「なんのために海底に潜ったの！？こんなガラクタばっかり持ってきて！空への手がかりなんて一つも無いじゃない！！」

「だからなかったんだ、何も！」
「ああ、それがホントなんだよ。ナミさん」

船はなんらかの争いの後で、手がかりになりそうなものはなかったとサンジは言う。ナミは大変御立腹だ。

「な、ナミ、なかったものはしょうがないよ。落ち着こう？」
「ナツキ！他人事じゃないのよ！」
「ご、ごめんなさい〜〜」

ナミが、怖い・・・！

「ナツキちゃんの分も貝殻とってきたよ♡」
「わ〜！ありがとう！」

しょぼくれているとサンジが素敵なプレゼントをくれた。

「お前そういうの好きなんだな」

ウソップがそういった。

「うん。砕いて画材にする。いい色ね」
「砕くのかよ！？気の毒だな、オイ」
「？」

どう言うわけかウソップはサンジをかわいそうな目で見ていた。

「おい、タコいるじゃねェか！タコ焼きやろう！」
「タコ焼き！食べたいっ！私、タコ焼き大好き」
「なぬ！？すぐ作るからね〜！」

そういうとあっという間にサンジがたこ焼きを作ってくれた。

「あっつい！美味しい！」

タコ焼きをみんなで食べていると、ルフィが行き先を決めたようだ。

「オ〜〜〜〜シ！ジャヤ舵いっぱ〜〜〜〜い！」
「じゃや？」

わからずにロビンを見ると、すぐに答えてくれた。

「お猿さんたちの本拠地だと思うわ。エターナルポース、盗んできたの」
「だからさっき悪い顔してたんだ・・・・。ロビンもやっぱり海賊なのね」
「フフ・・あなたも海賊よ？」
「そうだった！アハハ」

ロビンのファインプレーで、一行のとりあえずの目的地がジャヤに決まった。ログが貯まる前に、空島の情報収集をする魂胆だ。

「よォし！野郎共行くぞ！肉の国、ジャヤへ！」
「「おう！」」
「夢見てんじゃないわよ」

肉の国なんてあったら、ルフィはそこで旅をやめちゃうんじゃないか・・・？

「ナツキちゃんまだ食べれる？レディ限定未だかつてないタコ焼きできたよ♡」
「わ・・・！さっきのも美味しかったけどもっと美味しいの？サンジはすごいね〜」
「はぁん♡麗しすぎるぜナツキちゅわ〜〜〜ん♡」
「ナツキ、そいつといるとアホが移るぞ」
「ん何ィ〜〜〜〜！？今なんつったくそマリモ」

この二人は仲がいいのか悪いのか・・・・

「ん〜〜！本当においし〜！」
「幸せ〜〜〜〜〜♡」

こうして船は一時、謎の土地ジャヤを目指す＿＿＿＿＿＿