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メリー号に戻るとゾロと共にチョッパーが船番でちょうどいたので、ルフィはセツの手当をさせた。
しばらくして目が覚めたセツはルフィに頭を下げた。
「・・・ありがとう。さっきは悪かった・・・」
「いいよ。おれが悪かったんだ。」
セツは自分のいる場所を確認すると、不思議そうに尋ねた。
「どうして海賊がおれを助けるんだ・・?」
「あ!そーだ!おめーよ、でっけぇ海の絵描いた奴知ってるか?」
「?」
ルフィの言葉に、ロビンが教会に飾ってあった絵だと付け足した。それでセツは何の絵かわかったようだった。
「・・・・それはナツキが10年前に先生と描いた絵だ。あいつは天才で・・・・・!」
「お、おい!どうしたんだ急に・・・」
セツは突然涙を流し始めた。
「訳ありか?ルフィ、どうやらこいつも被害者だ。話くらい聞いてやったらどうだ?」
サンジの言葉にルフィが頷き、セツにどうしたのかと尋ねた。するとセツは気が抜けたのか、彼の身に何があったのかを話し始めた。
「コンテストのために、おれは1年前からこの町を離れて絵を描いていたんだ。さっき、表彰された絵だ・・・・・。出展のために1年ぶりにうちへ戻ったら、兄弟弟子が全員行方知れずになっていたんだ・・・・・!!」
サンジとロビンはそれでセツだけが無事でいるのだと分かった。
「町を探し回ったがどこにもいねェ・・・・・!!」
「心当たりもねェのか?」
サンジはそう質問した。
「・・・・あるにはある・・・。だがナツキがあんな奴らにやられるなんてありえねェ・・・・・!!!」
「そのナツキって奴、強ェのか?絵もうまくて」
ルフィが目を輝かせ始めた。
「なァ、その心当たりっての教えてくれ!助けるからよ!助けたら仲間にしていいか!?」
ルフィの言葉にセツは目を丸くした。
そしてセツが口を開こうとしたその時、外からナミとウソップの大声が聞こえた。
「チョッパーー!!来て!!」
「早くしろ!チョッパー!!怪我人だ!!!」
只事ではない様子を感じ取って、皆が甲板に出た。そこには怪我をした3人の子供達がナミとウソップに運ばれていた。
チョッパーがまた怪我人かと慌てて駆け寄る。その光景を見て、セツが口を開いた。
「オウイ!ホクバ!ホッケー!!!」
叫びながらセツが自身も怪我をしていると言うのに3人の子供達に駆け寄った。
「お前ら!?何があった!!!」
その様子を見て、船にいた者は彼らがセツの兄弟弟子であることを悟った。
「お前らだけか!?ナツキはどこにいるんだ!!」
セツの叫びに、子供の一人が泣きながら口を開いた。
「う・・!ううう!!ナツキ姉ちゃんが・・・!おれだぢの身代わりになって・・・!!!」
そこでその子供は気を失ってしまった。
「!?おい!ホクバ!!おい!?」
「気を失ってるだけだ。大丈夫。命に別状はないよ」
焦るセツにチョッパーは静かにそう告げた。
ウソップとナミは子供達を船へ運び、ロビンから状況を聞いた。
「この子達、道端で見つけたのよ。こんな小さな子たちに・・・・・!!」
ナミが怒りに震えながらそう言った。
図らずとも全員揃った麦わらの一味。海賊だと知りながら、その情の熱い一面をみて、セツはルフィに話しかけた。
「麦わらのあんた、ナツキを仲間にする気なのか?」
「おう。だからその心当たりってやつ早く教えろ。助けてくるから」
「・・・・ゴルドの奴らだ・・・!」
セツの言葉を聞いて、ロビンとサンジはコンテストで2位になった少女がゴルド・リリアナという名前だったと思い出した。
「あの子が・・・?」
わがままそうな感じはしたが、それほど凶悪には見えなかったので、思わずサンジがそう尋ねた。
「リリアナじゃねェ・・・。その親父がイカれてんだ・・・!俺の妹分のナツキは見目がよくてな。あのクソ親父、娘ほど歳の離れたナツキに懸想しやがって・・・!後妻になることをナツキに断られた腹いせに、おれたちを目の敵にしてやがるんだ・・・・!!」
その不愉快な話に一味が顔を顰めた。一部は、サンジの言っていた美女が、どうやらそのナツキという者であることを察した。
「おいおい、じゃあそのナツキちゃん、捕まってるんだとしたらヤベェんじゃねェか?早いとこ助け出さねェと何されてっかわかんねェぞ・・・・!!」
サンジの言葉にセツは怒りながら叫んだ。
「分かってる!!だが!ナツキがあいつらに捕まっているなんて信じられねェ!!あいつは能力者で・・・!!触れることすら不可能なはずなんだ・・・・!!!」
「もしかして・・・自然系の能力者なのかしら?」
冷静にロビンがそう尋ねるとセツはこくりと頷いた。そして、一味は顔を見合わせた。ついこの間まで、クロコダイルと言う自然系の能力者に嫌と言うほど苦戦していたのだ。どれだけ強力かは想像に容易い。
「・・・う・・・!ナツキ姉ちゃん・・捕まってるよ・・・!!」
子供の一人が意識を取り戻し、話し始めた。
しばらくして目が覚めたセツはルフィに頭を下げた。
「・・・ありがとう。さっきは悪かった・・・」
「いいよ。おれが悪かったんだ。」
セツは自分のいる場所を確認すると、不思議そうに尋ねた。
「どうして海賊がおれを助けるんだ・・?」
「あ!そーだ!おめーよ、でっけぇ海の絵描いた奴知ってるか?」
「?」
ルフィの言葉に、ロビンが教会に飾ってあった絵だと付け足した。それでセツは何の絵かわかったようだった。
「・・・・それはナツキが10年前に先生と描いた絵だ。あいつは天才で・・・・・!」
「お、おい!どうしたんだ急に・・・」
セツは突然涙を流し始めた。
「訳ありか?ルフィ、どうやらこいつも被害者だ。話くらい聞いてやったらどうだ?」
サンジの言葉にルフィが頷き、セツにどうしたのかと尋ねた。するとセツは気が抜けたのか、彼の身に何があったのかを話し始めた。
「コンテストのために、おれは1年前からこの町を離れて絵を描いていたんだ。さっき、表彰された絵だ・・・・・。出展のために1年ぶりにうちへ戻ったら、兄弟弟子が全員行方知れずになっていたんだ・・・・・!!」
サンジとロビンはそれでセツだけが無事でいるのだと分かった。
「町を探し回ったがどこにもいねェ・・・・・!!」
「心当たりもねェのか?」
サンジはそう質問した。
「・・・・あるにはある・・・。だがナツキがあんな奴らにやられるなんてありえねェ・・・・・!!!」
「そのナツキって奴、強ェのか?絵もうまくて」
ルフィが目を輝かせ始めた。
「なァ、その心当たりっての教えてくれ!助けるからよ!助けたら仲間にしていいか!?」
ルフィの言葉にセツは目を丸くした。
そしてセツが口を開こうとしたその時、外からナミとウソップの大声が聞こえた。
「チョッパーー!!来て!!」
「早くしろ!チョッパー!!怪我人だ!!!」
只事ではない様子を感じ取って、皆が甲板に出た。そこには怪我をした3人の子供達がナミとウソップに運ばれていた。
チョッパーがまた怪我人かと慌てて駆け寄る。その光景を見て、セツが口を開いた。
「オウイ!ホクバ!ホッケー!!!」
叫びながらセツが自身も怪我をしていると言うのに3人の子供達に駆け寄った。
「お前ら!?何があった!!!」
その様子を見て、船にいた者は彼らがセツの兄弟弟子であることを悟った。
「お前らだけか!?ナツキはどこにいるんだ!!」
セツの叫びに、子供の一人が泣きながら口を開いた。
「う・・!ううう!!ナツキ姉ちゃんが・・・!おれだぢの身代わりになって・・・!!!」
そこでその子供は気を失ってしまった。
「!?おい!ホクバ!!おい!?」
「気を失ってるだけだ。大丈夫。命に別状はないよ」
焦るセツにチョッパーは静かにそう告げた。
ウソップとナミは子供達を船へ運び、ロビンから状況を聞いた。
「この子達、道端で見つけたのよ。こんな小さな子たちに・・・・・!!」
ナミが怒りに震えながらそう言った。
図らずとも全員揃った麦わらの一味。海賊だと知りながら、その情の熱い一面をみて、セツはルフィに話しかけた。
「麦わらのあんた、ナツキを仲間にする気なのか?」
「おう。だからその心当たりってやつ早く教えろ。助けてくるから」
「・・・・ゴルドの奴らだ・・・!」
セツの言葉を聞いて、ロビンとサンジはコンテストで2位になった少女がゴルド・リリアナという名前だったと思い出した。
「あの子が・・・?」
わがままそうな感じはしたが、それほど凶悪には見えなかったので、思わずサンジがそう尋ねた。
「リリアナじゃねェ・・・。その親父がイカれてんだ・・・!俺の妹分のナツキは見目がよくてな。あのクソ親父、娘ほど歳の離れたナツキに懸想しやがって・・・!後妻になることをナツキに断られた腹いせに、おれたちを目の敵にしてやがるんだ・・・・!!」
その不愉快な話に一味が顔を顰めた。一部は、サンジの言っていた美女が、どうやらそのナツキという者であることを察した。
「おいおい、じゃあそのナツキちゃん、捕まってるんだとしたらヤベェんじゃねェか?早いとこ助け出さねェと何されてっかわかんねェぞ・・・・!!」
サンジの言葉にセツは怒りながら叫んだ。
「分かってる!!だが!ナツキがあいつらに捕まっているなんて信じられねェ!!あいつは能力者で・・・!!触れることすら不可能なはずなんだ・・・・!!!」
「もしかして・・・自然系の能力者なのかしら?」
冷静にロビンがそう尋ねるとセツはこくりと頷いた。そして、一味は顔を見合わせた。ついこの間まで、クロコダイルと言う自然系の能力者に嫌と言うほど苦戦していたのだ。どれだけ強力かは想像に容易い。
「・・・う・・・!ナツキ姉ちゃん・・捕まってるよ・・・!!」
子供の一人が意識を取り戻し、話し始めた。