ブックマンJr.の結婚

舞台は架空現代。冷酷な観測者×従順な女。
制度に縛られた縁談が、今始まる——!
〝なるべく〟クールにドS時々可愛いに振り切りたい。頑張って書く。

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目次

  • 第1章

    ブックマンJr.——観測者として世界を記録する男。
    一年前から続く縁談は、未だに決まらない。
    制度に従い、笑顔を振りまき、テレビでは“若き知性”として語る彼。
    だがその裏で、大真柱は静かに動いていた。
    「制度は個人より長生きする」
    そう語る彼の言葉と同時に、
    一族の末端に生きる女へ、無慈悲な通知が届く。
    選ばれたのは、偶然か、消去法か。
    これは、
    自由が“形式上”存在する世界で始まる縁談の物語。

    天儀院▶︎星回りなど、占い系。
    大真柱▶︎ブックマン一族の本部。どこにあるかは不明。
    鈴木▶︎主の苗字
    リンク▶秘書
    ルシア(ナーガ)▶ズーグル古書堂店主(一族)

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  • 第2章 NEW

    百人目の縁談相手として現れた女と、一族の決定に従い、ラビは義務的なデートを重ねていく。記録する者として、観測する者として、彼はいつものように相手を見極めるはずだった。
    だが、完璧に整えられた候補者たちとは違い、主はどこまでも不器用で、静かで、奇妙なほど変わらない。
    社交の毒にも、上流の値踏みにも、呪物の気配にも、彼女は彼女のままそこにいる。
    やがて三度目のデートで、地下オークションに眠っていた怪異が目を覚ます。
    回収するラビ。
    祓う神田。
    そして、何も知らないまま“見抜いてしまう主。
    観測者だったはずの男は、いつしか記録の外にいる彼女へと揺らぎはじめる。
    制度に選ばれた縁談は、まだ恋ではない。
    しかし、ラビの中で何かが確かに変わり始めていた。

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