いざ空へ
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マシラ、ショウジョウたちと共に、麦わらの一味は南へ向かう。
「いいか、現在午前7時だ!現場付近に到着するのがおそらく午前11時頃。おやっさんが話したように"突き上げる海流 "の立ち上げる位置は毎回違うから、それ以前に到着してその位置を正しくサーチして置く必要がある」
「サーチ?どうやってやるの?」
「まあ任せとけ」
猿たちの説明に疑問を抱き尋ねた。どうやら彼らには、サーチするアテがあるようだ。
一方ルフィはというと、猿たちの説明をよく聞かずに、ウソップとサウスバードで遊んでいた。
「まー、そんなにあせってもしょうがねェさ!楽に行こうぜ!!」
「誰が予定を遅らせたんだよ」
相変わらず楽観的なルフィに、サンジが苦言を呈す。
どうやらあと数時間はかかるらしい。
「ナツキ、」
「?」
ルフィがそわそわキラキラしてこちらをみている。
あまりいい予感はしない。
「ハチミツ、食べたいなァ〜」
「なっ・・・!ならお皿か何か持ってきて!私を直接食べようとしないで!!」
森でのことを思い出したのだろうか。
再び涎を垂らし、瞳を輝かせてこちらをみている。
「てめェ!クソゴム!ナツキちゃんを困らせんなっ!!!」
「ぶへっ」
ナイスアシストのサンジはルフィに瓶を投げつけた。
「おめーはこれでも食ってろ!」
「え〜〜、ハチミツじゃねェか」
「ハチミツ食べたかったんじゃないの!?」
違うなら私を狙うのはやめてくれ!
「ナツキがいいんだ」
「その辺のハチミツと変わらないよ!それ食べててよ!」
「う〜〜ん」
文句を言いつつもサンジに手渡された瓶のハチミツをルフィはスプーンで掬って食べる。
「なんか大変そうだな」
「チョッパー・・・」
私の危機をかぎつけたのか、チョッパーがそばに来てくれた。
かわいい。それにいつも気にかけてくれる。
「絶対ナツキの方うまいと思うんだけどなー。匂いも全然ちげェ・・・・・」
ハチミツを食べながらルフィはそんなことを言っている。
「そうか?おれはあんまり変わらないと思うけどな・・・」
クンクンと鼻を動かすチョッパー。
「同じだよ。ルフィが変なんだよ。チョッパーの方が嗅覚はいいんでしょ?」
「えー!?でも違うぞ?」
ルフィはそう言って匂いを嗅ぎながらこちらに顔を近づけてくる。
「ちょっと!嗅がないで!!」
「えー?なんでだよ?チョッパーはいいんだろ」
「チョッパーとルフィは違うじゃん!」
「何が違うんだ?」
「全部違うよ!」
チョッパーはトナカイだから元々勝手に匂いがわかってしまうんだ。人のルフィがわざわざ近づいて嗅ぐのとは全く違う!
「まだやってたのかクソゴム!いい加減にしろっ!」
ゴツンと、サンジがまたやってきてルフィに拳骨を喰らわせた。
「助かった・・・!ありがとうサンジ!!」
「プリンセスをお助けするのはプリンスの役目ですっ♡」
とりあえずサンジがルフィの相手をしてくれてるうちに少し距離をとってナミの方へ行く。
「災難ね」
「・・・・あの食欲を知ってるからこそ恐ろしい・・・」
いつか気づいたら食べられちゃった、みたいなことにならないか少し心配である。
そしてそれから数時間、船の上が慌ただしくなってきた。
「南西より!!夜が来てます!!積帝雲です!!」
ショウジョウが自身の声をソナーがわりにして、"突き上げる海流 "の場所をサーチする。
「反射音確認!12の方角、大型の海流を発見!!」
「9時の方角、巨大生物を探知!海王類と思われます!」
「10時の方角、海流に逆らう波を確認!巨大な渦潮ではないかと!!」
クルーたちの声を聞いて、マシラが叫んだ。
「それだ!船を10時の方角に向けろ!!爆発の兆候だ!渦潮を捉えろ!退くなよ!!!」
マシラがそう言い終えた瞬間、突然波が高くなり、船が大きく揺れ出した。
「うわ〜〜〜沈んじまうぞ!!」
「爆発の前震だ!!気をつけろ!!!」
なんとか船の手すりや柱につかまって、バランスを取る。
「航海士さんっ!!」
ロビンが声を上げた。
「ログポースはどう!?」
「・・・・・!!!ずっとあの雲を指してる!!!」
じゃああの上に・・・
「空島が・・・!!」
グングンと船は渦潮の中心へと向かっていく。
渦と積帝雲を見て、マシラとショウジョウは顔を見合わせた。
「どうやら今回あたりのようだぞ、兄弟!」
「ああ!爆発の規模も申し分なさそうだ!!」
それを聞いてルフィは「行けるのか!?」と尋ねた。
「ああ行ける!!」
そう言って、マシラはメリー号にロープをかけ、船で引き始めた。
「渦の軌道につれていく!!」
「・・・そしたら!?どうしたらいいの!?」
「流れに乗れ!!逆らわずに中心まで行きゃ、なるようになる!!」
マシラはナミにそう答えた。
「この大渦の!?飲み込まれるなんて聞いてないわよォ!!!」
ナミがそう叫ぶのも無理はない。たとて巨大な戦艦であろうとも、簡単に飲み込んでしまうような規模の大渦だ。メリー号などひとたまりもない。
あんなに楽しみだった空への旅だが、段々と恐怖に襲われる。
「やめだァ!やめやめ!!引き換えそう!帰らせてくれェ!!」
「観念しろウソップ・・・。手遅れだ」
「うわ、ルフィ、すごい笑顔・・・・」
泣き叫ぶウソップに、色々と諦めたゾロと私。
もうここまできたらルフィと自分たちの運を信じてみるしかない。
「いくぞ〜〜〜〜〜!!空島〜〜〜〜!!!」
ルフィは満面の笑顔で叫んだ。
「いいか、現在午前7時だ!現場付近に到着するのがおそらく午前11時頃。おやっさんが話したように"
「サーチ?どうやってやるの?」
「まあ任せとけ」
猿たちの説明に疑問を抱き尋ねた。どうやら彼らには、サーチするアテがあるようだ。
一方ルフィはというと、猿たちの説明をよく聞かずに、ウソップとサウスバードで遊んでいた。
「まー、そんなにあせってもしょうがねェさ!楽に行こうぜ!!」
「誰が予定を遅らせたんだよ」
相変わらず楽観的なルフィに、サンジが苦言を呈す。
どうやらあと数時間はかかるらしい。
「ナツキ、」
「?」
ルフィがそわそわキラキラしてこちらをみている。
あまりいい予感はしない。
「ハチミツ、食べたいなァ〜」
「なっ・・・!ならお皿か何か持ってきて!私を直接食べようとしないで!!」
森でのことを思い出したのだろうか。
再び涎を垂らし、瞳を輝かせてこちらをみている。
「てめェ!クソゴム!ナツキちゃんを困らせんなっ!!!」
「ぶへっ」
ナイスアシストのサンジはルフィに瓶を投げつけた。
「おめーはこれでも食ってろ!」
「え〜〜、ハチミツじゃねェか」
「ハチミツ食べたかったんじゃないの!?」
違うなら私を狙うのはやめてくれ!
「ナツキがいいんだ」
「その辺のハチミツと変わらないよ!それ食べててよ!」
「う〜〜ん」
文句を言いつつもサンジに手渡された瓶のハチミツをルフィはスプーンで掬って食べる。
「なんか大変そうだな」
「チョッパー・・・」
私の危機をかぎつけたのか、チョッパーがそばに来てくれた。
かわいい。それにいつも気にかけてくれる。
「絶対ナツキの方うまいと思うんだけどなー。匂いも全然ちげェ・・・・・」
ハチミツを食べながらルフィはそんなことを言っている。
「そうか?おれはあんまり変わらないと思うけどな・・・」
クンクンと鼻を動かすチョッパー。
「同じだよ。ルフィが変なんだよ。チョッパーの方が嗅覚はいいんでしょ?」
「えー!?でも違うぞ?」
ルフィはそう言って匂いを嗅ぎながらこちらに顔を近づけてくる。
「ちょっと!嗅がないで!!」
「えー?なんでだよ?チョッパーはいいんだろ」
「チョッパーとルフィは違うじゃん!」
「何が違うんだ?」
「全部違うよ!」
チョッパーはトナカイだから元々勝手に匂いがわかってしまうんだ。人のルフィがわざわざ近づいて嗅ぐのとは全く違う!
「まだやってたのかクソゴム!いい加減にしろっ!」
ゴツンと、サンジがまたやってきてルフィに拳骨を喰らわせた。
「助かった・・・!ありがとうサンジ!!」
「プリンセスをお助けするのはプリンスの役目ですっ♡」
とりあえずサンジがルフィの相手をしてくれてるうちに少し距離をとってナミの方へ行く。
「災難ね」
「・・・・あの食欲を知ってるからこそ恐ろしい・・・」
いつか気づいたら食べられちゃった、みたいなことにならないか少し心配である。
そしてそれから数時間、船の上が慌ただしくなってきた。
「南西より!!夜が来てます!!積帝雲です!!」
ショウジョウが自身の声をソナーがわりにして、"
「反射音確認!12の方角、大型の海流を発見!!」
「9時の方角、巨大生物を探知!海王類と思われます!」
「10時の方角、海流に逆らう波を確認!巨大な渦潮ではないかと!!」
クルーたちの声を聞いて、マシラが叫んだ。
「それだ!船を10時の方角に向けろ!!爆発の兆候だ!渦潮を捉えろ!退くなよ!!!」
マシラがそう言い終えた瞬間、突然波が高くなり、船が大きく揺れ出した。
「うわ〜〜〜沈んじまうぞ!!」
「爆発の前震だ!!気をつけろ!!!」
なんとか船の手すりや柱につかまって、バランスを取る。
「航海士さんっ!!」
ロビンが声を上げた。
「ログポースはどう!?」
「・・・・・!!!ずっとあの雲を指してる!!!」
じゃああの上に・・・
「空島が・・・!!」
グングンと船は渦潮の中心へと向かっていく。
渦と積帝雲を見て、マシラとショウジョウは顔を見合わせた。
「どうやら今回あたりのようだぞ、兄弟!」
「ああ!爆発の規模も申し分なさそうだ!!」
それを聞いてルフィは「行けるのか!?」と尋ねた。
「ああ行ける!!」
そう言って、マシラはメリー号にロープをかけ、船で引き始めた。
「渦の軌道につれていく!!」
「・・・そしたら!?どうしたらいいの!?」
「流れに乗れ!!逆らわずに中心まで行きゃ、なるようになる!!」
マシラはナミにそう答えた。
「この大渦の!?飲み込まれるなんて聞いてないわよォ!!!」
ナミがそう叫ぶのも無理はない。たとて巨大な戦艦であろうとも、簡単に飲み込んでしまうような規模の大渦だ。メリー号などひとたまりもない。
あんなに楽しみだった空への旅だが、段々と恐怖に襲われる。
「やめだァ!やめやめ!!引き換えそう!帰らせてくれェ!!」
「観念しろウソップ・・・。手遅れだ」
「うわ、ルフィ、すごい笑顔・・・・」
泣き叫ぶウソップに、色々と諦めたゾロと私。
もうここまできたらルフィと自分たちの運を信じてみるしかない。
「いくぞ〜〜〜〜〜!!空島〜〜〜〜!!!」
ルフィは満面の笑顔で叫んだ。