炎のゴブレット
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「うわっ、」
ナツキがアバーフォースと住む小さな小屋。そこに珍客が現れ、レオーネが苛立って嘴をカチカチと鳴らした。
「・・・なんだその鳥は。」
「南から来たんだろうね。」
大きな南国の鳥が手紙をぶら下げて入ってきたのだ。
「シリウス・ブラックか。」
「・・・・・」
どういうわけか、アバーフォースはホグワーツで起きたことをいつの間にか知っていた。十中八九、ダンブルドア先生の仕業だろうけど、この人たちは仲がいいのか悪いのかわからない。
シリウス・ブラックの名前が出ると、アバーフォースはより一層不機嫌顔をあらわにするようになった。
「育てたのは俺だからな。」
「・・・・何それ。ヤキモチ?」
「違う。」
そんなやりとりをこの夏休み何度かした。アバーフォースがこの後無言になるのもわかっている。その静かな空間が幸せだった。
血のつながった父からの手紙には、どこにいるかはわからないが、とにかく無事で自由を満喫していることが書かれていた。
そんな時、レオーネとは別な白いフクロウがやってきた。ヘドウィグだ。
「ハリーから?そういえば、ハリーの誕生日が近いなぁ・・・」
ヘドウィグから手紙を受け取ると、ナツキは顔を暗くした。
『ナツキへ
元気?笑わないで、最後まで読んでほしいんだけど、嫌な夢を見たんだ。ボロの家に、蛇がいた。蛇と、ピーターとヴォルデモートだった。それと誰か知らない老人がいたんだけど、その人は倒れたんだ。
ヴォルデモートとワームテールが誰かを殺したって言ってた。それに、誰かを殺す計画を話していた。きっと僕だ。
目が覚めたら、傷がすごく痛んだんだ。でも前みたいに、近くにあいつがいるわけじゃない。ダンブルドアに伝えられればいいのかもしれないけど、夏休みだしどうしたらいいかわからなくて、君に手紙を書いたよ。君もこんなこと言われて困るだろうけど。
僕はどうしたらいいんだろう。ロンとハーマイオニーにの返事はなんだか予想がついちゃったからまだ教えていないんだ。』
手紙を読んでナツキが真っ先にすべきことは、一つだ。
「アブ、ダンブルドア先生が何してるか知ってる?」
「知らん。」
「連絡の仕方は?」
「知らん。俺から連絡なんぞしたこっちゃない。」
なるほど。とりあえず、ダンブルドア先生にアクセスするのは難しいようだ。
「ハリーがヴォルデモートにやられて傷が痛むんだって。前に痛んだ時は、ホグワーツにヴォルデモートがいた時だった。でも、今は近くにいないはずなのに、って不安みたいなの。」
「・・・・傷か・・・。」
アバーフォースはいつもよりずっと厳しい顔をした。
「ピーター・ペティグリューがヴォルデモートを復活させたのかな?」
「いや・・・復活というのは召使いがたった一人戻ってきたところで簡単にできる話じゃない。それができるんだったら、とっくにアズカバンを逃れた死喰い人がさっさと復活させて、媚び諂っているだろう。」
アバーフォースの答えにナツキは納得した。そしてそれを手紙に書いた。
『ハリーへ。
私もあなたも、一番の心配事は、ヴォルデモートが復活したかどうかですね。ダンブルドア先生に聞くのが一番安心できますが、私もアバーフォースも夏休み中の先生にどう連絡したら良いのかわかりません。ただ、アバーフォースが言うには、召使い一人の力でホイホイ簡単に復活できる、という訳でもないみたいです。
もし、まだ心配であれば、私たちの父であるシリウスにも相談するといいと思います。きっとあなたの力になるでしょう。』
「よし。これで。ヘドウィグ!」
レオーネと遊んでいたヘドウィグがナツキの方に飛んできた。
「十分休めた?ハリーにこの手紙を送ってほしいの。」
そう言うと、元気にヘドウィグはまた空へ飛び立っていった。
それから何日かして、ナツキの元に小さなフクロウがやってきた。手紙を届けてとても誇らしげにしている。この子はロンがシリウスからもらったフクロウだ。
「ロンからだ。」
『ナツキ
パパが切符を手に入れたぞ!アイルランド対ブルガリア。月曜の夜だ。日曜の夕方にハリーを迎えに行こうと思ってるんだけど、ナツキもどう?よかったら『隠れ穴』に昼くらいにおいでよ。その後はウチにしばらくいるといいよ!ハリーもいるだろうし。みんな歓迎だって言ってる!返事はピッグに持たせて!
ロン
追伸 ドラゴンソーセージが食べたいな』
ナツキはついつい吹き出してしまった。
「アブ、日曜日から残りの夏休みをウィーズリーさんちで過ごしていい?クィディッチのワールドカップを見に行くの。」
夏休みの残り期間がそれほど長くないことと、昨年ナツキを軟禁(安全のため)して険悪になったことが奏し、アバーフォースはたっぷり間を空けたのちに「いいだろう」と渋々了承した。
「差し入れにドラゴンソーセージが欲しいんだって。」
「・・・図々しいやつだな。まあいい。明日までに適当なのを見繕ってくる。」
きっとウィーズリー家の懐事情を考慮した差し入れをアバーフォースは用意してくれることだろう。
「じゃあ、ピッグ?なんであなたそんなに小さいのにピッグなんだろうね。・・・まあいいか。ピッグ、ほら、ちょっと落ち着いて・・・」
ロンの小さなフクロウのピッグは興奮しているのかとてもうるさい。困っているナツキを見かねてかレオーネがふわりと優雅に現れた。
「ほら、ピッグ。落ち着かないなら、レオーネに手紙を預けるからね。」
そう言うとピッグは焦ったように静かにナツキの前に止まった。レオーネ様様だ。後で大好きなネズミを渡さねば。
手紙を渡すと、ピッグは嬉しそうにパタパタと飛んでいった。
ナツキがアバーフォースと住む小さな小屋。そこに珍客が現れ、レオーネが苛立って嘴をカチカチと鳴らした。
「・・・なんだその鳥は。」
「南から来たんだろうね。」
大きな南国の鳥が手紙をぶら下げて入ってきたのだ。
「シリウス・ブラックか。」
「・・・・・」
どういうわけか、アバーフォースはホグワーツで起きたことをいつの間にか知っていた。十中八九、ダンブルドア先生の仕業だろうけど、この人たちは仲がいいのか悪いのかわからない。
シリウス・ブラックの名前が出ると、アバーフォースはより一層不機嫌顔をあらわにするようになった。
「育てたのは俺だからな。」
「・・・・何それ。ヤキモチ?」
「違う。」
そんなやりとりをこの夏休み何度かした。アバーフォースがこの後無言になるのもわかっている。その静かな空間が幸せだった。
血のつながった父からの手紙には、どこにいるかはわからないが、とにかく無事で自由を満喫していることが書かれていた。
そんな時、レオーネとは別な白いフクロウがやってきた。ヘドウィグだ。
「ハリーから?そういえば、ハリーの誕生日が近いなぁ・・・」
ヘドウィグから手紙を受け取ると、ナツキは顔を暗くした。
『ナツキへ
元気?笑わないで、最後まで読んでほしいんだけど、嫌な夢を見たんだ。ボロの家に、蛇がいた。蛇と、ピーターとヴォルデモートだった。それと誰か知らない老人がいたんだけど、その人は倒れたんだ。
ヴォルデモートとワームテールが誰かを殺したって言ってた。それに、誰かを殺す計画を話していた。きっと僕だ。
目が覚めたら、傷がすごく痛んだんだ。でも前みたいに、近くにあいつがいるわけじゃない。ダンブルドアに伝えられればいいのかもしれないけど、夏休みだしどうしたらいいかわからなくて、君に手紙を書いたよ。君もこんなこと言われて困るだろうけど。
僕はどうしたらいいんだろう。ロンとハーマイオニーにの返事はなんだか予想がついちゃったからまだ教えていないんだ。』
手紙を読んでナツキが真っ先にすべきことは、一つだ。
「アブ、ダンブルドア先生が何してるか知ってる?」
「知らん。」
「連絡の仕方は?」
「知らん。俺から連絡なんぞしたこっちゃない。」
なるほど。とりあえず、ダンブルドア先生にアクセスするのは難しいようだ。
「ハリーがヴォルデモートにやられて傷が痛むんだって。前に痛んだ時は、ホグワーツにヴォルデモートがいた時だった。でも、今は近くにいないはずなのに、って不安みたいなの。」
「・・・・傷か・・・。」
アバーフォースはいつもよりずっと厳しい顔をした。
「ピーター・ペティグリューがヴォルデモートを復活させたのかな?」
「いや・・・復活というのは召使いがたった一人戻ってきたところで簡単にできる話じゃない。それができるんだったら、とっくにアズカバンを逃れた死喰い人がさっさと復活させて、媚び諂っているだろう。」
アバーフォースの答えにナツキは納得した。そしてそれを手紙に書いた。
『ハリーへ。
私もあなたも、一番の心配事は、ヴォルデモートが復活したかどうかですね。ダンブルドア先生に聞くのが一番安心できますが、私もアバーフォースも夏休み中の先生にどう連絡したら良いのかわかりません。ただ、アバーフォースが言うには、召使い一人の力でホイホイ簡単に復活できる、という訳でもないみたいです。
もし、まだ心配であれば、私たちの父であるシリウスにも相談するといいと思います。きっとあなたの力になるでしょう。』
「よし。これで。ヘドウィグ!」
レオーネと遊んでいたヘドウィグがナツキの方に飛んできた。
「十分休めた?ハリーにこの手紙を送ってほしいの。」
そう言うと、元気にヘドウィグはまた空へ飛び立っていった。
それから何日かして、ナツキの元に小さなフクロウがやってきた。手紙を届けてとても誇らしげにしている。この子はロンがシリウスからもらったフクロウだ。
「ロンからだ。」
『ナツキ
パパが切符を手に入れたぞ!アイルランド対ブルガリア。月曜の夜だ。日曜の夕方にハリーを迎えに行こうと思ってるんだけど、ナツキもどう?よかったら『隠れ穴』に昼くらいにおいでよ。その後はウチにしばらくいるといいよ!ハリーもいるだろうし。みんな歓迎だって言ってる!返事はピッグに持たせて!
ロン
追伸 ドラゴンソーセージが食べたいな』
ナツキはついつい吹き出してしまった。
「アブ、日曜日から残りの夏休みをウィーズリーさんちで過ごしていい?クィディッチのワールドカップを見に行くの。」
夏休みの残り期間がそれほど長くないことと、昨年ナツキを軟禁(安全のため)して険悪になったことが奏し、アバーフォースはたっぷり間を空けたのちに「いいだろう」と渋々了承した。
「差し入れにドラゴンソーセージが欲しいんだって。」
「・・・図々しいやつだな。まあいい。明日までに適当なのを見繕ってくる。」
きっとウィーズリー家の懐事情を考慮した差し入れをアバーフォースは用意してくれることだろう。
「じゃあ、ピッグ?なんであなたそんなに小さいのにピッグなんだろうね。・・・まあいいか。ピッグ、ほら、ちょっと落ち着いて・・・」
ロンの小さなフクロウのピッグは興奮しているのかとてもうるさい。困っているナツキを見かねてかレオーネがふわりと優雅に現れた。
「ほら、ピッグ。落ち着かないなら、レオーネに手紙を預けるからね。」
そう言うとピッグは焦ったように静かにナツキの前に止まった。レオーネ様様だ。後で大好きなネズミを渡さねば。
手紙を渡すと、ピッグは嬉しそうにパタパタと飛んでいった。