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「・・・・いくぞ。チョッパー。ナツキを頼めるか」
「ああ・・・!」
チョッパーは人型の大きな姿になり、腕の自由が効かないナツキを抱き上げた。
「!! あなた、能力者なのね」
「ああ。トニートニー・チョッパー!人間トナカイだ!」
トナカイ人間ではなく?
そう一瞬疑問に思ったナツキであったが、何も言わず、そのフカフカの体に身を預ける。
ルフィとチョッパーはナツキを連れ、階段を駆け上がった。そこでナミとロビンに出くわす。
「ルフィ!助け出したのね!!」
「ナミ!ロビン!海楼石の手錠の鍵がどっかにあるはずだ!探せ!!」
船長の命令に二人は従い、塔を駆け巡る。
そしてルフィは何かを感じて塔の外へ出た。チョッパーもナツキを連れてそれに続く。
そこには大勢の黒服の男たちと、元海兵マイル、そしてレーニンがいた。
それを見てビクついたナツキをチョッパーは、男たちから隠すようにギュッと抱きしめた。
「・・・・なんだお前たちは・・・!?なぜナツキを!?」
「こいつを助けて、海賊の仲間に誘うんだ」
「・・・え・・・・?」
ルフィの口から出た言葉にナツキは驚いた。
海賊だと言う彼がなぜ自分を誘おうとしているのかも全く分からなかった。
そこへ、ゾロ、サンジ、そしてウソップもやってきた。
「お、強そうなのがいんなァ」
「おい、チョッパー、その麗しのお嬢さんがナツキちゃんか?無事なのか?」
「ゾロ、サンジ。あれはおれがやる!」
ルフィはそう言ってマイルを見た。強者を感じ取る彼のセンサーに触れたのだろう。
「元だが・・・海軍本部大佐も舐められたものだな・・・・・・」
「何ィ!?大佐だと!?」
ウソップは叫んだが、マイルのその言葉を聞いても、ルフィが怯むことはなかった。
「知るか!おれの勧誘の邪魔すんな!!"ゴムゴムの"ォ・・・!」
ルフィとマイルの戦いの火蓋が切って落とされる。それと同時に、レーニンの周りにいた男たちがゾロとサンジ、ウソップ、そしてナツキを抱えるチョッパーに向かってきた。
「あいつ、コンテストに居たやつだ・・・・・ったく、レディを狙うなんざ、どういう教育受けやがってんだ」
チョッパーを守るように、サンジとゾロが背中を合わせた。
「てめェ、足引っ張んじゃねーぞ」
「だれが引っ張るか!てめーこそ気をつけろよ!クソマリモ!!」
言い合いながらも、バタバタと敵を薙ぎ倒していく二人を見てナツキは唖然とした。そしてそれにウソップも遠距離で加勢する。
どうしてこんなに強い人たちが自分を助けにきてくれたのかと不思議に思わずにはいられなかった。
そして、
「"銃乱射 "っ!!!!」
ルフィとマイルの戦いも佳境に入っていた。ルフィが、マイルを押していたのだ。
「ぐああーーっ!!!」
「・・・ハア・・ハア・・・・!!」
マイルを吹き飛ばし、ルフィはギロリとレーニンを睨んだ。部下の男たちはゾロとサンジの手によって全滅していた。
「ルフィ!チョッパー!!」
そこへナミとロビンが駆けつけた。ナミの手には鍵が握られている。
「あなたがナツキね・・・・。もう、大丈夫だからね」
ナミはそっとナツキに近寄り、優しくそう声をかけながら手錠の鍵を外した。
「・・・・!!」
ナツキは体が一気に軽くなったのを感じた。そしてようやく衣服に袖を通した。
「・・・・おろしてもらえる?」
「ああ・・・。怪我、大丈夫か?」
チョッパーの問いにナツキは頷いた。
弱りきっていたが自分の力で立ち上がったナツキはフラフラとルフィのもとまで歩いていく。
「ナツキ、強ェんだろ。こいつ、思いっきりぶっ飛ばせ!」
「・・・ええ・・!キャプテン!」
そのやりとりを聞いてレーニンは銃を構えた。
「く!来るな来るな!!も、もう見逃してやる!妻にならんでもいい!!」
そう言いながらレーニンはナツキに向かって発砲する。
パンパンと数発ナツキに当たったように見えたそれは、ドロドロとした何かに変わったナツキの身体を貫通した。
「銃は効かないってしってるでしょ?・・・随分と、好き放題やってくれたね・・・・・!!」
「ま!待て・・・!!!そうだ!金をやろう!!いくら欲しいんだ・・!?」
「そんなもの、いらない!!」
怯えて震え出すレーニンの元に近づいていくナツキの腕は何かが固まっていた。
「"蜜蝋拳(インパスト)"!!!」
「ぎゃ〜〜〜〜〜〜っ!!!」
硬い拳で思いっきり殴られたレーニンは気を失ってしまっていた。
「にししし!よーくやった!!」
振り返るとルフィが笑顔でそういった。その笑顔を見納めると、それまでの憔悴と安堵とでナツキの意識はぷつりと途切れたのだった。
「ああ・・・!」
チョッパーは人型の大きな姿になり、腕の自由が効かないナツキを抱き上げた。
「!! あなた、能力者なのね」
「ああ。トニートニー・チョッパー!人間トナカイだ!」
トナカイ人間ではなく?
そう一瞬疑問に思ったナツキであったが、何も言わず、そのフカフカの体に身を預ける。
ルフィとチョッパーはナツキを連れ、階段を駆け上がった。そこでナミとロビンに出くわす。
「ルフィ!助け出したのね!!」
「ナミ!ロビン!海楼石の手錠の鍵がどっかにあるはずだ!探せ!!」
船長の命令に二人は従い、塔を駆け巡る。
そしてルフィは何かを感じて塔の外へ出た。チョッパーもナツキを連れてそれに続く。
そこには大勢の黒服の男たちと、元海兵マイル、そしてレーニンがいた。
それを見てビクついたナツキをチョッパーは、男たちから隠すようにギュッと抱きしめた。
「・・・・なんだお前たちは・・・!?なぜナツキを!?」
「こいつを助けて、海賊の仲間に誘うんだ」
「・・・え・・・・?」
ルフィの口から出た言葉にナツキは驚いた。
海賊だと言う彼がなぜ自分を誘おうとしているのかも全く分からなかった。
そこへ、ゾロ、サンジ、そしてウソップもやってきた。
「お、強そうなのがいんなァ」
「おい、チョッパー、その麗しのお嬢さんがナツキちゃんか?無事なのか?」
「ゾロ、サンジ。あれはおれがやる!」
ルフィはそう言ってマイルを見た。強者を感じ取る彼のセンサーに触れたのだろう。
「元だが・・・海軍本部大佐も舐められたものだな・・・・・・」
「何ィ!?大佐だと!?」
ウソップは叫んだが、マイルのその言葉を聞いても、ルフィが怯むことはなかった。
「知るか!おれの勧誘の邪魔すんな!!"ゴムゴムの"ォ・・・!」
ルフィとマイルの戦いの火蓋が切って落とされる。それと同時に、レーニンの周りにいた男たちがゾロとサンジ、ウソップ、そしてナツキを抱えるチョッパーに向かってきた。
「あいつ、コンテストに居たやつだ・・・・・ったく、レディを狙うなんざ、どういう教育受けやがってんだ」
チョッパーを守るように、サンジとゾロが背中を合わせた。
「てめェ、足引っ張んじゃねーぞ」
「だれが引っ張るか!てめーこそ気をつけろよ!クソマリモ!!」
言い合いながらも、バタバタと敵を薙ぎ倒していく二人を見てナツキは唖然とした。そしてそれにウソップも遠距離で加勢する。
どうしてこんなに強い人たちが自分を助けにきてくれたのかと不思議に思わずにはいられなかった。
そして、
「"
ルフィとマイルの戦いも佳境に入っていた。ルフィが、マイルを押していたのだ。
「ぐああーーっ!!!」
「・・・ハア・・ハア・・・・!!」
マイルを吹き飛ばし、ルフィはギロリとレーニンを睨んだ。部下の男たちはゾロとサンジの手によって全滅していた。
「ルフィ!チョッパー!!」
そこへナミとロビンが駆けつけた。ナミの手には鍵が握られている。
「あなたがナツキね・・・・。もう、大丈夫だからね」
ナミはそっとナツキに近寄り、優しくそう声をかけながら手錠の鍵を外した。
「・・・・!!」
ナツキは体が一気に軽くなったのを感じた。そしてようやく衣服に袖を通した。
「・・・・おろしてもらえる?」
「ああ・・・。怪我、大丈夫か?」
チョッパーの問いにナツキは頷いた。
弱りきっていたが自分の力で立ち上がったナツキはフラフラとルフィのもとまで歩いていく。
「ナツキ、強ェんだろ。こいつ、思いっきりぶっ飛ばせ!」
「・・・ええ・・!キャプテン!」
そのやりとりを聞いてレーニンは銃を構えた。
「く!来るな来るな!!も、もう見逃してやる!妻にならんでもいい!!」
そう言いながらレーニンはナツキに向かって発砲する。
パンパンと数発ナツキに当たったように見えたそれは、ドロドロとした何かに変わったナツキの身体を貫通した。
「銃は効かないってしってるでしょ?・・・随分と、好き放題やってくれたね・・・・・!!」
「ま!待て・・・!!!そうだ!金をやろう!!いくら欲しいんだ・・!?」
「そんなもの、いらない!!」
怯えて震え出すレーニンの元に近づいていくナツキの腕は何かが固まっていた。
「"蜜蝋拳(インパスト)"!!!」
「ぎゃ〜〜〜〜〜〜っ!!!」
硬い拳で思いっきり殴られたレーニンは気を失ってしまっていた。
「にししし!よーくやった!!」
振り返るとルフィが笑顔でそういった。その笑顔を見納めると、それまでの憔悴と安堵とでナツキの意識はぷつりと途切れたのだった。