炎のゴブレット
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ナツキたちは翌日、まるで体から魂が抜け落ちたような疲労感を引きずりながら、「隠れ穴」へと戻ってきた。
「ああ!よかった!ほんとによかった!」
家の前で待ち構えていたウィーズリーおばさんが、スリッパのまま庭を駆けてきて、おじさんに抱きついた。その腕から「日刊預言者新聞」がポトリと落ちる。
「無事だったのね。みんな、来ててくれた。ああ、お前達・・・・」
おばさんはフレッドとジョージは思いっきりキツく抱きしめた。
「いてっ、ママ、窒息しちゃうよ。」
「家を出る時にお前達にガミガミ言って!例のあの人がお前達をどうにかしてしまっていたら、母さんがお前達に言った最後の言葉がOWL試験の点が低かった、だったなんて、いったいどうしたらいいんだろうって、ずっとそればっか考えてたわ!ああ、フレッド・・・ジョージ・・・」
家に入ると、キッチンは人でぎゅうぎゅうになった。さっそく「日刊預言者新聞」での魔法省の批判記事をめぐり、ああでもないこうでもないと議論が始まる。おじさんは、事態の処理に行く必要があると言って、仕事へ向かってしまった。ついでにパーシーも。
ナツキたち四人は、ロンの部屋へと移動した。ベッドに腰掛けたハリーは、少し躊躇ったのちに、闇の印の夜に見た夢のこと、そして再び痛んだ傷のことを語り出した。ロンとハーマイオニーは息を呑みながらも、ハリーが予想していた通りの反応を示したようだった。
それからおじさんもパーシーも忙しそうだった。役所に講義の吠えメールが大量に届くらしい。それは、大変だ。
「ナツキ、ちょっとこっちこいよ。暇してるだろ?」
午後、双子の部屋から、フレッドが片手でドアを開けながら、にやりと手招きしていた。
フレッドに呼ばれてナツキが双子の部屋をのぞくと、そこには書類とメモ、そして見慣れない帳簿のようなものが広げられていた。ふたりはいつもの悪戯好きの顔ではなく、やや険しい表情を浮かべていた。
「なにしてるの?」
ナツキが声をかけると、フレッドがぴたりと手を止めて顔を上げた。
「バグマンのやつ、配当金をよこさないんだ。」
ジョージが苦い顔で言った。
「いや、正確に言えば、レプラコーンの金貨を俺らに寄越したんだ。さすがに頭にくるぜ。俺たち、一儲けどころかすっからかんだ。」
ナツキは、彼らが本気で悔しがっているのを見て、少し驚いた。
「そのお金何に使うつもりだったの?」
ジョージが視線をナツキに向ける。
「ウィーズリー・ウィザード・ウィーズの店舗を構えたいんだ。」
ジョージは唐突にそう言った。
「ダイアゴン横丁が理想なんだけどな。あそこなら人通りもあるし、一番目立つ。でもとにかく、バカみたいな金が必要なんだ。夢のまた夢、って感じだろ?」
ナツキは一瞬黙り込んで、それから眉をひそめた。
「私、おばさんに怒られるの嫌だから、聞かなかったことにしたいんだけど。」
「いーや、聞かせちまったからには、ナツキも共犯だ。」
フレッドはにやりと笑い、片目をつむった。
「で、共犯者さん。ルード・バグマンから金をせしめる方法を考えてくれ。」
「なんで私に・・・。ルード・バグマンの・・・・あ。」
ふとあの夜の真っ青な顔のバグマンを思い出した。
「死喰い人の騒ぎがあったとき、森の奥で真っ青な顔して現れたくせに、キャンプ場の騒動を知らなかったの。」
フレッドとジョージが顔を見合わせた。
「弱みを握るチャンス到来だな。」
「調べてみるか。」
双子はまるでイタズラの仕掛けを考えているときのように、揃って意地の悪い笑みを浮かべた。
「さすが俺らの共犯者。頼りになるねぇ。」
ジョージが親指を立てる。フレッドもにやりと笑って続けた。
「誰にも言ってはいけないぜ。ハリーにもさ。」
ナツキは大きくため息をつきながら、心のどこかでくすぐったいような誇らしい気持ちを感じていた。
その日の夜、キッチンに忙しいはずのおじさんもいて、何事か、双子の企みがバレたのかとナツキは勘ぐった。しかし、おじさんはナツキをみて、「来たね」と言った。
「これをご覧。」
おじさんは封筒を差し出した。封筒の表には魔法省の紋章が押されている。
「これは?」
ナツキが恐る恐る封を切ると、中には正式な魔法省の文書が入っていた。
『ホグワーツ外での未成年魔法行使についての通達
魔法法第187条に基づき、未成年者による公共の場での魔法行使が確認されました。
該当魔法:プロテゴ
日付:8月25日
場所:イングランド南部、キャンプ場に隣接する森林地帯
ただし、本件は自己防衛および緊急事態下における正当な行使と認められたため、処分は不問とします。』
すっかり忘れていた。あの夜のことが、まるで遠い昔のように思えた。
「処分なし?」
ナツキが半信半疑でつぶやくと、アーサーおじさんはにっこり笑ってうなずいた。
「ほら、言ったとおりだろう?あそこにいた魔法省の魔女がね、君の『プロテゴ』は完璧だったって褒めてたんだよ。滅多にいないってさ、あんな若さで咄嗟にあれを張れる子は。」
「盾の呪文が使えるのか?その年で?」
チャーリーが目を丸くしてナツキを見た。
「20人の大人の失神呪文を一気に防いでたのよ!」
ハーマイオニーが興奮気味に口を挟んだ。
「ねえ、ナツキ。ドラゴンに興味ないか? 本気で逸材だよ。今度ルーマニアに来てみない?うちの職場、見学だけでもどう?」
チャーリーがニカッと笑って誘っている。ドラゴン、1年の時のノーバートを思い出す。たとえ向いててもあんまり気は進まない。
「おいおい、今度は次男様がナツキを狙っているぜ。」
フレッドが冗談めかしてジョージにささやくと、ジョージは一瞬だけむっとした顔をしたが、すぐに軽く鼻で笑った。
「チャーリーが異性として観れるのはドラゴンだけさ。」
その言い草にフレッドは「なるほど」と肩をすくめ、ナツキはそんな会話が交わされているとも知らずにチャーリーの誘いをやんわり断っていた。
それから数日たち、いつの間にかホグワーツに行く前日となっていた。ナツキはロンとハリーの持ち物の準備を手伝っていた。
「ママ、間違えてジニーの新しい洋服を僕によこしたよ。」
ロンの部屋にやってきたおばさんにロンはそういった。ロンの手にはやたらとフリルがついたドレスが握られている。
「間違えてなんかいませんよ。それ、あなたのですよ。パーティー用のドレスローブ。」
「エーッ!」
ロンがこの世の終わりだと言うように絶叫した。
「学校からのリストに、今年はドレスローブを準備することって書いてあったわ。正装用のローブをね。ロン、みんな着るんですよ!」
おばさんが不機嫌な声を出した。
「パーティー用のローブなんてみんなそんなものです!お父様もちょっと正式なパーティー用に何枚か持ってらっしゃいます!」
「こんなもの着るぐらいなら、僕、裸で行くよ。」
「ドレスローブを持っていかなくちゃならないんです。リストにあるんですから!鍼医にも買ってあげたわ。ハリー、ロンに見せてやって。」
ハリーのローブは悪くなかった。深緑で、ハリーによく似合うと思う。どうやらロンのは古着屋で買ったようだった。ハリーのローブはおばさんがハリーのお金をおろして買ったものだから、立派なのだ。
「ねえ、ナツキ、本当にあなたの学用品は買わなくてよかったのよね?」
ウィーズリーおばさんが少し不安そうに尋ねた。
「アバーフォースが用意してくれるって言ってました。ホグワーツ特急を見送るときに渡すって。」
ナツキはそう答えた。クィディッチのワールドカップの話をしたとき、アバーフォースが申し出てくれたのだ。
何も心配はいらないはずなのに、なぜかウィーズリーおばさんはまだ困ったような顔をしていた。。
「彼、本当にちゃんとしたドレスローブを買ってくれたのかしら。私、一応あなたの分も見ておいたの。必要だったら、すぐにフクロウで送ってあげるから、遠慮なく言ってちょうだいね。」
「ありがとう、おばさん。」
ナツキは微笑んで返事をしたが、確かに・・・少しだけ、不安になってきた。
「僕、絶対着ないからね。」
「勝手におし。裸で行きなさい。ハリー、ナツキ、忘れずにロンの写真を撮って送ってちょうだいね。母さんだってたまには笑うようなことがなきゃ、やりきれないわ。」
そう言い残して、おばさんはドアをバタンと閉めて出ていった。ナツキは思わず笑いをこらえた。
「僕の持ってる物ってどうしてどれもこれもボロいんだろう?」
ロンはそうぼやきながら、くしゃみをしてむせているピッグウィジョンのもとへ行き、嘴に詰まった餌を取ってやっていた。
その様子を見ながら、ハリーがナツキに話しかけた。
「ねえ、ナツキって、手先けっこう器用だよね?」
「そう?」
「ほら、昔僕に手作りの、なんかの匂いのする袋をくれたろ?」
「うん。簡単な作りだけど。」
「ロンのあれ、フリルをとってやることとかできないかい?」
ナツキは、ロンのトランクに無造作に押し込まれたドレスローブに目をやった。
「どんなできになっても文句を言わないならいいけど。」
ロンがその言葉を聞いて目を輝かせた。
「これより悪くなることなんてないさ!ナツキ様!お願いします!!」
「ああ!よかった!ほんとによかった!」
家の前で待ち構えていたウィーズリーおばさんが、スリッパのまま庭を駆けてきて、おじさんに抱きついた。その腕から「日刊預言者新聞」がポトリと落ちる。
「無事だったのね。みんな、来ててくれた。ああ、お前達・・・・」
おばさんはフレッドとジョージは思いっきりキツく抱きしめた。
「いてっ、ママ、窒息しちゃうよ。」
「家を出る時にお前達にガミガミ言って!例のあの人がお前達をどうにかしてしまっていたら、母さんがお前達に言った最後の言葉がOWL試験の点が低かった、だったなんて、いったいどうしたらいいんだろうって、ずっとそればっか考えてたわ!ああ、フレッド・・・ジョージ・・・」
家に入ると、キッチンは人でぎゅうぎゅうになった。さっそく「日刊預言者新聞」での魔法省の批判記事をめぐり、ああでもないこうでもないと議論が始まる。おじさんは、事態の処理に行く必要があると言って、仕事へ向かってしまった。ついでにパーシーも。
ナツキたち四人は、ロンの部屋へと移動した。ベッドに腰掛けたハリーは、少し躊躇ったのちに、闇の印の夜に見た夢のこと、そして再び痛んだ傷のことを語り出した。ロンとハーマイオニーは息を呑みながらも、ハリーが予想していた通りの反応を示したようだった。
それからおじさんもパーシーも忙しそうだった。役所に講義の吠えメールが大量に届くらしい。それは、大変だ。
「ナツキ、ちょっとこっちこいよ。暇してるだろ?」
午後、双子の部屋から、フレッドが片手でドアを開けながら、にやりと手招きしていた。
フレッドに呼ばれてナツキが双子の部屋をのぞくと、そこには書類とメモ、そして見慣れない帳簿のようなものが広げられていた。ふたりはいつもの悪戯好きの顔ではなく、やや険しい表情を浮かべていた。
「なにしてるの?」
ナツキが声をかけると、フレッドがぴたりと手を止めて顔を上げた。
「バグマンのやつ、配当金をよこさないんだ。」
ジョージが苦い顔で言った。
「いや、正確に言えば、レプラコーンの金貨を俺らに寄越したんだ。さすがに頭にくるぜ。俺たち、一儲けどころかすっからかんだ。」
ナツキは、彼らが本気で悔しがっているのを見て、少し驚いた。
「そのお金何に使うつもりだったの?」
ジョージが視線をナツキに向ける。
「ウィーズリー・ウィザード・ウィーズの店舗を構えたいんだ。」
ジョージは唐突にそう言った。
「ダイアゴン横丁が理想なんだけどな。あそこなら人通りもあるし、一番目立つ。でもとにかく、バカみたいな金が必要なんだ。夢のまた夢、って感じだろ?」
ナツキは一瞬黙り込んで、それから眉をひそめた。
「私、おばさんに怒られるの嫌だから、聞かなかったことにしたいんだけど。」
「いーや、聞かせちまったからには、ナツキも共犯だ。」
フレッドはにやりと笑い、片目をつむった。
「で、共犯者さん。ルード・バグマンから金をせしめる方法を考えてくれ。」
「なんで私に・・・。ルード・バグマンの・・・・あ。」
ふとあの夜の真っ青な顔のバグマンを思い出した。
「死喰い人の騒ぎがあったとき、森の奥で真っ青な顔して現れたくせに、キャンプ場の騒動を知らなかったの。」
フレッドとジョージが顔を見合わせた。
「弱みを握るチャンス到来だな。」
「調べてみるか。」
双子はまるでイタズラの仕掛けを考えているときのように、揃って意地の悪い笑みを浮かべた。
「さすが俺らの共犯者。頼りになるねぇ。」
ジョージが親指を立てる。フレッドもにやりと笑って続けた。
「誰にも言ってはいけないぜ。ハリーにもさ。」
ナツキは大きくため息をつきながら、心のどこかでくすぐったいような誇らしい気持ちを感じていた。
その日の夜、キッチンに忙しいはずのおじさんもいて、何事か、双子の企みがバレたのかとナツキは勘ぐった。しかし、おじさんはナツキをみて、「来たね」と言った。
「これをご覧。」
おじさんは封筒を差し出した。封筒の表には魔法省の紋章が押されている。
「これは?」
ナツキが恐る恐る封を切ると、中には正式な魔法省の文書が入っていた。
『ホグワーツ外での未成年魔法行使についての通達
魔法法第187条に基づき、未成年者による公共の場での魔法行使が確認されました。
該当魔法:プロテゴ
日付:8月25日
場所:イングランド南部、キャンプ場に隣接する森林地帯
ただし、本件は自己防衛および緊急事態下における正当な行使と認められたため、処分は不問とします。』
すっかり忘れていた。あの夜のことが、まるで遠い昔のように思えた。
「処分なし?」
ナツキが半信半疑でつぶやくと、アーサーおじさんはにっこり笑ってうなずいた。
「ほら、言ったとおりだろう?あそこにいた魔法省の魔女がね、君の『プロテゴ』は完璧だったって褒めてたんだよ。滅多にいないってさ、あんな若さで咄嗟にあれを張れる子は。」
「盾の呪文が使えるのか?その年で?」
チャーリーが目を丸くしてナツキを見た。
「20人の大人の失神呪文を一気に防いでたのよ!」
ハーマイオニーが興奮気味に口を挟んだ。
「ねえ、ナツキ。ドラゴンに興味ないか? 本気で逸材だよ。今度ルーマニアに来てみない?うちの職場、見学だけでもどう?」
チャーリーがニカッと笑って誘っている。ドラゴン、1年の時のノーバートを思い出す。たとえ向いててもあんまり気は進まない。
「おいおい、今度は次男様がナツキを狙っているぜ。」
フレッドが冗談めかしてジョージにささやくと、ジョージは一瞬だけむっとした顔をしたが、すぐに軽く鼻で笑った。
「チャーリーが異性として観れるのはドラゴンだけさ。」
その言い草にフレッドは「なるほど」と肩をすくめ、ナツキはそんな会話が交わされているとも知らずにチャーリーの誘いをやんわり断っていた。
それから数日たち、いつの間にかホグワーツに行く前日となっていた。ナツキはロンとハリーの持ち物の準備を手伝っていた。
「ママ、間違えてジニーの新しい洋服を僕によこしたよ。」
ロンの部屋にやってきたおばさんにロンはそういった。ロンの手にはやたらとフリルがついたドレスが握られている。
「間違えてなんかいませんよ。それ、あなたのですよ。パーティー用のドレスローブ。」
「エーッ!」
ロンがこの世の終わりだと言うように絶叫した。
「学校からのリストに、今年はドレスローブを準備することって書いてあったわ。正装用のローブをね。ロン、みんな着るんですよ!」
おばさんが不機嫌な声を出した。
「パーティー用のローブなんてみんなそんなものです!お父様もちょっと正式なパーティー用に何枚か持ってらっしゃいます!」
「こんなもの着るぐらいなら、僕、裸で行くよ。」
「ドレスローブを持っていかなくちゃならないんです。リストにあるんですから!鍼医にも買ってあげたわ。ハリー、ロンに見せてやって。」
ハリーのローブは悪くなかった。深緑で、ハリーによく似合うと思う。どうやらロンのは古着屋で買ったようだった。ハリーのローブはおばさんがハリーのお金をおろして買ったものだから、立派なのだ。
「ねえ、ナツキ、本当にあなたの学用品は買わなくてよかったのよね?」
ウィーズリーおばさんが少し不安そうに尋ねた。
「アバーフォースが用意してくれるって言ってました。ホグワーツ特急を見送るときに渡すって。」
ナツキはそう答えた。クィディッチのワールドカップの話をしたとき、アバーフォースが申し出てくれたのだ。
何も心配はいらないはずなのに、なぜかウィーズリーおばさんはまだ困ったような顔をしていた。。
「彼、本当にちゃんとしたドレスローブを買ってくれたのかしら。私、一応あなたの分も見ておいたの。必要だったら、すぐにフクロウで送ってあげるから、遠慮なく言ってちょうだいね。」
「ありがとう、おばさん。」
ナツキは微笑んで返事をしたが、確かに・・・少しだけ、不安になってきた。
「僕、絶対着ないからね。」
「勝手におし。裸で行きなさい。ハリー、ナツキ、忘れずにロンの写真を撮って送ってちょうだいね。母さんだってたまには笑うようなことがなきゃ、やりきれないわ。」
そう言い残して、おばさんはドアをバタンと閉めて出ていった。ナツキは思わず笑いをこらえた。
「僕の持ってる物ってどうしてどれもこれもボロいんだろう?」
ロンはそうぼやきながら、くしゃみをしてむせているピッグウィジョンのもとへ行き、嘴に詰まった餌を取ってやっていた。
その様子を見ながら、ハリーがナツキに話しかけた。
「ねえ、ナツキって、手先けっこう器用だよね?」
「そう?」
「ほら、昔僕に手作りの、なんかの匂いのする袋をくれたろ?」
「うん。簡単な作りだけど。」
「ロンのあれ、フリルをとってやることとかできないかい?」
ナツキは、ロンのトランクに無造作に押し込まれたドレスローブに目をやった。
「どんなできになっても文句を言わないならいいけど。」
ロンがその言葉を聞いて目を輝かせた。
「これより悪くなることなんてないさ!ナツキ様!お願いします!!」