焼け木杭に火がつく
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同日 某時刻
人形屋敷 入口
オドロキたちは見慣れた姿を見て、その人物に近づいた。
「こんにちは」
「心音ちゃーん!」
挨拶をした瞬間、勢いよく接近してきたサハリ刑事に、心音は思わず後ずさる。
「その、昨日は大変だったみたいですね」
同じ被害者であるオドロキがそう声をかけると、刑事の動きが止まる。
「あのアカオニぃいいいいいいいい!」
憤怒の表情でエセ関西弁の刑事は握り拳を固める。
「あんないたいけな女の子に変装して、わいの心を弄びおって!
あの変態仮面は絶対わいが捕まえたるわ!」
ある程度怒りを出し切ったのか、少しだけ表情が落ち着く。
「わいの従弟もがんばってるみたいやけど、あの泥棒なかなか捕まらんみたいやしな」
「従弟?」
「わいと同じ刑事でな、窃盗課の方におるわいの親戚やねん。わいと違ってええとこ出てる頭の良いやっちゃ
本人はまだまだだから上司に怒られてばっかり言うとるけどな」
「へぇー」
「あの、証拠品とか……見せてもらえませんよね?」
「いいよー」
いいのかよ!!
心音の問いかけにあっさりと答えた刑事に、オドロキは心の中でツッコんだ。
「そうやねー事件に関係ありそうな証拠品とか言うたら……
只野が持ってた携帯の通話記録とかどうや?」
[通話記録]
「でも、いいんですか?こんな簡単に証拠品をわたしたちに渡しちゃって」
「検事が野郎だから問題あらへん」
女性検事なら口が堅くなるということだろうか。
オドロキは胡乱な目で刑事を見た。
「あと、現場も見ていいですか?」
「かまへんかまへん。ただし、荒さんようにな」
「はーい」
オドロキたちは次の現場へと向かう。
人形屋敷 入口
オドロキたちは見慣れた姿を見て、その人物に近づいた。
「こんにちは」
「心音ちゃーん!」
挨拶をした瞬間、勢いよく接近してきたサハリ刑事に、心音は思わず後ずさる。
「その、昨日は大変だったみたいですね」
同じ被害者であるオドロキがそう声をかけると、刑事の動きが止まる。
「あのアカオニぃいいいいいいいい!」
憤怒の表情でエセ関西弁の刑事は握り拳を固める。
「あんないたいけな女の子に変装して、わいの心を弄びおって!
あの変態仮面は絶対わいが捕まえたるわ!」
ある程度怒りを出し切ったのか、少しだけ表情が落ち着く。
「わいの従弟もがんばってるみたいやけど、あの泥棒なかなか捕まらんみたいやしな」
「従弟?」
「わいと同じ刑事でな、窃盗課の方におるわいの親戚やねん。わいと違ってええとこ出てる頭の良いやっちゃ
本人はまだまだだから上司に怒られてばっかり言うとるけどな」
「へぇー」
「あの、証拠品とか……見せてもらえませんよね?」
「いいよー」
いいのかよ!!
心音の問いかけにあっさりと答えた刑事に、オドロキは心の中でツッコんだ。
「そうやねー事件に関係ありそうな証拠品とか言うたら……
只野が持ってた携帯の通話記録とかどうや?」
[通話記録]
「でも、いいんですか?こんな簡単に証拠品をわたしたちに渡しちゃって」
「検事が野郎だから問題あらへん」
女性検事なら口が堅くなるということだろうか。
オドロキは胡乱な目で刑事を見た。
「あと、現場も見ていいですか?」
「かまへんかまへん。ただし、荒さんようにな」
「はーい」
オドロキたちは次の現場へと向かう。