いざ空へ
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大渦の中心近くまで、マシラたちにつれられ、そこで彼らとは別れる。
「じゃあおめェら!あとは自力でなんとか頑張れよォ!!」
「ええええ!?どうやって!?」
ナミとウソップとチョッパーは泣き叫んでいる。私も気持ちは同じだ。だって先ほどかなり大きな海王類が渦に飲み込まれるのを目の当たりにしたのだから。
そしてあたりは一面真っ暗になる。
「引き換えそう!ルフィ!今ならまだ間に合う!空島なんて夢のまた夢だ!!」
ウソップがルフィに向かってそう叫んだ。
しかし、そんな言葉がこの男に通じるわけもなかった。
「夢のまた夢の島!!こんな大冒険、逃したら一生後悔すんぞ!!!」
「た、楽しそうだね・・・・」
「当たり前だろ!ナツキは楽しくねェのかよ!?」
ルフィがさも当然という顔で尋ねた。
そうだ。こんな機会二度と無いかもしれない。ルフィの言う通りだ。
「・・・確かに!楽しまないと損だね!」
「おう!」
しかし船は大渦に飲まれようとしていた。
ウソップがギャアギャア騒ぎ、皆が覚悟をしたとき、シーンと渦が消えた。
「何!?消えた!?なんでだ!?」
サンジが呟く。
しかし、ナミが海面を見て、真っ青になりながら皆に話しかける。
「・・・・違う!!はじまってるのよ!もう・・・渦は海底から
かき消されただけ・・・・!!!」
まさか、もう海底では、水が突き上げ始めてるの・・・!?
「待ァてェ〜〜〜〜〜〜〜!」
聞き慣れない声が聞こえ、そちらを一斉に見ると、知らない海賊団がいた。
どうやらルフィ、ゾロ、ナミはモックタウンで彼らに会っていたらしい。
「ゼハハハハハハ!!追いついたぞ、麦わらのルフィ!!てめェの一億の首をもらいにきた!!観念しろやァ!!!」
・・・・1億!?
その男の発言に皆が首をかしげる。
「俺の首!?一億ってなんだ」
ルフィが男たちに叫ぶ。
「・・・やはり知らねェのか・・・!ん?なんでこの辺暗いんだ?」
その男は2枚の手配書を掲げた。
「おめェの首にゃ1億ベリーの賞金がかかってんだよ!そして"海賊狩りのゾロ"!てめェにゃ6千万ベリーだ!!」
その男の言葉を聞いて、ウソップが双眼鏡で事実を確認する。
「本当だ・・・!新しい手配書だ!ゾロ!賞金首になってんぞ!!」
ルフィが1億でゾロが6千万!?
「・・・もしかして私とんでもない一味に入っちゃった!?」
「うししっ!ナツキ、おれは海賊王になるんだぞ」
ルフィが嬉しそうに歯を見せてそう言う。
そうだった。海賊王を目指す船だもの。こんな賞金如きでビビっちゃダメだ。
「じゃ、じゃあ私も賞金クビになる!!」
「よーし、じゃあ次頑張れよ!」
「ナツキ、そんなの目指さないで!!」
「え、ええっ・・・!?」
ナミに怒られてしまった。
そしてすぐに、騒いでいる場合ではないと察する。
「おいおめェら!!よそ見すんな!!」
マシラとショウジョウが声を上げる。
「くるぞ。"突き上げる海流 "・・・・・!!!」
「!!」
海面を見ると、盛り上がりかけていた。
「全員!船体にしがみつくか船室へ!!!」
サンジが声を上げ、私はそれに従い必死で手すりにしがみついた。
そして、ズドォンと聞いたことのない大きさの衝撃音が響き渡り、海流が突き上げる。
「きゃあ!」
その拍子に手すりから思わず手を離してしまい体が浮いた。
「ナツキ!」
にょーんと伸びたルフィの腕に包まれる。
「あ、ありがと」
「捕まっとけ。行くぞ、空島!」
「うん・・・!」
ルフィの腕にぐるぐる巻にされながら、上空を見る。
船は垂直の水柱の上を走っていた。
「よーし!これで空までいけるぞ〜〜〜っ!!いけェ!!メリ〜〜〜〜!!」
ウキウキするルフィだが、一部のクルーは異常に気づく。
「ちょっと待った・・・!そうウマイ話でもなさそうだぜ」
サンジの言葉通り、船体が浮き始めていた。
「このままじゃ弾き飛ばされるのがオチだぞ!!!」
「・・・ええ!そんなこと言ったって、お前・・・!どうしろってんだよ!おれ達ァしがみつくことで精一杯だ!!」
「ああっ!なんだ・・・あれ!!!」
チョッパーがそう叫んだのと同時に、上から先ほど海に飲み込まれた海王類が降ってくる。メリー号が同じ目にあうのも時間の問題に思われた。
「帆を張って!!!今すぐ!!!」
ナミの大きな声が響いた。
「これは海よ!ただの水柱なんかじゃない!たちのぼる"海流"なの!!そして下から吹く風は地熱と蒸気の爆発によって生まれた"上昇気流"!!相手が海と風なら航海してみせる!!この船の航海士は誰!!?」
「・・・!!!」
「んナミさんですっっ!!!野郎ども!すぐにナミさんのいう通りに!」
ナミのおかげで、慌てるだけだった災害があっという間に冒険の航海に変わる。
この船には空へ続く海を航海できる航海士がいるんだ・・・・!
ナミが次々と指示を出し、船は次第に安定していく。そして___
「「「飛んだァ〜〜〜〜!!!」」」
船体が水柱から少し浮き、そのまま垂直に水を駆け上がっていく。
「すげェ!船が空を飛んだ!!」
「マジか!!?」
「ウオオオ」
「やった・・・」
「ヘェ・・・・」
「ナミさん素敵だー♡」
「メリーが、飛んだ・・・・!!!」
各々、確かな手応えに、空の島へと思いを馳せる。
「あの上に一体何があるんだ・・・・・!積帝雲に突っ込むぞォ〜〜〜〜!!!」
「「「「「「うおおおおおォオ〜〜〜〜〜!!!」」」」」」
「じゃあおめェら!あとは自力でなんとか頑張れよォ!!」
「ええええ!?どうやって!?」
ナミとウソップとチョッパーは泣き叫んでいる。私も気持ちは同じだ。だって先ほどかなり大きな海王類が渦に飲み込まれるのを目の当たりにしたのだから。
そしてあたりは一面真っ暗になる。
「引き換えそう!ルフィ!今ならまだ間に合う!空島なんて夢のまた夢だ!!」
ウソップがルフィに向かってそう叫んだ。
しかし、そんな言葉がこの男に通じるわけもなかった。
「夢のまた夢の島!!こんな大冒険、逃したら一生後悔すんぞ!!!」
「た、楽しそうだね・・・・」
「当たり前だろ!ナツキは楽しくねェのかよ!?」
ルフィがさも当然という顔で尋ねた。
そうだ。こんな機会二度と無いかもしれない。ルフィの言う通りだ。
「・・・確かに!楽しまないと損だね!」
「おう!」
しかし船は大渦に飲まれようとしていた。
ウソップがギャアギャア騒ぎ、皆が覚悟をしたとき、シーンと渦が消えた。
「何!?消えた!?なんでだ!?」
サンジが呟く。
しかし、ナミが海面を見て、真っ青になりながら皆に話しかける。
「・・・・違う!!はじまってるのよ!もう・・・渦は海底から
かき消されただけ・・・・!!!」
まさか、もう海底では、水が突き上げ始めてるの・・・!?
「待ァてェ〜〜〜〜〜〜〜!」
聞き慣れない声が聞こえ、そちらを一斉に見ると、知らない海賊団がいた。
どうやらルフィ、ゾロ、ナミはモックタウンで彼らに会っていたらしい。
「ゼハハハハハハ!!追いついたぞ、麦わらのルフィ!!てめェの一億の首をもらいにきた!!観念しろやァ!!!」
・・・・1億!?
その男の発言に皆が首をかしげる。
「俺の首!?一億ってなんだ」
ルフィが男たちに叫ぶ。
「・・・やはり知らねェのか・・・!ん?なんでこの辺暗いんだ?」
その男は2枚の手配書を掲げた。
「おめェの首にゃ1億ベリーの賞金がかかってんだよ!そして"海賊狩りのゾロ"!てめェにゃ6千万ベリーだ!!」
その男の言葉を聞いて、ウソップが双眼鏡で事実を確認する。
「本当だ・・・!新しい手配書だ!ゾロ!賞金首になってんぞ!!」
ルフィが1億でゾロが6千万!?
「・・・もしかして私とんでもない一味に入っちゃった!?」
「うししっ!ナツキ、おれは海賊王になるんだぞ」
ルフィが嬉しそうに歯を見せてそう言う。
そうだった。海賊王を目指す船だもの。こんな賞金如きでビビっちゃダメだ。
「じゃ、じゃあ私も賞金クビになる!!」
「よーし、じゃあ次頑張れよ!」
「ナツキ、そんなの目指さないで!!」
「え、ええっ・・・!?」
ナミに怒られてしまった。
そしてすぐに、騒いでいる場合ではないと察する。
「おいおめェら!!よそ見すんな!!」
マシラとショウジョウが声を上げる。
「くるぞ。"
「!!」
海面を見ると、盛り上がりかけていた。
「全員!船体にしがみつくか船室へ!!!」
サンジが声を上げ、私はそれに従い必死で手すりにしがみついた。
そして、ズドォンと聞いたことのない大きさの衝撃音が響き渡り、海流が突き上げる。
「きゃあ!」
その拍子に手すりから思わず手を離してしまい体が浮いた。
「ナツキ!」
にょーんと伸びたルフィの腕に包まれる。
「あ、ありがと」
「捕まっとけ。行くぞ、空島!」
「うん・・・!」
ルフィの腕にぐるぐる巻にされながら、上空を見る。
船は垂直の水柱の上を走っていた。
「よーし!これで空までいけるぞ〜〜〜っ!!いけェ!!メリ〜〜〜〜!!」
ウキウキするルフィだが、一部のクルーは異常に気づく。
「ちょっと待った・・・!そうウマイ話でもなさそうだぜ」
サンジの言葉通り、船体が浮き始めていた。
「このままじゃ弾き飛ばされるのがオチだぞ!!!」
「・・・ええ!そんなこと言ったって、お前・・・!どうしろってんだよ!おれ達ァしがみつくことで精一杯だ!!」
「ああっ!なんだ・・・あれ!!!」
チョッパーがそう叫んだのと同時に、上から先ほど海に飲み込まれた海王類が降ってくる。メリー号が同じ目にあうのも時間の問題に思われた。
「帆を張って!!!今すぐ!!!」
ナミの大きな声が響いた。
「これは海よ!ただの水柱なんかじゃない!たちのぼる"海流"なの!!そして下から吹く風は地熱と蒸気の爆発によって生まれた"上昇気流"!!相手が海と風なら航海してみせる!!この船の航海士は誰!!?」
「・・・!!!」
「んナミさんですっっ!!!野郎ども!すぐにナミさんのいう通りに!」
ナミのおかげで、慌てるだけだった災害があっという間に冒険の航海に変わる。
この船には空へ続く海を航海できる航海士がいるんだ・・・・!
ナミが次々と指示を出し、船は次第に安定していく。そして___
「「「飛んだァ〜〜〜〜!!!」」」
船体が水柱から少し浮き、そのまま垂直に水を駆け上がっていく。
「すげェ!船が空を飛んだ!!」
「マジか!!?」
「ウオオオ」
「やった・・・」
「ヘェ・・・・」
「ナミさん素敵だー♡」
「メリーが、飛んだ・・・・!!!」
各々、確かな手応えに、空の島へと思いを馳せる。
「あの上に一体何があるんだ・・・・・!積帝雲に突っ込むぞォ〜〜〜〜!!!」
「「「「「「うおおおおおォオ〜〜〜〜〜!!!」」」」」」