第三話:魚の水を得たるが如し
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1月18日 午後15時12分
鬼風アジト
「モミジ―――――モミジ。」
呼ばれて鬼風はゆっくりと目を開ける。
「グッドマァーニング」
「……うわぁああああああ!!」
顔をひきつらせ、モミジは悲鳴をあげた。
「……なんだ杏里か。」
「クックックク!ちょうど試したい発明があったんだけど使う?」
「別に顔に驚いたんじゃないよ。杏里の美しさに見惚れてたんだよ」
「ダウト。確実にあれは化け物を見たときの悲鳴だった」
「#$%&!?!?!?」
杏里はチョンっと鬼の体に触れると、モミジは声にならない苦痛の叫びをあげる。
「クククッ。ホント、ゴキブリ並みの生命力だなぁ」
杏里のメガネが反射して、瞳が隠れる。
「感謝しろよ。お前の連絡受けて、私が回収しに行ってやったんだから」
「……ごめん」
「ずいぶん素直じゃねえか。」
「≪蛍姫≫。結局取り返せなかった。」
「あぁ、それね。敵の罠だってことは承知で言ったんだ。
姫さんを取り返せなくてもしょうがねえよ。
むしろ、敵の罠から無事に帰って、命があっただけラッキーだろ。
だから、そう落ち込みなさんな」
「……うん」
ギュッとモミジは太ももの上で拳を固く握る。
「ようやく。掴んだんだ。」
鬼の瞳に暗い翳が灯る。
「絶対に目的を果たす」
ポンッと白衣の女はベッドに浅く腰掛ける。
レンズが逆光で瞳が隠れた。
「期待してるぜ。」
~To be continued~
鬼風アジト
「モミジ―――――モミジ。」
呼ばれて鬼風はゆっくりと目を開ける。
「グッドマァーニング」
「……うわぁああああああ!!」
顔をひきつらせ、モミジは悲鳴をあげた。
「……なんだ杏里か。」
「クックックク!ちょうど試したい発明があったんだけど使う?」
「別に顔に驚いたんじゃないよ。杏里の美しさに見惚れてたんだよ」
「ダウト。確実にあれは化け物を見たときの悲鳴だった」
「#$%&!?!?!?」
杏里はチョンっと鬼の体に触れると、モミジは声にならない苦痛の叫びをあげる。
「クククッ。ホント、ゴキブリ並みの生命力だなぁ」
杏里のメガネが反射して、瞳が隠れる。
「感謝しろよ。お前の連絡受けて、私が回収しに行ってやったんだから」
「……ごめん」
「ずいぶん素直じゃねえか。」
「≪蛍姫≫。結局取り返せなかった。」
「あぁ、それね。敵の罠だってことは承知で言ったんだ。
姫さんを取り返せなくてもしょうがねえよ。
むしろ、敵の罠から無事に帰って、命があっただけラッキーだろ。
だから、そう落ち込みなさんな」
「……うん」
ギュッとモミジは太ももの上で拳を固く握る。
「ようやく。掴んだんだ。」
鬼の瞳に暗い翳が灯る。
「絶対に目的を果たす」
ポンッと白衣の女はベッドに浅く腰掛ける。
レンズが逆光で瞳が隠れた。
「期待してるぜ。」
~To be continued~
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