第一話:嘘吐きは泥棒のはじまり
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11月15日 某時刻
病院 病室
目が覚めた。
窓の外で、黒い空に、銀紙でも貼ったように明るい月が宿っていた。
昼間にたくさん寝たので、目が冴えて寝付けない。
ゴロっと横に寝返りをうった。
ふっと花瓶に差してあるものに眉をひそめる。
「こんな花差してあったっけ?」
サイドテーブルの花瓶に、雪のように純白な花が差してあった。
月の光に照らされ、花弁が青白く浮かび上がっている。
私はその花を見て、眉間に力が入ってしまった。
「……普通こんな花を差しておくか?」
おかしなことにその白い花は、茎が折れて花弁は下を向いていた。
~To be continued~