可愛さ余って憎さ百倍
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聴覚が敏感な心音は、爆発音の衝撃に思わず両耳を塞ぐ。
「ひぃあっ!」
足元が大きく揺れてココネの身体が傾いた。
「とっ」
転びそうになった心音の身体を鬼風が抱き止めたまま、地面にしゃがんだ。
周囲の客たちも突然の出来事に混乱している。
「もしかして、爆弾!?」
その一言でしんと一瞬の沈黙のあと、一斉に悲鳴が上がる。
心音は不安そうに辺りを見回す。
「いったい、なにが」
「わからん。どこかで爆発したのは確かだろうが」
係員らしきものが、拡声器を片手に避難誘導を始めた。
「慌てないでください!指示に従って落ち着いて行動してください!」
係員の指示でほんの少し客が冷静になり、動き出す。
「わたしたちも行きましょう」
「ああ、」
そう言って2人は立ちあがろうとして、鬼風がふらりとよろけた。
咄嗟に心音は相手の身体を支える。
「鬼風さん!?大丈夫ですか」
「……悪い、平気だ」
ザザと酷いノイズが心音の耳に伝わる。
「……平気じゃないでしょ」
心音の尖った声に罰が悪そうな顔をする鬼風。
鬼風が口を開きかけた瞬間。
突如モニターの画面に黒ずくめの男が映し出される。
そして、次に映し出された映像を見て、心音は口元を手で押さえ鬼風は顔を強張らせる。
黒ずくめの男に捕えられたラミロアの姿がそこにあった。
「ひぃあっ!」
足元が大きく揺れてココネの身体が傾いた。
「とっ」
転びそうになった心音の身体を鬼風が抱き止めたまま、地面にしゃがんだ。
周囲の客たちも突然の出来事に混乱している。
「もしかして、爆弾!?」
その一言でしんと一瞬の沈黙のあと、一斉に悲鳴が上がる。
心音は不安そうに辺りを見回す。
「いったい、なにが」
「わからん。どこかで爆発したのは確かだろうが」
係員らしきものが、拡声器を片手に避難誘導を始めた。
「慌てないでください!指示に従って落ち着いて行動してください!」
係員の指示でほんの少し客が冷静になり、動き出す。
「わたしたちも行きましょう」
「ああ、」
そう言って2人は立ちあがろうとして、鬼風がふらりとよろけた。
咄嗟に心音は相手の身体を支える。
「鬼風さん!?大丈夫ですか」
「……悪い、平気だ」
ザザと酷いノイズが心音の耳に伝わる。
「……平気じゃないでしょ」
心音の尖った声に罰が悪そうな顔をする鬼風。
鬼風が口を開きかけた瞬間。
突如モニターの画面に黒ずくめの男が映し出される。
そして、次に映し出された映像を見て、心音は口元を手で押さえ鬼風は顔を強張らせる。
黒ずくめの男に捕えられたラミロアの姿がそこにあった。