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※逆転裁判6のネタバレがあります。ご注意ください。
もしも、王泥喜くんがクラインに残って革命派のメンバーだったらの設定です。
【簡単なあらすじ】
なんやかんやで主人公は革命派のホースケと事件を解決していたが、突如革命派のリーダーが捕まってしまった。
リーダーからホースケを日本に連れて逃げて欲しいと頼まれる主人公。
「なんのつもりですか」
ホースケくんがこちらを睨む。
「オレは、帰りません!日本になんか絶対に!」
革命派のトップが捕まり、今や革命派は虫の息。
このままでは革命派だけでなく彼らに関係していた者も処刑台行きだった。
「ドゥルクさんの命令だとしても?」
「!?」
その名前を出され、ホースケくんがたじろいた。
“「ホースケくんは、あなたの本当の息子ではないんじゃないですか。彼はたぶん……私と同じ日本人」
「はっはっは。その通りだ。よく調べたな」
「長い説明は省きますけど、彼はダッツさんと同じ異国の人間です。うまくやればこの国の法律から逃げることができます」
「そこまでわかってるなら、俺の言いたい事はわかるよな。お嬢さん」
「……ホースケくんを日本に連れていけばいいんですよね」
「あぁ、あんたなら上手くやれるだろう」”
「私はドゥルクさんに頼まれたんだ。ホースケくんを日本に連れて行くように」
彼の前に日本行きの二枚のチケットを見せる。
目を怒りで釣り上げているホースケくんがそれに手を伸ばした
ビリビリビリィ!
「―――え」
ホースケくんのどんぐりのような円い目が見開かれた。
彼の瞳にチケットを破く私の動作が映る。
バッと白い破片となったチケットが舞った。
「なに、して」
動揺している彼の前で地面に落ちた白い紙きれを拾う。
「瞬き厳禁」
にっと笑ってみせ、その白いゴミを手の中でぎゅっと圧縮する。
ぱっと手のひらを見せると、チケットが元通りになる。
いや、正確には
「……増えてる?」
二枚あったチケットが“四枚”に増えていた。
「私は日本に連れて行けと言われたけど、一緒に戻ってくるなとは言われてないから」
悪戯めいた笑みを浮かべて片目を瞑ってみせると、若い革命家が動揺する。
「それってただの屁理屈じゃ」
「正確に言わないあの人が悪い」
ホースケくんは真剣な眼差しでこちらを見つめてくる。
「オレはこの国を故郷だと思ってる。確かにこの身体は日本のものだ。けど、心は、魂は、クライン人なんだ」
心配そうに彼がこちらを見てくる。
「だけど、あんたは純粋な日本人でこの国とは関係ない。
なのに、なんで一緒に戻ってくるんだよ」
「私が弁護士だから」
「ベンゴシ……」
その言葉の意味を理解しようと、彼は口のなかで咀嚼するように含んだ。
「人の権利には必ず弁護がある。それが通らない国なんて馬鹿げてる。
弁護士として私はそれが許せないんだよ。
それに、始祖さまの秘宝が必要なんでしょ。
だったら、それを奪いに行こうじゃないか」
ホースケくんは顔をゆがませたが、すぐににっと笑う。
「はい!」
もしも、王泥喜くんがクラインに残って革命派のメンバーだったらの設定です。
【簡単なあらすじ】
なんやかんやで主人公は革命派のホースケと事件を解決していたが、突如革命派のリーダーが捕まってしまった。
リーダーからホースケを日本に連れて逃げて欲しいと頼まれる主人公。
「なんのつもりですか」
ホースケくんがこちらを睨む。
「オレは、帰りません!日本になんか絶対に!」
革命派のトップが捕まり、今や革命派は虫の息。
このままでは革命派だけでなく彼らに関係していた者も処刑台行きだった。
「ドゥルクさんの命令だとしても?」
「!?」
その名前を出され、ホースケくんがたじろいた。
“「ホースケくんは、あなたの本当の息子ではないんじゃないですか。彼はたぶん……私と同じ日本人」
「はっはっは。その通りだ。よく調べたな」
「長い説明は省きますけど、彼はダッツさんと同じ異国の人間です。うまくやればこの国の法律から逃げることができます」
「そこまでわかってるなら、俺の言いたい事はわかるよな。お嬢さん」
「……ホースケくんを日本に連れていけばいいんですよね」
「あぁ、あんたなら上手くやれるだろう」”
「私はドゥルクさんに頼まれたんだ。ホースケくんを日本に連れて行くように」
彼の前に日本行きの二枚のチケットを見せる。
目を怒りで釣り上げているホースケくんがそれに手を伸ばした
ビリビリビリィ!
「―――え」
ホースケくんのどんぐりのような円い目が見開かれた。
彼の瞳にチケットを破く私の動作が映る。
バッと白い破片となったチケットが舞った。
「なに、して」
動揺している彼の前で地面に落ちた白い紙きれを拾う。
「瞬き厳禁」
にっと笑ってみせ、その白いゴミを手の中でぎゅっと圧縮する。
ぱっと手のひらを見せると、チケットが元通りになる。
いや、正確には
「……増えてる?」
二枚あったチケットが“四枚”に増えていた。
「私は日本に連れて行けと言われたけど、一緒に戻ってくるなとは言われてないから」
悪戯めいた笑みを浮かべて片目を瞑ってみせると、若い革命家が動揺する。
「それってただの屁理屈じゃ」
「正確に言わないあの人が悪い」
ホースケくんは真剣な眼差しでこちらを見つめてくる。
「オレはこの国を故郷だと思ってる。確かにこの身体は日本のものだ。けど、心は、魂は、クライン人なんだ」
心配そうに彼がこちらを見てくる。
「だけど、あんたは純粋な日本人でこの国とは関係ない。
なのに、なんで一緒に戻ってくるんだよ」
「私が弁護士だから」
「ベンゴシ……」
その言葉の意味を理解しようと、彼は口のなかで咀嚼するように含んだ。
「人の権利には必ず弁護がある。それが通らない国なんて馬鹿げてる。
弁護士として私はそれが許せないんだよ。
それに、始祖さまの秘宝が必要なんでしょ。
だったら、それを奪いに行こうじゃないか」
ホースケくんは顔をゆがませたが、すぐににっと笑う。
「はい!」
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