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「ルフィー!ナツキー!!」
ルフィと二人で教会を出ると慌てた様子のチョッパーとナミが駆けてきた。
「すぐに出航よ!海軍が来たわ!ログも溜まったし!」
ナミがそう言った。
「ナツキ!これ、セツがナツキの荷物だって」
「私の画材!」
チョッパーから画材と着替えの入った袋を受け取る。
そして船があるという荒野に向かって4人で駆ける。
「ごめんね、ナツキ。ゆっくり別れさせてやれなくて」
「ううん。いいのよ。今生の別れにはしないつもり!」
「そっか!」
ナミが笑顔を向けた。
「ナツキ!あれがおれ達の船、ゴーイング・メリー号だ!」
「わ!羊!かわいい!」
ルフィが紹介した羊の船首の船は、ハリボテ修理が目立って入るが、これまでの冒険の勲章のようで、とても輝いて見えた。
船には他のクルーが既に揃っていて、出航の準備を整えていた。
4人で一緒に乗り込むと、遠くからよく知る声が聞こえてきた。
「ナツキーー!」
「姉ちゃ〜〜〜〜ん!!」
「セツ!オウイ!ホクバ!ホッケー!」
ずっと一緒に、先生の元で育った兄弟弟子の姿があった。
「最高の絵描いてこいよ!!」
「ナツキ姉ちゃん!気をつけてね!」
「怪我しないでねー!!」
「絵!楽しみにしてる!」
「うん!!絶対に叶える!!みんなも!元気で!!!」
大きな声で、家族に聴こえるようにそう叫んだ。
「よーーし!野郎共!!出航だァーーーー!!!」
ルフィの声が甲板に響き、島との距離が段々と離れていく。
名残惜しくて、島をずっとみていると、船の上が騒がしくなってきた。
海軍がこちらに気づいたらしい。
ドンドンと大砲が撃たれた音がする。
「やべっ!間に合わん!」
ルフィの焦った声が聞こえて、体が勝手に動いた。
「"ハニカム・クッション"!」
砲弾と船の間にハニカム構造の黄色い蜜のクッションが現れる。
「「「おおおおおお!!」」」
ルフィ、チョッパー、ウソップが目を輝かせた。
バイイーンとそのクッションが砲弾を跳ね返す。
「お、やるな」
「えへへ」
ゾロに言われ、ついつい嬉しくなる。
私でも、海賊をやっていけそうだ。
ナツキとルフィが海軍の砲弾を跳ね返し、その間に他のクルー達が猛スピードで船を飛ばし、海軍から無事逃れることができた。
「よォーし!じゃあ改めまして、」
ウソップが立ち上がった。
「はい、ナツキちゃん」
「?」
サンジが酒の入ったコップを手渡してきたので、思わず受け取った。
何が始まるのだろうかと、再びウソップを見る。
「新しいクルー!絵描きのナツキの乗船を祝して!!乾杯だ〜〜〜!!」
「「「「「かんぱ〜〜〜い!!!!」」」」」
「わー!!ありがとう!!」
自分の歓迎のための宴が始まったのだった。
海賊になったんだ、と嬉しいようなでも少し複雑ような実感が湧いた。
あたりを見回す。
「海・・・・・!!すごい!見渡す限り!!」
こんなに、大きいのか、海というのは。
「船の上は初めて?」
「うん。島から出たことなかったから・・・!」
「うちの船、バカばっかりだからちゃんとしてそうな子が入ってくれて嬉しいわ。あとで女部屋に案内するわね」
「あはは!ありがと」
ナミに礼を言う。
甲板の手すりから、海に見とれて水平線を眺めていると後ろからウソップの声が聞こえた。
「ナツキーー!おめー主役なんだからこっちこーーい!!」
「うん!」
みんながこんなに歓迎してくれるのが嬉しかった。
優しくて、愉快で、なんて自由な船だろう。
「あっはっは!ルフィ!?何それ!」
鼻に割り箸をさして見たことのない踊りを披露するルフィ。どうやら宴会での恒例の芸らしい。
「ナツキ!おめーもやるか!!?」
「それはちょっと・・・」
見る分には楽しいけれど、自分があれをやる勇気はない。
目の前で肩を落としたルフィであったが、突然何かに気づいたように鼻をくんくんと動かした。
「どうしたの?」
「なんか甘い匂いが・・・・あ!これがチョッパーの言ってたやつか!」
そう言ってルフィは首元に顔を近づけてきた。
「え!?」
びっくりして後ろに飛び退くと、ルフィは何故逃げるのかと不思議そうにしている。
しかし首のあたりに顔を近づけて嗅がれたら逃げるのは当然である。
「おい、お前レディーに何やってんだ」
「なんかナツキから甘い匂いがするんだ」
咎められても再び顔を近づけるルフィ。
流石にサンジがそれを阻んだ。
「悪ィな、ナツキちゃん。こいつアホなんだ」
首根っこを掴まれたルフィが匂いの真相を探ろうとしてるのかバタバタと手足を動かしてサンジに抗議していた。
ルフィと二人で教会を出ると慌てた様子のチョッパーとナミが駆けてきた。
「すぐに出航よ!海軍が来たわ!ログも溜まったし!」
ナミがそう言った。
「ナツキ!これ、セツがナツキの荷物だって」
「私の画材!」
チョッパーから画材と着替えの入った袋を受け取る。
そして船があるという荒野に向かって4人で駆ける。
「ごめんね、ナツキ。ゆっくり別れさせてやれなくて」
「ううん。いいのよ。今生の別れにはしないつもり!」
「そっか!」
ナミが笑顔を向けた。
「ナツキ!あれがおれ達の船、ゴーイング・メリー号だ!」
「わ!羊!かわいい!」
ルフィが紹介した羊の船首の船は、ハリボテ修理が目立って入るが、これまでの冒険の勲章のようで、とても輝いて見えた。
船には他のクルーが既に揃っていて、出航の準備を整えていた。
4人で一緒に乗り込むと、遠くからよく知る声が聞こえてきた。
「ナツキーー!」
「姉ちゃ〜〜〜〜ん!!」
「セツ!オウイ!ホクバ!ホッケー!」
ずっと一緒に、先生の元で育った兄弟弟子の姿があった。
「最高の絵描いてこいよ!!」
「ナツキ姉ちゃん!気をつけてね!」
「怪我しないでねー!!」
「絵!楽しみにしてる!」
「うん!!絶対に叶える!!みんなも!元気で!!!」
大きな声で、家族に聴こえるようにそう叫んだ。
「よーーし!野郎共!!出航だァーーーー!!!」
ルフィの声が甲板に響き、島との距離が段々と離れていく。
名残惜しくて、島をずっとみていると、船の上が騒がしくなってきた。
海軍がこちらに気づいたらしい。
ドンドンと大砲が撃たれた音がする。
「やべっ!間に合わん!」
ルフィの焦った声が聞こえて、体が勝手に動いた。
「"ハニカム・クッション"!」
砲弾と船の間にハニカム構造の黄色い蜜のクッションが現れる。
「「「おおおおおお!!」」」
ルフィ、チョッパー、ウソップが目を輝かせた。
バイイーンとそのクッションが砲弾を跳ね返す。
「お、やるな」
「えへへ」
ゾロに言われ、ついつい嬉しくなる。
私でも、海賊をやっていけそうだ。
ナツキとルフィが海軍の砲弾を跳ね返し、その間に他のクルー達が猛スピードで船を飛ばし、海軍から無事逃れることができた。
「よォーし!じゃあ改めまして、」
ウソップが立ち上がった。
「はい、ナツキちゃん」
「?」
サンジが酒の入ったコップを手渡してきたので、思わず受け取った。
何が始まるのだろうかと、再びウソップを見る。
「新しいクルー!絵描きのナツキの乗船を祝して!!乾杯だ〜〜〜!!」
「「「「「かんぱ〜〜〜い!!!!」」」」」
「わー!!ありがとう!!」
自分の歓迎のための宴が始まったのだった。
海賊になったんだ、と嬉しいようなでも少し複雑ような実感が湧いた。
あたりを見回す。
「海・・・・・!!すごい!見渡す限り!!」
こんなに、大きいのか、海というのは。
「船の上は初めて?」
「うん。島から出たことなかったから・・・!」
「うちの船、バカばっかりだからちゃんとしてそうな子が入ってくれて嬉しいわ。あとで女部屋に案内するわね」
「あはは!ありがと」
ナミに礼を言う。
甲板の手すりから、海に見とれて水平線を眺めていると後ろからウソップの声が聞こえた。
「ナツキーー!おめー主役なんだからこっちこーーい!!」
「うん!」
みんながこんなに歓迎してくれるのが嬉しかった。
優しくて、愉快で、なんて自由な船だろう。
「あっはっは!ルフィ!?何それ!」
鼻に割り箸をさして見たことのない踊りを披露するルフィ。どうやら宴会での恒例の芸らしい。
「ナツキ!おめーもやるか!!?」
「それはちょっと・・・」
見る分には楽しいけれど、自分があれをやる勇気はない。
目の前で肩を落としたルフィであったが、突然何かに気づいたように鼻をくんくんと動かした。
「どうしたの?」
「なんか甘い匂いが・・・・あ!これがチョッパーの言ってたやつか!」
そう言ってルフィは首元に顔を近づけてきた。
「え!?」
びっくりして後ろに飛び退くと、ルフィは何故逃げるのかと不思議そうにしている。
しかし首のあたりに顔を近づけて嗅がれたら逃げるのは当然である。
「おい、お前レディーに何やってんだ」
「なんかナツキから甘い匂いがするんだ」
咎められても再び顔を近づけるルフィ。
流石にサンジがそれを阻んだ。
「悪ィな、ナツキちゃん。こいつアホなんだ」
首根っこを掴まれたルフィが匂いの真相を探ろうとしてるのかバタバタと手足を動かしてサンジに抗議していた。