第一話:嘘吐きは泥棒のはじまり
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バサッと着物と袴を脱ぎ捨てると、黒い忍び装束に赤い般若の面をつけた姿が現れる。
「黒い装束に……」
「赤い鬼の仮面……」
鬼の泥棒はパンッと音を立てて畳を踏み、二人に手の平を差し出した。
「予告の通り、怪盗鬼風、逢魔が時に参上仕りやした。」
倒れている3人を鬼風は手早く縛りあげて、簀巻きにしていく。
「まったく。この鬼風様の名前を盗んだあげく罪をなすりつけようなんぞ、100年早いんだよ。」
「どうして鬼風がここに!?村に出たっていう鬼風は!?」
混乱しているココネに鬼風があぁと肩をすくめながら、口を開く。
「あれはダミーだよ。予告の時間に九尾村で鬼風の姿を見せとけば
そっちに警備が流れると思ったが…」
言葉を切り、はぁと息をひとつ吐く。
「…どうやら作戦は失敗らしい。」
「警察だ!観念しろ!」
突如、障子がパンっと開き、警官たちが離れ家の縁側に密集していた。
鬼風はやれやれと肩をすくめながら、背後を振り返る。
「たくっ……遅すぎだ。」
部屋に突風が吹き、オドロキたちは目を閉じる。
ばっと鬼風が警官たちの間をすり抜け、外に出た。
「母屋の方へ逃げたぞ!」
「追え!逃がすなぁ!」
警官たちの駆け足の音が、地面に響く。
「オレたちも行こう!」
「あっはい!」
母屋の方へ向かう警官たちを見て、オドロキたちは玄関へと向かう。
「黒い装束に……」
「赤い鬼の仮面……」
鬼の泥棒はパンッと音を立てて畳を踏み、二人に手の平を差し出した。
「予告の通り、怪盗鬼風、逢魔が時に参上仕りやした。」
倒れている3人を鬼風は手早く縛りあげて、簀巻きにしていく。
「まったく。この鬼風様の名前を盗んだあげく罪をなすりつけようなんぞ、100年早いんだよ。」
「どうして鬼風がここに!?村に出たっていう鬼風は!?」
混乱しているココネに鬼風があぁと肩をすくめながら、口を開く。
「あれはダミーだよ。予告の時間に九尾村で鬼風の姿を見せとけば
そっちに警備が流れると思ったが…」
言葉を切り、はぁと息をひとつ吐く。
「…どうやら作戦は失敗らしい。」
「警察だ!観念しろ!」
突如、障子がパンっと開き、警官たちが離れ家の縁側に密集していた。
鬼風はやれやれと肩をすくめながら、背後を振り返る。
「たくっ……遅すぎだ。」
部屋に突風が吹き、オドロキたちは目を閉じる。
ばっと鬼風が警官たちの間をすり抜け、外に出た。
「母屋の方へ逃げたぞ!」
「追え!逃がすなぁ!」
警官たちの駆け足の音が、地面に響く。
「オレたちも行こう!」
「あっはい!」
母屋の方へ向かう警官たちを見て、オドロキたちは玄関へと向かう。