焼け木杭に火がつく
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「わたしです!」
裁判長が目を開き、
検察も目を大きく開き、
そして弁護士王泥喜法介は目をかっぴらき鼻を伸ばしながらのけぞった。
「きっ」
その人物はオドロキがいる弁護席へとたどり着く。
「希月さん!?」
「お待たせしました!」
黄色いスーツの少女はビシッと敬礼して、弁護席へと立つ。
「怪我は!?というか大丈夫なの!?」
「はい!希月心音は大丈夫です!先輩!」
心音はオドロキに向かってVサインをつきつける。
オドロキはじっと心音を見つめ返す。
「希月弁護士!?あなたは一体!?」
「すみません!この証拠品を持ってくるのに時間がかかってしまって!」
「……しかし、もう審理は……判決は決定しました。」
心音は問答無用でサイバンチョに証拠品をつきつけた。
「こっこれは!?」
「希月弁護士くん!?それは!?」
心音がつきつけたのは、西川の持っていた鍵だった。
「きっ希月さん!いったいどこでそれを!?」
「現場を捜査していたサハリ刑事から渡されたんです」
鍵がある……それなら!
バンッとオドロキが机を叩く。
「サイバンチョッッ!!」
「うおおおお!なっなんですか!?大声で叫んで!」
「さきほどの推論もこの証拠品により可能性がでてきました!」
「ううむ。確かに」
「この判決はまだ下されるべきではありません!」
「しっしかし、」
「……僕は大賛成だ」
「検察側も弁護側も意見は一致しています。サイバンチョ」
「このまま真実があやふやなまま判決を下されるわけにはいかない。」
「……わかりました。」
カンッとハンマーの音が響く。
「審理を続行します。弁護側から提出された新たな証拠品を調べるため、30分間の休廷をとりたいと思います。」
~つづく~
裁判長が目を開き、
検察も目を大きく開き、
そして弁護士王泥喜法介は目をかっぴらき鼻を伸ばしながらのけぞった。
「きっ」
その人物はオドロキがいる弁護席へとたどり着く。
「希月さん!?」
「お待たせしました!」
黄色いスーツの少女はビシッと敬礼して、弁護席へと立つ。
「怪我は!?というか大丈夫なの!?」
「はい!希月心音は大丈夫です!先輩!」
心音はオドロキに向かってVサインをつきつける。
オドロキはじっと心音を見つめ返す。
「希月弁護士!?あなたは一体!?」
「すみません!この証拠品を持ってくるのに時間がかかってしまって!」
「……しかし、もう審理は……判決は決定しました。」
心音は問答無用でサイバンチョに証拠品をつきつけた。
「こっこれは!?」
「希月弁護士くん!?それは!?」
心音がつきつけたのは、西川の持っていた鍵だった。
「きっ希月さん!いったいどこでそれを!?」
「現場を捜査していたサハリ刑事から渡されたんです」
鍵がある……それなら!
バンッとオドロキが机を叩く。
「サイバンチョッッ!!」
「うおおおお!なっなんですか!?大声で叫んで!」
「さきほどの推論もこの証拠品により可能性がでてきました!」
「ううむ。確かに」
「この判決はまだ下されるべきではありません!」
「しっしかし、」
「……僕は大賛成だ」
「検察側も弁護側も意見は一致しています。サイバンチョ」
「このまま真実があやふやなまま判決を下されるわけにはいかない。」
「……わかりました。」
カンッとハンマーの音が響く。
「審理を続行します。弁護側から提出された新たな証拠品を調べるため、30分間の休廷をとりたいと思います。」
~つづく~