾げて微笑んだ彼女の視線が妙に色っぽくて、その日のバイトがズタボロだったのは忘れてしまいたい。