親の心子知らず
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成歩堂なんでも事務所へとバイクを走らせるが、背後では追ってくる車が増えていくばかりだった。
――――――これ以上は無理だ。
銃撃など、万一の場合を考えて、どうやって後ろの少女を無事に離そうかと考えていた瞬間
「――――――みぬきっっ!!!!」
青いスーツの壮年の男性がバイクの前方に立ち塞がる。
鬼風は考えるより先に、少女の首根っこを掴み……
「受け取れぇええーーーーーーーっ!!!」
「きゃあああああああああ!!」
悲鳴を上げるみぬきを、トンガリ頭の壮年に向かって投げた。
親父なら娘ぐらい受け止めてみせろ!
「うぐぉはっ!!!!」
鬼風の無茶な要求通り、青スーツ―――成歩堂弁護士は道路に転がりながらも見事に娘をキャッチした。
キキキッと成歩堂の前で、バイクをターンさせて、追ってきた車の間を突っ切る。
鬼風のバイクを追うため、その場で車もターンして、方向を変える。
再び逃走劇がスタートした。
「おっおい。あのおじさんうごかないぞ?」
「大丈夫!あの人、人間じゃねえから!」
「えっ」
とりあえず、卵ちゃんはなんとか無事に返した。
あとは、この坊ちゃんだけだな。
「なっなんであいつはかえすんだよ!」
「そっちのほうが安全だから、お前は……」
命が狙われているとわかった以上、この子どもを下手に返すことができなくなった。
バックミラーで後ろを見ながら、煙玉を後ろに放つ。
車のフロントガラスに玉が割れ、車の前が煙に覆われる。
「予告状の時刻に人質と雲間の絶間姫を交換だ!」
そう言い残し、鬼風は坊ちゃんを乗せたまま黒服たちの追っ手から逃げ切った。
――――――これ以上は無理だ。
銃撃など、万一の場合を考えて、どうやって後ろの少女を無事に離そうかと考えていた瞬間
「――――――みぬきっっ!!!!」
青いスーツの壮年の男性がバイクの前方に立ち塞がる。
鬼風は考えるより先に、少女の首根っこを掴み……
「受け取れぇええーーーーーーーっ!!!」
「きゃあああああああああ!!」
悲鳴を上げるみぬきを、トンガリ頭の壮年に向かって投げた。
親父なら娘ぐらい受け止めてみせろ!
「うぐぉはっ!!!!」
鬼風の無茶な要求通り、青スーツ―――成歩堂弁護士は道路に転がりながらも見事に娘をキャッチした。
キキキッと成歩堂の前で、バイクをターンさせて、追ってきた車の間を突っ切る。
鬼風のバイクを追うため、その場で車もターンして、方向を変える。
再び逃走劇がスタートした。
「おっおい。あのおじさんうごかないぞ?」
「大丈夫!あの人、人間じゃねえから!」
「えっ」
とりあえず、卵ちゃんはなんとか無事に返した。
あとは、この坊ちゃんだけだな。
「なっなんであいつはかえすんだよ!」
「そっちのほうが安全だから、お前は……」
命が狙われているとわかった以上、この子どもを下手に返すことができなくなった。
バックミラーで後ろを見ながら、煙玉を後ろに放つ。
車のフロントガラスに玉が割れ、車の前が煙に覆われる。
「予告状の時刻に人質と雲間の絶間姫を交換だ!」
そう言い残し、鬼風は坊ちゃんを乗せたまま黒服たちの追っ手から逃げ切った。