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【人生ツイッター】
今にも消えそうな君をリツイートしたい。そう言ったら、君は小さく噴き出した。
だってあまりにも存在感がないから。
できるだけリツイートして周囲の目に晒さないと、いつの間にか居なくなってしまいそうだから。
「お気に入りにはしてくれないの?」
悪戯っぽく君が笑う。
してるよ。とっくに。
【ままならない】
戦闘用ロボットが料理をしている。保育用の彼は喧嘩っ早い。AIが何をどう学習するかまでは誰にも決められない。
また一体生まれる。恋愛用だ。美人だった。
まだ何も学習していない彼女に僕を好きになって欲しくて操作しようとした。
「それで好きになられて嬉しいの?」
戦闘用が正論で僕を刺した。
【好きな匂い】
湿布の匂いが好き。すぅっとしたあの匂い。畳の匂いも好き。深く安心できる匂い。
美味しい緑茶の匂いも。手を合わせたくなる線香の匂いも。白檀の匂いも。飼っていた猫の匂いも。
毎日出るおやつ代わりのお漬物の匂いも。
何より、それらを全部教えてくれた、おばあちゃん。
あなたが何より大好きよ。
今にも消えそうな君をリツイートしたい。そう言ったら、君は小さく噴き出した。
だってあまりにも存在感がないから。
できるだけリツイートして周囲の目に晒さないと、いつの間にか居なくなってしまいそうだから。
「お気に入りにはしてくれないの?」
悪戯っぽく君が笑う。
してるよ。とっくに。
【ままならない】
戦闘用ロボットが料理をしている。保育用の彼は喧嘩っ早い。AIが何をどう学習するかまでは誰にも決められない。
また一体生まれる。恋愛用だ。美人だった。
まだ何も学習していない彼女に僕を好きになって欲しくて操作しようとした。
「それで好きになられて嬉しいの?」
戦闘用が正論で僕を刺した。
【好きな匂い】
湿布の匂いが好き。すぅっとしたあの匂い。畳の匂いも好き。深く安心できる匂い。
美味しい緑茶の匂いも。手を合わせたくなる線香の匂いも。白檀の匂いも。飼っていた猫の匂いも。
毎日出るおやつ代わりのお漬物の匂いも。
何より、それらを全部教えてくれた、おばあちゃん。
あなたが何より大好きよ。