第二話:紅葉に置けば紅の露
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夜空の下で、男の声が響き始める。
「あっ!知らざぁ言って 聞かせやしょう!
闇に浮かびし 紅葉がしとつ
紅き楓に 魅せられし
異形の者なり
山の大金 積まれても
手には入らぬ お宝を
この手の内に 奪いやしょう
悪党鬼風とは 俺がことだぁ!」
高らかに口上を告げると、鬼はお宝を高く掲げて見せる。
「それじゃ!紅葉姫は確かにいただきやしたっ!」
ビルから出てきた物体にその場にいた全員がぎょっと目を疑った。
「凧!?」
舞い上がってきた巨大な凧に飛び移ると、鬼は月夜の空へと飛んで行った。
呆然と警察たちが鬼が消えた月を見ている中、牙琉は呆れたような声でつぶやいた。
「……むちゃくちゃだ」
「あっ!知らざぁ言って 聞かせやしょう!
闇に浮かびし 紅葉がしとつ
紅き楓に 魅せられし
異形の者なり
山の大金 積まれても
手には入らぬ お宝を
この手の内に 奪いやしょう
悪党鬼風とは 俺がことだぁ!」
高らかに口上を告げると、鬼はお宝を高く掲げて見せる。
「それじゃ!紅葉姫は確かにいただきやしたっ!」
ビルから出てきた物体にその場にいた全員がぎょっと目を疑った。
「凧!?」
舞い上がってきた巨大な凧に飛び移ると、鬼は月夜の空へと飛んで行った。
呆然と警察たちが鬼が消えた月を見ている中、牙琉は呆れたような声でつぶやいた。
「……むちゃくちゃだ」