モックタウン
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しばらくして海面の揺れがおさまり、眼前には沈みゆくガレオン船があった。
「なんで空から船が降ってくるんだ・・・!?」
ルフィの声に皆も同様の疑問を抱く。
空には青空とそこに浮かぶ雲だけだ。
「あ!どうしよう!」
ナミが叫んだ。
「"記録指針 "が・・・!!壊れちゃった!上を向いて動かない・・・!」
記録指針 のことは航海をした事のない私もわかる。
方角ではなく島々を記録する、グランドラインでのコンパスだ。
それが壊れたとなると、かなりの一大事だ。
海のど真ん中で、指針を失ってしまった。
「・・・違うわ」
ロビンが話し始める。
「指針が上を向いているなら、"空島"にログを奪われたと言う事・・・!!」
「・・・空島・・・?」
私もグランドラインで生まれ育ったが、空島なんて言葉は初めて聞いた。でも、なんだかワクワクする響きだ。
ルフィやウソップも同様で目を輝かせ始めていた。
「浮いてんのか島が!!」
ルフィがそういった。
空を見上げてみるが、何かが浮いているようには見えない。
「そうじゃないわ。正確に言うと、浮いているのは"海"」
「海!?」
ロビンの言葉にクルーの大半が狼狽える。
「空に海が浮いてて島があんだな!よし!すぐ行こう!野郎共!上に舵を取れ!!」
「上舵いっぱーーい!!」
「・・・・うぷ・・!」
騒ぐルフィの口をロビンが能力で押さえつけた。
「空島ってなんなの?」
ロビンに尋ねてみても彼女は首を振った。
「正直私も空島についてはみたこともないし、たいして知ってるわけでもない・・・」
「そうでしょ!?あり得ない事よ!島や海が浮かぶなんて!やっぱり記録指針 が壊れたんだ!」
「いいえ。航海士さん・・・。今考えなきゃいけない事は記録指針 の故障箇所ではなく、空へ行く方法よ」
ロビンが冷静にそう言った。そしてグランドライン出身の私もある言葉を思い出す。
「・・・グランドラインでは、あり得ないなんてあり得ない。私、そう言われて育った。私も空島なんて正直知らないけど、そういう海なのよ、ここ。・・・あるかも知れないね。空島」
「絵描きさんの言うとおりよ。この船がたとえどんな怪奇な事態に呑み込まれようとも、たとえどんなパニックに陥ろうとも、記録指針 だけは疑ってはいけない。これは鉄則よ。"この海"では疑うべきものはむしろ頭の中にある常識の方。その指針の先には必ず島がある」
ナミは未だ疑っているようで、ぶんぶんと記録指針 を振り回していたが、一方のロビンは落ちてきた骸骨とその棺桶から、さまざまなことを鑑定していく。
そして降ってきた船は200年前の探検隊の船だと言う。
「ロビンはすごいね」
「考古学者なのよ。これでも」
ロビンはかっこよくて素敵な大人だな〜、なんて見ていると沈んでいく船の方から悲鳴が聞こえた。
「ばすべて〜〜〜〜!」
「あんた達何やってんのよォ!!」
「ルフィー!?」
海に溺れてしまったルフィだが、なんとか助けられメリー号へ乗船する。ガレオン船に探検しに行っていたみたいだ。
その顔はワクワクで輝いていた。
「やったぞ!!すげェもん見つけた。これを見ろ!!!」
バッとルフィが開いたものは古い地図だ。
左上にスカイピアという文字と、雲のような海が描かれている。
「空島の地図!?」
どうみてもそうとしか見えなかった。
でもこれだけではなんとも言えないし、何より存在するとしても行き方が全く分からない。
ナミの提案で沈んだ船から情報を引き上げるしかないとなった。
「はっはっはっはっ・・・いやいやいや・・・・お前はほんとに無茶さすなあー」
珍しくルフィがナミに呆れていた。
サンジ以外は乗り気ではないようだ。
「よろしくね♡」
「る、ルフィにも行かせるの!?カナヅチだよ?」
「大丈夫よ。ナツキ。犠牲になるのはあいつらだけだから」
「!?」
今なんと!?
ウソップが作った樽スーツに身を包み、三人は海の底の船へ向かってしまう。
「こちらチョッパー。みんな、返事して」
簡易通信機にチョッパーが話しかける。
『こちらルフィ、怪物がいっぱいです。どうぞ』
『ここは巨大海蛇の巣か!?』
『こちらサンジ。うわっ、こっち見た!!』
「OK」
「OKか!!?」
この船の主導権はルフィよりもナミが握っているのかも知れない・・・。
とにかく今は3人の無事を祈ろう。
「なんで空から船が降ってくるんだ・・・!?」
ルフィの声に皆も同様の疑問を抱く。
空には青空とそこに浮かぶ雲だけだ。
「あ!どうしよう!」
ナミが叫んだ。
「"
方角ではなく島々を記録する、グランドラインでのコンパスだ。
それが壊れたとなると、かなりの一大事だ。
海のど真ん中で、指針を失ってしまった。
「・・・違うわ」
ロビンが話し始める。
「指針が上を向いているなら、"空島"にログを奪われたと言う事・・・!!」
「・・・空島・・・?」
私もグランドラインで生まれ育ったが、空島なんて言葉は初めて聞いた。でも、なんだかワクワクする響きだ。
ルフィやウソップも同様で目を輝かせ始めていた。
「浮いてんのか島が!!」
ルフィがそういった。
空を見上げてみるが、何かが浮いているようには見えない。
「そうじゃないわ。正確に言うと、浮いているのは"海"」
「海!?」
ロビンの言葉にクルーの大半が狼狽える。
「空に海が浮いてて島があんだな!よし!すぐ行こう!野郎共!上に舵を取れ!!」
「上舵いっぱーーい!!」
「・・・・うぷ・・!」
騒ぐルフィの口をロビンが能力で押さえつけた。
「空島ってなんなの?」
ロビンに尋ねてみても彼女は首を振った。
「正直私も空島についてはみたこともないし、たいして知ってるわけでもない・・・」
「そうでしょ!?あり得ない事よ!島や海が浮かぶなんて!やっぱり
「いいえ。航海士さん・・・。今考えなきゃいけない事は
ロビンが冷静にそう言った。そしてグランドライン出身の私もある言葉を思い出す。
「・・・グランドラインでは、あり得ないなんてあり得ない。私、そう言われて育った。私も空島なんて正直知らないけど、そういう海なのよ、ここ。・・・あるかも知れないね。空島」
「絵描きさんの言うとおりよ。この船がたとえどんな怪奇な事態に呑み込まれようとも、たとえどんなパニックに陥ろうとも、
ナミは未だ疑っているようで、ぶんぶんと
そして降ってきた船は200年前の探検隊の船だと言う。
「ロビンはすごいね」
「考古学者なのよ。これでも」
ロビンはかっこよくて素敵な大人だな〜、なんて見ていると沈んでいく船の方から悲鳴が聞こえた。
「ばすべて〜〜〜〜!」
「あんた達何やってんのよォ!!」
「ルフィー!?」
海に溺れてしまったルフィだが、なんとか助けられメリー号へ乗船する。ガレオン船に探検しに行っていたみたいだ。
その顔はワクワクで輝いていた。
「やったぞ!!すげェもん見つけた。これを見ろ!!!」
バッとルフィが開いたものは古い地図だ。
左上にスカイピアという文字と、雲のような海が描かれている。
「空島の地図!?」
どうみてもそうとしか見えなかった。
でもこれだけではなんとも言えないし、何より存在するとしても行き方が全く分からない。
ナミの提案で沈んだ船から情報を引き上げるしかないとなった。
「はっはっはっはっ・・・いやいやいや・・・・お前はほんとに無茶さすなあー」
珍しくルフィがナミに呆れていた。
サンジ以外は乗り気ではないようだ。
「よろしくね♡」
「る、ルフィにも行かせるの!?カナヅチだよ?」
「大丈夫よ。ナツキ。犠牲になるのはあいつらだけだから」
「!?」
今なんと!?
ウソップが作った樽スーツに身を包み、三人は海の底の船へ向かってしまう。
「こちらチョッパー。みんな、返事して」
簡易通信機にチョッパーが話しかける。
『こちらルフィ、怪物がいっぱいです。どうぞ』
『ここは巨大海蛇の巣か!?』
『こちらサンジ。うわっ、こっち見た!!』
「OK」
「OKか!!?」
この船の主導権はルフィよりもナミが握っているのかも知れない・・・。
とにかく今は3人の無事を祈ろう。