第一話:嘘吐きは泥棒のはじまり
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ただ沈むだけ
暗い、光の届かない海の底で漂うような
不安定な中、
私は体を動かし続ける
心を無にして自分の感情を守る
自分を傷つけられないように
無駄なプライドや見栄を守ろうとする
感じなくなるのは楽だ
現実逃避するのは気持ちが楽になる
手を伸ばしても誰も助けてくれない
暗い海底でただただ沈むのみ
奈落の海の底へ沈んでいく
口からは酸素を奪われ
何もできなくなる
苦しくて何も考えたくなくて
泡が自分の魂のように海面へと消えていく
それをぼんやり意識のない目で眺める
誰も助けてくれない
頼れるのは自分自身だけ
それが当たり前でそれが日常
皆、独りで生きてる
そのなかでも私はさらに独りだ
誰かと触れ合うことを嫌って
誰かと話すことを嫌って
この海底に漂ってしまっている
抜け出せない
どんな手をつかっても、この海底からはいあがることなんてできやしない
人に恋した人魚姫、その罰が海へと帰れなくなること
私にとって、人の中は海底だ
いくら上手くエラ呼吸が出来ても
息苦しさは変わらない
存在を否定される。
邪魔者を見るような目で見られる。
周りで微かに耳に残る嘲笑
イラ立ちのこもった舌打ち
自分がなにをしてどこにいるかわからない
人の視線が怖い。
相対する相手の瞳に映る自分への感情を見るのが怖い。
暗い、光の届かない海の底で漂うような
不安定な中、
私は体を動かし続ける
心を無にして自分の感情を守る
自分を傷つけられないように
無駄なプライドや見栄を守ろうとする
感じなくなるのは楽だ
現実逃避するのは気持ちが楽になる
手を伸ばしても誰も助けてくれない
暗い海底でただただ沈むのみ
奈落の海の底へ沈んでいく
口からは酸素を奪われ
何もできなくなる
苦しくて何も考えたくなくて
泡が自分の魂のように海面へと消えていく
それをぼんやり意識のない目で眺める
誰も助けてくれない
頼れるのは自分自身だけ
それが当たり前でそれが日常
皆、独りで生きてる
そのなかでも私はさらに独りだ
誰かと触れ合うことを嫌って
誰かと話すことを嫌って
この海底に漂ってしまっている
抜け出せない
どんな手をつかっても、この海底からはいあがることなんてできやしない
人に恋した人魚姫、その罰が海へと帰れなくなること
私にとって、人の中は海底だ
いくら上手くエラ呼吸が出来ても
息苦しさは変わらない
存在を否定される。
邪魔者を見るような目で見られる。
周りで微かに耳に残る嘲笑
イラ立ちのこもった舌打ち
自分がなにをしてどこにいるかわからない
人の視線が怖い。
相対する相手の瞳に映る自分への感情を見るのが怖い。