vsゴッド
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「っ!!!ハニカムクッション!!」
地面が見えて、急いでチョッパーと自分の周りを囲み、何とか落下の衝撃を最小限にできた。
「ゾロは!?」
「くそ・・・・!死ぬとこだ!!!」
「ええ・・・死ぬはずよ・・・普通は」
上から降ってきたわたしたちを見て、引きながら辛辣な声を上げたのはロビンだった。
「ロビン!よかった!」
「おめェか。・・・・ここはどこだ」
「お探しの黄金都市。でも、黄金はないわ」
「あ?」「え?」
周りを見渡すと、壮大な遺跡があった。しかしロビンの言う通り、黄金は見当たらない。
「それよりもナミよ!」
共に落下したらしいウワバミに目を向けた時、ウワバミを一本の稲光が包んだ。
「しまった!!」
「ナミ!!!」
ゾロと二人、絶望したその時、
「あれ!?ゾロ!ナツキ!ロビンも・・・」
「そこかよ!!」「そこ!!?」
どうやら知らぬ間にウワバミから脱出していたらしい。よかったよかった。
「まあ私はいいんだけど、でもね、あの中・・・ルフィがいるの!!!」
「「は!!?」」
思わぬ衝撃事実に私もゾロも青ざめる。
「・・・ナミ、チョッパーを任せていい?あまり、悠長にはしていられないみたい・・・・!」
戦況は待ってくれなそうだった。私たちが見据える先には、ゴッド・エネルがいた。
「・・・戯れだ。他愛もないゲームさ。お前たちがこの島に入って3時間が経過した時、82人のうち一体何人が立っていられるかというサバイバルゲーム!私の予想は生き残り6人・・・!あと3分でその3時間が経つ・・・・・。つまり今、この場に7人もいて貰っちゃあ困るというわけだ。神が予言を外すわけにはいくまい。・・・・・さて。誰が消えてくれる。そっちで消しあうか、それとも私が手を下そうか・・・」
何を言っているんだ、この男は。まるで人の命をゲームの駒のように。
「・・・お前どうだ」
「私はイヤよ」
「俺もだよ。ナツキは?」
「絶対にイヤ」
ゲリラも空の騎士も当然拒否だ。ナミだってイヤに決まってる。
そしたら、答えは一つだ。
「「お前が消えろ」」
「・・・・・・・・・不届き」
5人はエネルに向かって攻撃の構えをとった。
「ヤハハハハ!!この私に・・・!?消えろと・・・!?さすがはゲームの生き残り共・・・。だが、お前達、誰にものをいってるのかわかっているのか?お前達はまだ、神という存在の意味を理解していない様だ・・・・!!」
そして再び愉快そうにエネルは笑う。
「スカイピアの幸福を望む老ぼれに、ひたすらに故郷を望む戦士、黄金を狙う青海の盗賊共・・・。悩み多きこの世だ・・・。子羊が何を望もうと構わんが、この国にはそもそもの間違いがある・・・!!」
ごちゃごちゃとその後エネルは語った。意味はほとんどわからなかったが、彼がフェアリーヴァースというものを欲していること、そして空から人間を消そうとしていることだけは伝わった。
・・・いかれてる・・・・!!
「思い上がるな!エネル!!神などと言う名はこの国の長の称号に過ぎんのだぞ!!人の生きるこの世界に、神などおらぬ!!!」
ガン・フォールが怒りのあまり、震えながらそう叫んだ。
「元・・・神、ガン・フォール。・・・神隊を心配していたな・・・お前の部下650名、今朝ちょうど私の頼んだ仕事を終えてくれたよ。この島の中でな・・・・・。そして、さっき言ったはずだ。今この島に立っているのは、ここにいる7人のみだ・・・・・」
そしてエネルはその神隊だけではなく、エンジェル島の彼らの家族も殺す腹づもりだ。
「貴様悪魔かァ!!!」
「ヤハハハ!!」
ガン・フォールがたまらずエネルに突撃した。
「1000万、2000万・・・"2000万ボルト
「ガン・フォール。この世に、神はいる・・・。私だ」
「騎士のおじいちゃん!!!」
空の騎士ガン・フォールはその場に崩れ落ちた。
「悪魔の実か・・・・」
「おそらくゴロゴロの実・・・!数ある能力の中でも、確かに・・・無敵と謳われる能力の一つ。"雷"の力」
ゾロの呟きにロビンが答えた。やはり、間違いなく自然系の実。私がそうであるように、あのムカつく神の体には攻撃が通らない。
「さて、ちょうど予言の時間。これで6人だ。ヤハハハ!よくぞ生き残った!これから私が旅立つ夢の世界、フェアリーヴァースへ、お前達を連れて行こうじゃあないか!!」
「「「「「「!!?」」」」」」
エネルは神の国をそのフェアリーヴァースというところに建国するにあたって、強いものだけを連れて行きたかったと言う。
いよいよ理解ができなかった。
「それをもし断ったら・・・?」
そう皆の気持ちを代弁したのはロビンだった。
「断る・・・?なぜだ?私の決定だぞ。ここにいればこの国とともに奈落の底へ落ちてしまうのだ」
「むやみにこの国を破壊してはあなたの欲しがる物も落としてしまうのでは?」
「・・・・・"黄金の鐘"か・・・心配に及ばん。すでに目安はついている・・・」
「・・・黄金の鐘があるのね・・・・!!!」
そのワードに反応したのは、ゲリラもだった。ここにいる皆が黄金の鐘を狙っているようだ。
「きっとお前と同じ場所を私は思い描いている・・・!意外そうだな。・・・その条件を使えばうまくおれを出し抜けるとでも考えたか?俺を甘く見るな・・・・!浅はかなり!!」
エネルが手をロビンへ向けた。
「おれは打算的な女が嫌いでね」
バリッと言う音が響き、ロビンが膝から崩れ落ちる。
「ロビンっ!」
必死で叫んだ。けれども何の意味もなさなかった。
倒れかけるロビンをゾロが抱きとめ、地面に寝かせた。
「女だぞ」
「・・・・見ればわかる」