モックタウン
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「サ〜ルベ〜ジ〜♪サルベ〜ジ〜〜♪」
不思議な歌が聞こえてきた。仲間達の声ではない。
そしてその声の主である者たちを乗せた大きな船が現れた。
「船が沈んだ場所はここかァ!!?」
「アイアイサー!ボス!!」
船の帆には、猿のジョリーロジャーのようなものがある。海賊だ。
「ボス!?つまりそいつァおれのことさ!!!
引き上げ準備〜〜〜〜!!沈んだ船はおれのもんだァ!!ウッキッキー!!」
どうやら彼らは凶悪な海賊の類ではないらしい。
船をサルベージしにやってきたのだという。
それにしてもあれは人間なのだろうか・・・猿・・・?
「おい、お前ら何してる。ここはこのおれの縄張りだ。このテリトリーに沈んだ船はおれのものだ」
猿男はサルベージするつもりらしい。それよりも今の発言からすると、
「テリトリーとか縄張りって言うってことは島があるのかな?」
「そうね。ちょっといたずらしようかしら」
「?」
ロビンがそう言って微笑んでいた。なんだか黒い笑みだ。
その後よく分からないが、チョッパーとナミとウソップと共に、見学を装い、彼らのサルベージを伺うことになっていた。
途中何度かこちらの吸気と通信機から漏れた声で、こちらもサルベージ中だとバレそうになったが、難を逃れる。
しかし、安心したも束の間、大きなものが海面から姿を表した。
「な、何あれ・・・!?ルフィたちは!?」
現れたのは大陸のようなカメ。口からは何か見たことあるものが伸びている。
「なんも見てねェ!これは夢なんだ!」
「夢!?ほんと!?」
「「「「あーー。夢でよかった♡」」」」
そうだよね。そう!夢だ!
ルフィたちが食べられちゃったなんてそんなこと__
「あら、あの子達全員、船ごと食べられちゃったの?」
「言わないで〜〜〜〜!!!」
ロビンはそれでも口を止めなかった。
「吸気ホースが口の中へ続いてるから決定的ね」
見ないようにしていたのに!!!
「ど、どうしよう・・・・」
「ごめんっ!!!」
慌ててナミに尋ねたが、彼女は海に向かってそう言っただけだった。
そしてカメの口の中に続いた吸気ホースがグッと引っ張られる。
このままではメリーまでも巻き込まれてしまう。
「ロビン!ナツキ!なんとかしてくれ!強ェだろ!」
「あれはムリよ・・・。おっきいもの」
「私の能力もあんまり役に立たないなァ・・・。肉でも焼いてみたらルフィは飛んでくるんじゃない?」
「ウソップ!とりあえずホースを切り離し安全確保!!」
「悪魔か!てめェは!!!・・・・・へ?」
突然あたりが闇に包まれた。
まるで突然夜になったようだ。
「な、今度はなんなの〜」
情けない声が出てしまうが、怖いものは怖い。
すると海から突然何かが現れて目の前にボテっと落ちた。
「ルフィ!?」
大きな荷物を背負ったルフィだった。
ナミと共に駆け寄る。
「ルフィ!?どうしたの!?死んじゃったのっ」
「ナミ、そんな叩かないであげてっ!息はしてるよ。ルフィ、大丈夫?起きれる?」
「ハア・・ハア・・・」
ゾロとサンジがルフィを連れて上がってきたようで、二人とも巨大カメを見て驚いていた。
「ぷはーーー」
「ルフィ!」
「お、ナツキ!・・・あり?なんで夜なんだ?」
よかった・・・。元気そうだ。
と、安心したのも束の間で、猿男が海から飛び上がって乗船してきた。
「ん待てェ!!!お前らァ!!!おめェらこのマシラ様のナワバリで・・・財宝盗んで逃げ切れると思うなよォオオオオ!!!」
その言葉でナミが瞳を輝かせる。
「財宝!?財宝があったの!?」
「ああ!いっぱいあった!!」
この異常事態に加え、さらに戦闘が始まるかも知れない。
そう覚悟して、構えるけれどもなんだか猿男のクルーたちの様子がおかしい。
「?」
彼らの見つめる先を見た。
「え・・・・」
メリー号が米粒と思えるほど、大きな人の影のようなものが三つあったのだ。
「「「「「怪物だああああああ!!!!」」」」」
なんだか訳がわからないけれど、船を皆で必死に動かす。
ウソップに操舵を教えてもらっていて助かった。
決死の思いで船を漕ぎ、"夜"を抜ける。
波は穏やかで、日も差していた。
「・・・今日は何かがおかしいぜ・・・」
「巨大ガレオンが降ってきたと思ったら」
「指針を空に奪われて・・・」
「不思議な空の地図を見つけて・・・」
「妙なサルが現れて船を引き上げる」
「でも船ごと食っちゃうでっけー亀にあって」
「夜が来て」
「最後は巨人の何十倍もある大怪物」
「流石にあれにはビビったね。どーも」
一同一息ついて、最後に言葉を発した、この船の者ではない猿に気づく。そして、
「「「出ていけ〜〜〜〜!!!」」」
ルフィ、ゾロ、サンジが彼方へと蹴り上げてしまった。
不思議な歌が聞こえてきた。仲間達の声ではない。
そしてその声の主である者たちを乗せた大きな船が現れた。
「船が沈んだ場所はここかァ!!?」
「アイアイサー!ボス!!」
船の帆には、猿のジョリーロジャーのようなものがある。海賊だ。
「ボス!?つまりそいつァおれのことさ!!!
引き上げ準備〜〜〜〜!!沈んだ船はおれのもんだァ!!ウッキッキー!!」
どうやら彼らは凶悪な海賊の類ではないらしい。
船をサルベージしにやってきたのだという。
それにしてもあれは人間なのだろうか・・・猿・・・?
「おい、お前ら何してる。ここはこのおれの縄張りだ。このテリトリーに沈んだ船はおれのものだ」
猿男はサルベージするつもりらしい。それよりも今の発言からすると、
「テリトリーとか縄張りって言うってことは島があるのかな?」
「そうね。ちょっといたずらしようかしら」
「?」
ロビンがそう言って微笑んでいた。なんだか黒い笑みだ。
その後よく分からないが、チョッパーとナミとウソップと共に、見学を装い、彼らのサルベージを伺うことになっていた。
途中何度かこちらの吸気と通信機から漏れた声で、こちらもサルベージ中だとバレそうになったが、難を逃れる。
しかし、安心したも束の間、大きなものが海面から姿を表した。
「な、何あれ・・・!?ルフィたちは!?」
現れたのは大陸のようなカメ。口からは何か見たことあるものが伸びている。
「なんも見てねェ!これは夢なんだ!」
「夢!?ほんと!?」
「「「「あーー。夢でよかった♡」」」」
そうだよね。そう!夢だ!
ルフィたちが食べられちゃったなんてそんなこと__
「あら、あの子達全員、船ごと食べられちゃったの?」
「言わないで〜〜〜〜!!!」
ロビンはそれでも口を止めなかった。
「吸気ホースが口の中へ続いてるから決定的ね」
見ないようにしていたのに!!!
「ど、どうしよう・・・・」
「ごめんっ!!!」
慌ててナミに尋ねたが、彼女は海に向かってそう言っただけだった。
そしてカメの口の中に続いた吸気ホースがグッと引っ張られる。
このままではメリーまでも巻き込まれてしまう。
「ロビン!ナツキ!なんとかしてくれ!強ェだろ!」
「あれはムリよ・・・。おっきいもの」
「私の能力もあんまり役に立たないなァ・・・。肉でも焼いてみたらルフィは飛んでくるんじゃない?」
「ウソップ!とりあえずホースを切り離し安全確保!!」
「悪魔か!てめェは!!!・・・・・へ?」
突然あたりが闇に包まれた。
まるで突然夜になったようだ。
「な、今度はなんなの〜」
情けない声が出てしまうが、怖いものは怖い。
すると海から突然何かが現れて目の前にボテっと落ちた。
「ルフィ!?」
大きな荷物を背負ったルフィだった。
ナミと共に駆け寄る。
「ルフィ!?どうしたの!?死んじゃったのっ」
「ナミ、そんな叩かないであげてっ!息はしてるよ。ルフィ、大丈夫?起きれる?」
「ハア・・ハア・・・」
ゾロとサンジがルフィを連れて上がってきたようで、二人とも巨大カメを見て驚いていた。
「ぷはーーー」
「ルフィ!」
「お、ナツキ!・・・あり?なんで夜なんだ?」
よかった・・・。元気そうだ。
と、安心したのも束の間で、猿男が海から飛び上がって乗船してきた。
「ん待てェ!!!お前らァ!!!おめェらこのマシラ様のナワバリで・・・財宝盗んで逃げ切れると思うなよォオオオオ!!!」
その言葉でナミが瞳を輝かせる。
「財宝!?財宝があったの!?」
「ああ!いっぱいあった!!」
この異常事態に加え、さらに戦闘が始まるかも知れない。
そう覚悟して、構えるけれどもなんだか猿男のクルーたちの様子がおかしい。
「?」
彼らの見つめる先を見た。
「え・・・・」
メリー号が米粒と思えるほど、大きな人の影のようなものが三つあったのだ。
「「「「「怪物だああああああ!!!!」」」」」
なんだか訳がわからないけれど、船を皆で必死に動かす。
ウソップに操舵を教えてもらっていて助かった。
決死の思いで船を漕ぎ、"夜"を抜ける。
波は穏やかで、日も差していた。
「・・・今日は何かがおかしいぜ・・・」
「巨大ガレオンが降ってきたと思ったら」
「指針を空に奪われて・・・」
「不思議な空の地図を見つけて・・・」
「妙なサルが現れて船を引き上げる」
「でも船ごと食っちゃうでっけー亀にあって」
「夜が来て」
「最後は巨人の何十倍もある大怪物」
「流石にあれにはビビったね。どーも」
一同一息ついて、最後に言葉を発した、この船の者ではない猿に気づく。そして、
「「「出ていけ〜〜〜〜!!!」」」
ルフィ、ゾロ、サンジが彼方へと蹴り上げてしまった。