おばちゃんエクソシストの成長
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第2話
「――ねえ、トシコ、報告が終わったらお風呂行かない? お風呂の後に報告書一緒に書こうよ」
任務を終えて教団に帰還した直後、リナリーがそんな可愛らしい提案をしてくれた。
女の子(?)同士、お風呂で温まりながらお喋りなんて、本来なら喜んで飛びつくお誘いだ。
だが、トシコはブカブカの団服の襟を軽く正しながら、すまないねぇという顔で笑った。
「あー、悪いね嬢ちゃん。報告は嬢ちゃんに頼んでいいかい? 私、行きたいところあってねえ」
「そっか……無理しないでね」
リナリーは少し心配そうに、トシコの意思を尊重して笑顔で見送ってくれた。
転移装置から出たところで、キャンパー顔負けの巨大リュックをサポートの団員に手際よく手渡すと、トシコは一人、目的の場所へと歩き出す。
「どれどれ、けが人を治してくるかねえ……誰も怪我してないといいんだけどねぇ…」
彼女が向かったのは、自分の部屋でも、お風呂でも、食堂でもない。
血と消毒液の匂いが立ち込める医務室だった。
医務室の扉を開けると、そこはまさに戦場の延長線上のような修羅場だった。
他の前線から戻ってきた傷病者でベッドはすべて埋まり、床にまで呻き声を上げる者が溢れている。
看護師や医療班の人手は完全に足りておらず、てんてこ舞いだ。
「トシコさん……!?」
ボロボロのブカブカ姿で現れたトシコに、医療班のひとりが気づいて声を上げる。
「はいはい、そこどいておくれ! 看護師さんも、そんなに慌てんじゃないよ。私が来たからには、もう大丈夫だからね」
トシコは自分の連戦の疲れや、ペコペコに凹んだ胃袋の悲鳴を完全に頭の外へ放り出した。
一歩、重症患者のベッドへ近づく。
そこにいたのは、腹部を大きく引き裂かれ、今にも息が絶えそうな、まさに虫の息のファインダーだった。
「……痛いねぇ、辛いねぇ。よく頑張って帰ってきたよ。もう大丈夫だからね」
トシコはそのお母さんのような温かい手を、男の子の傷口にそっと添えた。
「イノセンス発動」
次の瞬間、トシコの手のひらから、すべてを包み込むような聖なる光が溢れ出す。
イノセンス『ピエタ』の能力――それは、対象の傷や苦痛を吸い、トシコ自身の肉体で浄化する力。
「……う、ぐぅっ……!」
傷が塞がっていくファインダーと対照的に、トシコの顔が苦悶に歪んだ。
今にも死にそうだった人間の、その凄まじい激痛と絶望が、光の奔流となってトシコの心臓へと直接流れ込んでくる。
心臓がドクンと大きく波打ち、全身の血管が焼き切れるような痛みが走る。
「トシコさん! もうやめてください! あなたのキャパを超えている、心臓に負担がかかりすぎて――」
「黙っておくれ……! まだ、まだ残ってるだろうが……!」
トシコはガタガタと膝を震わせながら、絶対に手を離さなかった。
激痛で視界がチカチカと明滅する。
それでも、目の前の命を救うため、押し寄せる痛みの波をド根性で自身の体内に吸い込み、浄化し続ける。
「……ふぅ、……よし。次、次の人……っ」
ようやく一人を救い、息も絶え絶えに次のベッドへ向かおうとした――その瞬間だった。
限界を超えたトシコの身体から、一気に血の気が引いていく。
「トシコさん!?」
看護師たちの悲鳴のような声を遠くに聞きながら、トシコの意識は鉛のように重く、深い闇の底へと沈んでいった。
痛みと疲労の限界。
トシコはそのまま、医務室の床に倒れ込み、気絶した。
❄︎ ❅ *. ❅ ✥ ✣ ✤
――ウゥゥゥゥゥーーーーーーーッ!!!!
――ウゥゥゥゥゥーーーーーーーッ!!!!
「っ……!?」
鼓膜を激しく突き刺す、けたたましい音が医務室に響き渡った。
それは、教団全体に危機を知らせる、最も不吉な『緊急警報』のサイレンだった。
激痛の余韻が残る身体のまま、トシコは意識を強制的に引き戻され、ガバッとベッド(看護師たちが運んでくれたのだろう)から飛び起きた。
「なんの音だい!?」
周囲の医療班も一斉にパニックに陥り、窓の外を確認している。
『――緊急警報。緊急警報』
『本部正門にて、AKUMA反応に類似する黒判定を確認』
『正門守衛システム、侵入者を危険対象と認定』
『正面入口周辺の職員は、直ちに退避してください』
『戦闘可能なファインダーは防衛配置へ』
『エクソシストは速やかに正門へ急行してください』
『繰り返します』
『本部正門にて、黒判定反応』
『これは訓練ではありません』
「AKUMA!? 教団にAKUMAが来たっていうのかい!?」
まだ身体は鉛のように重く、心臓は脈打つたびに痛む。
けれど、おばちゃんの目に宿った戦士の炎は消えていない。
ブカブカの団服のズボンをギュッと握り締め、トシコはベッドから床へ足を下ろした。
「こりゃあ、寝てる場合じゃないね……! みんなは無事かい!?」
教団の歴史上、滅多に鳴ることのない最悪のサイレン。
教団本部に鳴り響いた最高警戒のアナウンス。
医務室のベッドで寝込んでいたトシコは、慌てて飛び起き、ブカブカになったズボンをずり落ちないよう片手で必死に掴みながら、正門へと続く道を猛ダッシュで駆け抜けた。
心臓の痛みを気合でねじ伏せ、ホールへと飛び込んだトシコ。
だが、辿り着いた先でトシコが見たのは、戦闘の痕跡ではなく……ホール中央に集まった教団メンバーの姿だった。
すでに騒ぎは終わっていた。
コムイにリーバー、神田、そしてリナリーが、何やら一人の少年の周りを囲んで談笑している。
「……あれ? AKUMAは? もうやっつけちまったのかい?」
トシコの間の抜けた声に、全員の視線が一斉にこちらへ向く。
そして、その視線の先――教団メンバーのど真ん中に、見たこともない白い髪の少年が一人、心細そうに立っていた。
「ちょっと待っておくれ……! この子、この子がAKUMAなのかい!?」
トシコの素朴な疑問に、コムイが苦笑いしながら首を横に振る。
「違うよ、トシコくん。彼はアレン・ウォーカー。今日から教団の仲間になった、君と同じエクソシストさ」
「仲間ぁ!?」
その言葉を聞いた瞬間だった。
長旅の疲労、門前での緊迫感、そしてようやく気が抜けた安心感の限界を迎えたのか、少年の意識がフッと遠のき、その場にバタッと倒れそうになったのだ。
「危ないよ、僕!」
トシコは本能的に体を張って、少年の元へと滑り込んだ。
――が、猛ダッシュからの急停止に、少しズレ下がっていたズボンの裾を自身の足が踏んづけてしまった。
「あっ、ひぎぃっ!?」
おっとっと、と派手にバランスを崩し、ダイナミックにすっ転びそうになるトシコ。
しかし、おばちゃんの反射神経がここで奇跡の軌道修正を魅せる!
ズサァァァーーーッ! ガシッ!!
「ふぎゃあ~の着地!!」
変な技名を叫び、床に激しく尻もちをつきながらも、トシコの両腕は、倒れ込んできた少年を空中で見事にガシッとキャッチした。
結果。
トシコは床にベタッと開脚して座り込んだ姿勢のまま、そのお股(膝の上)の間に、少年の体をすっぽりと抱っこするような形で着地してしまったのである。
おばちゃんの聖域(お股)に、少年がジャストフィットで埋まるという、なんとも言えない熟女系ラッキースケベ(?)が発生した瞬間だった。
少年の顔はトシコのブカブカの胸元にうずくまり、トシコはガニ股のまま少年の細い肩を抱きかかえている。
「「「……………………。」」」
神田の「……何やってんだあのババアは」と言いたげな、冷え切った視線が刺さる。
トシコの腕の中で、気を失いかけていた少年――アレンの長い睫毛がピクリと動いた。
アレンは薄く目を開け、目の前にあるトシコの温かい胸元を見上げ、消え入りそうな声で、ぽつりと呟いた。
「……お腹が、空きました……」
その一言は、トシコの中に眠っていた“腹を空かせた子どもを放っておけない本能”の導火線に、見事なまでに火を点けた。
「きゃーーーーーっ!! なんて可愛いんだいこの子はァァァーーー!!!」
アレンの破壊力抜群のひもじい一言に、トシコのハートは完全に消し炭にされた。
トシコはアレンの細い体をこれでもかとギュッと抱きしめると、自分の頬をアレンの白い頭に押し付け、グリグリと力いっぱいこすりつけた。
「よしよしよし! よく頑張ってここまできたねぇぇ! 可哀想に、お腹が空いたんだね! おばちゃんがね、今すぐジェリーのところに連れてって、牛一頭分くらい食わせてあげるからねぇぇーーー!!」
「ふぐっ、……あ、あの、苦し……っ」
おばちゃんの抱擁とグリグリの刑に、今度こそリアルに窒息しかけるアレン。
「アハハ、トシコ、落ち着いて! アレンくんが死んじゃう!」
リナリーが慌てて止めに入る中、神田はフンと鼻を鳴らしてホールを出て行こうとする。
「チッ……うっとうしい。馴れ合いやがって」
「何言ってるんだいポニテ魔人! あんた、こんな可愛らしい子相手に本気で刀抜いたんじゃないでしょうね!?」
神田はフンと鼻を鳴らしてホールを出て行こうとする。
「兄ちゃん!?」
とトシコはジロリと鋭い視線を向けた。
歩みを止めかけた神田の背中が、ほんの一瞬だけピクリと強張る。
「…………」
神田は振り返りもしない。
ただ、形の良い眉を不機嫌そうに跳ね上げ、フイッと顔を背けた。
いつもなら即座に「黙れババア」と言い返してくるところだが、今回ばかりは完全なる無言。
そのあからさまな沈黙こそが何よりの証拠だった。
トシコが「まさか……」と思って周囲を見回すと、リーバー班長をはじめとする科学班の面々は一斉に目をそらし、バツが悪そうに頬を掻いている。
リナリーも困ったように苦笑いを浮かべ、コムイに至っては「いやぁ、ね?」とでも言いたげに、完全に「その通りだよ」と顔で肯定していた。
トシコ以外の全員が、門前で神田がアレンに向けて本気で『六幻』を抜いた現場の目撃者だったのだ。
「まーったく、しょうがないねえ……」
周囲の無言の証言を察し、トシコは呆れたように息を吐いた。
AKUMA侵入のサイレンが鳴り響いたのだから、教団の剣である神田が即座に武器を抜いて防衛に走るのは当然のこと。
彼が悪いわけではないと分かっているからこそ、トシコはそれ以上神田を追及せず、お股の間に抱え込んだアレンの頭を優しく撫でた。
「あの子はね、ちょっと口と態度が悪いだけで、根は悪い奴じゃないんだよ。驚かせて悪かったねぇ、許しておくれよ」
背後からのオカンのフォローに、ホールの出口付近で神田がピクリと耳を動かす。
自分の本質を見透かされている気まずさからか、神田は今度こそ「……チッ」と苦々しく舌打ちを響かせ、長いポニーテールをイライラと揺らしながらツカツカと早足で去っていった。
「は、はい……っ! だいしょぶです……じゃなくて、大丈夫です……っ!」
トシコの腕の中で、アレンが急に裏返った声を上げた。
優しい言葉をかけられて緊張の糸が切れたのも束の間、アレンは今、自分が見ず知らずのおばちゃんのお股の間にすっぽり収まってホールドされているという、あまりにも奇妙で恥ずかしい状況にようやく気がついた。
おばちゃんの太ももに挟まれ、顔のすぐ目の前にはブカブカの団服の胸元がある。
「あの、あの、それよりも、あの……ちょっと体勢が、その……すごく、恥ずかしいと言いますか……っ!」
みるみるうちに顔を真っ赤に染め、借りてきた猫のように体をカチコチに硬くしてワタワタするアレン。
15歳の少年には刺激(?)が強すぎたらしい。
そのピュアで初々しい反応を見た瞬間――。
「きゃーーーーーっ!! なんなんだいこの可愛い生き物はァァァーーー!!!」
トシコの母性本能がふたたび大爆発を起こした。
その声量に、周囲にいた科学班の面々がびくりと肩を跳ねさせる。
「な、なんだ!?」
「今度は何の警報!?」
「いえ、トシコさんの母性です!」
「母性でこの音量出るの!?」
混乱する科学班をよそに、トシコは真っ赤になって固まっているアレンの肩をがしっと掴んだ。
「ちょっとあんた! そんな顔するんじゃないよ! そんな初々しい顔されたら、おばちゃんの心臓がもたないだろうが!」
「え、えっと……す、すみません……?」
「謝らなくていいんだよぉぉ! 謝る子ほど飯を食わせたくなるんだからねぇぇ!」
「理屈が分からない……!」
リーバーが小声で呟いた。
だが、トシコは聞いていない。
アレンの体勢を慌てて直し、ブカブカの団服の胸元を片手で押さえながら、もう片方の手で彼の背中をぽんぽんと叩く。
「はいはい、まず落ち着く! 深呼吸! 吸って、吐いて! 若い子がそんなに縮こまってたら、胃まで小さくなっちまうよ!」
「あ、ありがとうございます……」
「お礼はいいから、まず食べな! あんた、顔色が悪い! 肩も細い! 目も疲れてる! しかも第一声が『お腹が空きました』だなんて……!」
そこでトシコは、ぐっと拳を握りしめた。
「おばちゃんの守備範囲ど真ん中じゃないかい!!」
「守備範囲……?」
アレンが困ったように瞬きをする。
リナリーはその様子を見て、口元を押さえながら笑いをこらえていた。
「トシコ、アレンくん困ってるよ」
「困ってる顔も可愛いんだよ、嬢ちゃん!」
「ふふ、でも少し離してあげて。アレンくん、まだ状況が分かってないと思うから」
「そうだったね!」
トシコはハッとして、ようやくアレンを少し解放した。
その瞬間、アレンはほっと息をつく。
けれど、完全に手を離すわけではない。
トシコは、倒れないようにアレンの背中へしっかり手を添えたままだった。
「私はトシコ。ベテランに見えるだろうが、ここでは一番のペーペーだよ」
「あ、はいっ!僕はアレン・ウォーカーと言います。よろしくお願いします」
「はいよろしく。ボクちゃん、立てるかい?」
「ぼ、ボクちゃん……?」
「兄ちゃんぐらいの歳の子はみんなボクちゃんだよ」
「で、でも、僕はアレンで──」
「ボクちゃん」
有無を言わさない圧のあるおばちゃんの笑顔の横で、コムイは眼鏡の奥からアレンをじっと観察していた。
黒判定を受けて騒ぎになった少年。
異常な左腕。
しかし、クロス元帥からの推薦状がある。
そして、それ以上に、トシコの勢いが異常だった。
「トシコくん」
コムイが穏やかな声で呼びかける。
「その子については、いくつか確認しなきゃいけないことがある。まずは――」
「室長」
トシコは真顔で振り返った。
「なんだい?」
「確認は大事だよ。そりゃ分かってる。だけどね」
トシコはアレンの肩をそっと支えながら、きっぱりと言った。
「腹が減ってる子に、長話は酷ってもんだよ」
その言葉に、皆がざわついた。
「たしかに……」
「空腹時の聴取は効率が落ちますしね」
「血糖値の問題もあります」
「妙に正論を混ぜてくるなぁ」
コムイは苦笑した。
リナリーはそんなトシコを見て、やさしく微笑む。
「兄さん、少しだけ食堂に連れて行ってあげてもいいんじゃない? アレンくん、本当にお腹が空いてるみたい」
「リナリーがそう言うなら、もちろん検討するよ!」
「室長、妹基準が露骨です」
リーバー小声で言った。
コムイは聞こえなかったふりをした。
トシコは勝ち誇ったように、ふんすと胸を張る。
「ほら見な! 嬢ちゃんもこう言ってる! まずは飯! 検査も質問も、そのあとだよ!」
「ただし、勝手に連れ回すのは駄目だよ」
コムイが人差し指を立てる。
「科学班を何人かつける。リナリーも一緒に。彼から目を離さないこと」
「もちろんだよ! おばちゃんの目は節穴じゃないことを証明してやるさ!」
「さっきズボン落としてた人の台詞とは思えない……」
「誰だい今言ったの!」
科学班が一斉に視線を逸らした。
アレンは、そのやり取りをぽかんと見上げていた。
警戒されると思っていた。
責められると思っていた。
刃を向けられ、拒まれ、追い返されるかもしれないと思っていた。
けれど今、目の前の女性は彼を見て、ただ本気で心配している。
そのことが、少しだけ信じられなかった。
「……あの」
アレンが小さく声を出す。
トシコはすぐに顔を覗き込んだ。
「どうしたんだい? 気持ち悪い? 痛い? 眠い? それとも、もっとお腹空いた?」
「い、いえ……その……」
アレンは少し迷ってから、困ったように笑った。
「ありがとうございます」
その一言に、トシコはまた胸を押さえた。
「……っかぁぁぁぁ!!」
「トシコ!?」
「嬢ちゃん、見たかい!? 今の! この子、お礼が言えるよ! こんなにボロボロなのに、お礼が言えるよ!」
「うん、聞こえたよ」
「だめだよぉぉ! こんなの放っておけるわけないだろぉぉ!!」
トシコはまたアレンを抱きしめかけたが、リナリーがすかさず止めた。
「トシコ、優しくね。アレンくん、さっき苦しそうだったから」
「そうだった! ごめんよ、ボクちゃん。おばちゃん、加減を覚えるね!」
「は、はい……」
「でも飯は加減しないよ!」
「えっ」
トシコはアレンの背中を支えながら、食堂の方角へ力強く指を差した。
「行くよ! 目指すは食堂! スープ、パン、肉、卵、あったかいもん全部出してもらおうじゃないか!」
科学班の一人が、慌ててメモを取り出す。
「食堂へ移動。対象、空腹。同行者、リナリー様、トシコさん、科学班三名」
トシコが振り返る。
コムイはその様子を見て、小さく肩をすくめる。
「……まあ、検査の前に食事くらいはいいか」
「室長、感謝するよ」
「リナリーのお願いだからね!」
「室長、職権が私情で揺れてるねえ」
「黙ってくれていいんだよ」
こうして、黒判定で教団中を騒がせた少年は、尋問室でも医務室でもなく――
まず、世話焼きおばちゃんの強い意志とリナリーの可愛いお願いによって、食堂へ連行されることになったのだった。
つづく、2026/06/02