生贄の祭壇
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大きなキャンプファイヤーを囲んで、飲めや歌えやのどんちゃん騒ぎだ。
「ナツキ〜!楽しいか!踊れ踊れ!」
「あはは!楽しんでるよ〜」
みんなと火の周りをぐるぐる回る。
「ノってこい!ノってこい!黄金前夜祭だーー!!!」
ウソップの楽しい樽太鼓の音に合わせて皆でキャンプファイヤーを囲みとにかく騒ぎ倒す。
少しすると、バカ騒ぎするようなたちではにゾロとロビンの近くに人影が増えたのを見つけた。
「あ!ルフィ!騎士のおじいちゃんが!」
「おお?変なおっさん!起きたのか!ありがとな!踊ろう!」
「踊ろう!空の騎士!」
ルフィとチョッパーがそう誘ったが、ゾロが彼の怪我を理由に本人より先に断らせた。当然だ。
「黄金見つかるかな〜。明日楽しみだね」
「にししし!見つかるさ!見つからなくてもきっと楽しいぞ!な!」
「ハハハ、確かに。ルフィと一緒ならどこでも楽しいもんね」
「!」
そこで何故か楽しそうに踊っていたルフィが突然止まってしまった。
「どうかした?」
「なんかジーンとした・・・!!」
もしかして、さっき言った言葉で感動しちゃったのだろうか?
「そっか。本当だよ。ルフィとみんなと一緒なら、私、地獄の底でも楽しめる!」
「・・・そうか!おれもだ!!」
またいつものように満面の笑顔を向けるルフィ。
隣でウソップが太鼓を叩きながら「おれは地獄は嫌だぞ」なんてちょっと引き気味に言っているが、気にしない。
それからしばらく宴は続き、騒ぎ疲れた私たちは、一人また一人と眠り始めたいた。
ナミとロビンはテントですでに眠りについているようで、私もそうしようと思っていたら、ルフィに呼び止められた。
「ナツキ、こいつらと寝ろよ!ふかふかだぞ」
すでに雲ウルフを枕にし、寝る体制に入っているルフィは、そのそばにもう一匹いた雲ウルフを指さした。
その雲ウルフも別にいいよと言うように「ワオン」と吠えた。
「じゃあそうしようかな」
またとない機会に違いない。
ふかふか具合にも興味があるし、ルフィのその提案にのってみよう。
「わ、ほんとだ」
「だろ!」
雲ウルフに寄り添ってみると、ものすごくフカフカであっという間に睡魔が襲ってきた。
「・・・おやすみ、ルフィ」
「あァ、おやすみ・・・・」
すぐにルフィのいびきが聞こえてきて、それに釣られるように私も夢の世界へと入っていた。
"先生?そこで何してるの?"
ホクサイ先生だ。優しい目でこちらを見つめていた。
"ねえ、先生、聞いて。私、空島に来たんだよ!"
先生がにっこり微笑んだ。
"空の海はね、真っ白で・・・・!早く描きたいな〜。ねェ先生、先生も一緒に描こうよ!"
先生は眉尻を下げて、困ったように首を横に振った。
"どうして?一緒に描こう!きっと楽しいよ!"
またにっこりと微笑んで、先生は私の後ろの方を指さした。
"え?"
先生が指した先を見ようと振り返った。
誰かが笑って呼んでいるような気がする。
「ナツキ」
口を大きく開けて、歯を見せながら悪戯っぽく笑うその姿は知ってる気がする。
そうだ、あれは_____
「ぬァ〜〜〜にをやっとんじゃーーーー!!クソゴムーーー!!」
「!?」
サンジの声で目が覚める。
そうか、私、夢を見て・・・・・何の夢だっけ?
何か、幸せな夢を見た気がする。
「・・・ふわ・・・サンジ、朝からどうし・・・・」
そこでようやく自分の異変に気づく。
目の前にあるのはふかふかの雲ウルフのお腹。
昨夜そこに寄り添うように寝たのだ。何もおかしくはない。
ではなぜ起きたと言うのに体を起こせないのだろう。
何かにがっちりと掴まれているような気がする。
そして気のせいだろうか、背中から寝息が聞こえる。
「・・・・・ルフィ?」
少し振り返って正体を確認するとそれはルフィだった。
腰のあたりに巻きついているのは間違いなく彼の腕だ。
どうやらルフィに抱きつかれたまま寝ていたらしい。
「な、なんで・・・・!?」
状況を理解すると、恥ずかしさで顔に熱が集まるのがわかった。
「いつまで寝てんじゃーーーー!?」
「ふげっ!?・・・・ん?朝か!」
サンジに蹴り飛ばされたルフィ。
いつもなら多少は心配するが、今はそんな心の余裕はなかった。
「こんのクソゴムがァ!!うらやま・・じゃない!ナツキちゃんに何してくれとんじゃーー!!」
「なんだなんだ?ナツキがどうかしたのか!?・・・・・ん?元気そうだぞ?」
こちらに気づくとルフィは不思議そうな顔をしていた。
「てめェ・・・!ナツキちゃんを抱き枕にしておいて・・・・!!」
どう言う原理かメラメラと怒りで発火しているサンジ。
「ナツキを抱き枕?・・・は!そーか。道理で甘い肉の夢を見たわけだ・・・!!うまかった!」
合点がいったとばかりに、ルフィはポンと手のひらを拳で叩く。
「ナツキと寝るとあんな美味い肉食えるのか・・・・・・」
「食えないよ!?」
その会話を聞いてサンジの怒りは頂点に達してしまったらしい。
「てめェに・・・食わせる肉はねェ!!!」
「何ィ〜〜〜〜〜!?なんでだ!?おれ、なんでこんなに怒られてんだ!?」
もしかしてルフィ、寝ている間に私のハチミツの匂い(ルフィ曰くすごく美味しそう)に釣られちゃったのかな・・・・。
まあどう見ても下心はなさそうだし、怒ることでもないか。
とりあえず、今度からは近くで寝るときは気をつけよう。心臓に良くない・・・。
「サンジ、私は怒ってないから、その辺にしてあげて。ルフィも悪気があったわけじゃないんだから・・・・・」
「そ、そんな!ナツキちゃん!もっと怒っていいんだぜ?」
「なんだ、ナツキ、もしかして寝違えたのか?」
「てめェは黙ってろォ!!!」
それからしばらく説得して、ようやくサンジも鉾を納めてくれたのだった。
「ナツキ〜!楽しいか!踊れ踊れ!」
「あはは!楽しんでるよ〜」
みんなと火の周りをぐるぐる回る。
「ノってこい!ノってこい!黄金前夜祭だーー!!!」
ウソップの楽しい樽太鼓の音に合わせて皆でキャンプファイヤーを囲みとにかく騒ぎ倒す。
少しすると、バカ騒ぎするようなたちではにゾロとロビンの近くに人影が増えたのを見つけた。
「あ!ルフィ!騎士のおじいちゃんが!」
「おお?変なおっさん!起きたのか!ありがとな!踊ろう!」
「踊ろう!空の騎士!」
ルフィとチョッパーがそう誘ったが、ゾロが彼の怪我を理由に本人より先に断らせた。当然だ。
「黄金見つかるかな〜。明日楽しみだね」
「にししし!見つかるさ!見つからなくてもきっと楽しいぞ!な!」
「ハハハ、確かに。ルフィと一緒ならどこでも楽しいもんね」
「!」
そこで何故か楽しそうに踊っていたルフィが突然止まってしまった。
「どうかした?」
「なんかジーンとした・・・!!」
もしかして、さっき言った言葉で感動しちゃったのだろうか?
「そっか。本当だよ。ルフィとみんなと一緒なら、私、地獄の底でも楽しめる!」
「・・・そうか!おれもだ!!」
またいつものように満面の笑顔を向けるルフィ。
隣でウソップが太鼓を叩きながら「おれは地獄は嫌だぞ」なんてちょっと引き気味に言っているが、気にしない。
それからしばらく宴は続き、騒ぎ疲れた私たちは、一人また一人と眠り始めたいた。
ナミとロビンはテントですでに眠りについているようで、私もそうしようと思っていたら、ルフィに呼び止められた。
「ナツキ、こいつらと寝ろよ!ふかふかだぞ」
すでに雲ウルフを枕にし、寝る体制に入っているルフィは、そのそばにもう一匹いた雲ウルフを指さした。
その雲ウルフも別にいいよと言うように「ワオン」と吠えた。
「じゃあそうしようかな」
またとない機会に違いない。
ふかふか具合にも興味があるし、ルフィのその提案にのってみよう。
「わ、ほんとだ」
「だろ!」
雲ウルフに寄り添ってみると、ものすごくフカフカであっという間に睡魔が襲ってきた。
「・・・おやすみ、ルフィ」
「あァ、おやすみ・・・・」
すぐにルフィのいびきが聞こえてきて、それに釣られるように私も夢の世界へと入っていた。
"先生?そこで何してるの?"
ホクサイ先生だ。優しい目でこちらを見つめていた。
"ねえ、先生、聞いて。私、空島に来たんだよ!"
先生がにっこり微笑んだ。
"空の海はね、真っ白で・・・・!早く描きたいな〜。ねェ先生、先生も一緒に描こうよ!"
先生は眉尻を下げて、困ったように首を横に振った。
"どうして?一緒に描こう!きっと楽しいよ!"
またにっこりと微笑んで、先生は私の後ろの方を指さした。
"え?"
先生が指した先を見ようと振り返った。
誰かが笑って呼んでいるような気がする。
「ナツキ」
口を大きく開けて、歯を見せながら悪戯っぽく笑うその姿は知ってる気がする。
そうだ、あれは_____
「ぬァ〜〜〜にをやっとんじゃーーーー!!クソゴムーーー!!」
「!?」
サンジの声で目が覚める。
そうか、私、夢を見て・・・・・何の夢だっけ?
何か、幸せな夢を見た気がする。
「・・・ふわ・・・サンジ、朝からどうし・・・・」
そこでようやく自分の異変に気づく。
目の前にあるのはふかふかの雲ウルフのお腹。
昨夜そこに寄り添うように寝たのだ。何もおかしくはない。
ではなぜ起きたと言うのに体を起こせないのだろう。
何かにがっちりと掴まれているような気がする。
そして気のせいだろうか、背中から寝息が聞こえる。
「・・・・・ルフィ?」
少し振り返って正体を確認するとそれはルフィだった。
腰のあたりに巻きついているのは間違いなく彼の腕だ。
どうやらルフィに抱きつかれたまま寝ていたらしい。
「な、なんで・・・・!?」
状況を理解すると、恥ずかしさで顔に熱が集まるのがわかった。
「いつまで寝てんじゃーーーー!?」
「ふげっ!?・・・・ん?朝か!」
サンジに蹴り飛ばされたルフィ。
いつもなら多少は心配するが、今はそんな心の余裕はなかった。
「こんのクソゴムがァ!!うらやま・・じゃない!ナツキちゃんに何してくれとんじゃーー!!」
「なんだなんだ?ナツキがどうかしたのか!?・・・・・ん?元気そうだぞ?」
こちらに気づくとルフィは不思議そうな顔をしていた。
「てめェ・・・!ナツキちゃんを抱き枕にしておいて・・・・!!」
どう言う原理かメラメラと怒りで発火しているサンジ。
「ナツキを抱き枕?・・・は!そーか。道理で甘い肉の夢を見たわけだ・・・!!うまかった!」
合点がいったとばかりに、ルフィはポンと手のひらを拳で叩く。
「ナツキと寝るとあんな美味い肉食えるのか・・・・・・」
「食えないよ!?」
その会話を聞いてサンジの怒りは頂点に達してしまったらしい。
「てめェに・・・食わせる肉はねェ!!!」
「何ィ〜〜〜〜〜!?なんでだ!?おれ、なんでこんなに怒られてんだ!?」
もしかしてルフィ、寝ている間に私のハチミツの匂い(ルフィ曰くすごく美味しそう)に釣られちゃったのかな・・・・。
まあどう見ても下心はなさそうだし、怒ることでもないか。
とりあえず、今度からは近くで寝るときは気をつけよう。心臓に良くない・・・。
「サンジ、私は怒ってないから、その辺にしてあげて。ルフィも悪気があったわけじゃないんだから・・・・・」
「そ、そんな!ナツキちゃん!もっと怒っていいんだぜ?」
「なんだ、ナツキ、もしかして寝違えたのか?」
「てめェは黙ってろォ!!!」
それからしばらく説得して、ようやくサンジも鉾を納めてくれたのだった。