可愛さ余って憎さ百倍
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
いまだココネの耳にはオニカゼからの感情が残っていた。
ピリピリと痺れるような鼓膜の痛みが
オニカゼの心そのものだとココネは感じた。
男はオニカゼたちを無表情に眺めていた。
「君は可哀想な奴なんだな。恋を呪いとしか思えないなんて」
「むしろ、私の目にはお前が自分の都合の良いところしか見てないようにしかみえないんだが?」
「まあ、好きに言えばいい。もう爆弾は止められない」
そう言って男は部屋を去っていく。
「まっ待って!!」
心音が静止の声をかけるが、無情にもドアが閉められた。
「……時間がない。さっさとここを出るぞ」
オニカゼはいつの間にか拘束を解いていて、小さなヤスリを持って心音に近づく。
心音の拘束もあっという間に解いた。
「オニカゼさん……さっきの……」
「黙秘します」
そうオニカゼが言ったが、肩をすくめる。
「と言っても、気にはなるよなぁ」
オニカゼは片頬を歪めてポツリと溢す。
「だけど、これは言えない。言いたくないんだ。お願いだ、暴かないでくれよ」
懇願するような相手の声色に心音はそれ以上聞けなかった。
「いつか話してくれますか?」
その心音の問いにはオニカゼは答えなかった。
心音は慎重に考えを口にする。
「言えないことは誰にでもあります。わたしもありました」
心音はオニカゼの目を見つめる。
「心は嘘を吐き続けたら、壊れてしまう。あなたが……」
そこで心音は言葉を止める。
オニカゼが代わりに告げる。
「嘘を吐いて心が壊れる方が心配?」
「……はい」
オニカゼは目を細めた。
「ありがとう。……だが、それはできない」
「なんで!?」
「嘘を吐くさ。それができなくなるのなら死んだ方が私にとってはマシだ」
反論しようと心音が口を開こうとするが、オニカゼの目はとても穏やかだった。
そのせいで心音は何も言えなかった。
「おしゃべりはここまでだ。この爆弾をなんとかするぞ」
ピリピリと痺れるような鼓膜の痛みが
オニカゼの心そのものだとココネは感じた。
男はオニカゼたちを無表情に眺めていた。
「君は可哀想な奴なんだな。恋を呪いとしか思えないなんて」
「むしろ、私の目にはお前が自分の都合の良いところしか見てないようにしかみえないんだが?」
「まあ、好きに言えばいい。もう爆弾は止められない」
そう言って男は部屋を去っていく。
「まっ待って!!」
心音が静止の声をかけるが、無情にもドアが閉められた。
「……時間がない。さっさとここを出るぞ」
オニカゼはいつの間にか拘束を解いていて、小さなヤスリを持って心音に近づく。
心音の拘束もあっという間に解いた。
「オニカゼさん……さっきの……」
「黙秘します」
そうオニカゼが言ったが、肩をすくめる。
「と言っても、気にはなるよなぁ」
オニカゼは片頬を歪めてポツリと溢す。
「だけど、これは言えない。言いたくないんだ。お願いだ、暴かないでくれよ」
懇願するような相手の声色に心音はそれ以上聞けなかった。
「いつか話してくれますか?」
その心音の問いにはオニカゼは答えなかった。
心音は慎重に考えを口にする。
「言えないことは誰にでもあります。わたしもありました」
心音はオニカゼの目を見つめる。
「心は嘘を吐き続けたら、壊れてしまう。あなたが……」
そこで心音は言葉を止める。
オニカゼが代わりに告げる。
「嘘を吐いて心が壊れる方が心配?」
「……はい」
オニカゼは目を細めた。
「ありがとう。……だが、それはできない」
「なんで!?」
「嘘を吐くさ。それができなくなるのなら死んだ方が私にとってはマシだ」
反論しようと心音が口を開こうとするが、オニカゼの目はとても穏やかだった。
そのせいで心音は何も言えなかった。
「おしゃべりはここまでだ。この爆弾をなんとかするぞ」
15/15ページ