第二話:紅葉に置けば紅の露
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12月4日 午後19時56分
ささやき美術館・男子トイレ
どんどんっと隣の個室から扉を叩く音を、警備員の田中は個室の中で聞いていた。
田中が個室からでてくると、個室の扉を叩いている刑事がいる。
この男子トイレには個室が二つあり、田中が個室に入ったとき隣は使用中だった。
田中が用を足し個室から出てきても、隣はまだ出てきていないらしい。
「こちら空きましたよ。」
「いやっそうなんですが……」
「どうしたんですか?」
「さっきから強く扉を叩いているのですが、中の人から反応がまったく返ってこないんです」
不安な表情で、紗針は個室の扉を乱暴に叩く。
「もしもし!返事をしてください!もしもし!」
刑事の言うとおり、中からは一切物音がしなかった。
「これだけ叩いても返答がないのは変ですね」
「失礼します!」
田中がそう言うと、刑事は扉に張り付いた。
刑事は扉の上によじ登り、個室をのぞく。
「ああああああ!!」
「なっなにがあったんですか!?」
刑事は中を指さしながら、警備員の方に焦った表情を向けた。
ささやき美術館・男子トイレ
どんどんっと隣の個室から扉を叩く音を、警備員の田中は個室の中で聞いていた。
田中が個室からでてくると、個室の扉を叩いている刑事がいる。
この男子トイレには個室が二つあり、田中が個室に入ったとき隣は使用中だった。
田中が用を足し個室から出てきても、隣はまだ出てきていないらしい。
「こちら空きましたよ。」
「いやっそうなんですが……」
「どうしたんですか?」
「さっきから強く扉を叩いているのですが、中の人から反応がまったく返ってこないんです」
不安な表情で、紗針は個室の扉を乱暴に叩く。
「もしもし!返事をしてください!もしもし!」
刑事の言うとおり、中からは一切物音がしなかった。
「これだけ叩いても返答がないのは変ですね」
「失礼します!」
田中がそう言うと、刑事は扉に張り付いた。
刑事は扉の上によじ登り、個室をのぞく。
「ああああああ!!」
「なっなにがあったんですか!?」
刑事は中を指さしながら、警備員の方に焦った表情を向けた。