時空の騎士
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★第12話★
アオイが目を覚ますと、今までのテントではなく歴とした家の天井が視界に入った。
(そうだ、村の人たちが私のためにと作ってくれた家…。)
今までは無機質なテントの天井を見ていたが、温かみのこもる天井を見上げて彼女は心が落ち着くのを感じた。
しばらくじっとしていたが、そろそろ身支度を整えて今日来るはずの黄金をもてなす用意をしなくてはと起き上がる。
食事はサイレンに積んでいた非常食がまだ充分にある。
野戦になると数日どころか数か月も任務に赴き、兵站が絶たれる事も想定された上での量だ。
それに、今は断っているものの沙織達も困ったらいつでも支援すると言ってくれている。
フィルモア帝国にいた頃には考えられないくらいの好待遇で、少し戸惑っていた。
ふと視線を上げると、窓辺にはムウからもらった鉢が。
小さく太陽の如くオレンジのような色合いの花、フィルモアはかつて太陽王国といわれていた国。
アオイは偶然であれ、この花がフィルモア騎士の誇りを忘れるなかれと歴代フィルモア皇帝が伝えているように思えた。
「ご安心くださいませ、痩せても枯れてもこのアオイ・バリアントハート、フィルモア騎士の誇り、断じて忘れは致しませぬ。」
その後、簡単な食事をとり終えて掃除をすまし、湖の畔で訪問者を待つ。
「私のサイレン、私のスーリヤ、おはよう…。」
相棒であるサイレン、スーリヤに聞こえるかもわからない挨拶をかわし、少し切ない気持ちが胸に生まれる。
そんな時だった、背後から無言で近づく気配。
それも、知っているようで何かおかしな気配だった。
「…サガ?」
いつもの法衣姿、いつものサガ…だと思ったアオイはすぐに認識を改めた。
「…貴方は誰ですか。」
サガ「…これは異な事を言う、お前も知っているはずだろう?」
「私が知っているのは双子座のサガ、貴方ではない。」
アオイが認識を改めた理由、それは…サガの髪が漆黒に染まっていたから。
「…多重人格。」
サガ「賢しい女だ、嫌いではないな。」
アオイが目を覚ますと、今までのテントではなく歴とした家の天井が視界に入った。
(そうだ、村の人たちが私のためにと作ってくれた家…。)
今までは無機質なテントの天井を見ていたが、温かみのこもる天井を見上げて彼女は心が落ち着くのを感じた。
しばらくじっとしていたが、そろそろ身支度を整えて今日来るはずの黄金をもてなす用意をしなくてはと起き上がる。
食事はサイレンに積んでいた非常食がまだ充分にある。
野戦になると数日どころか数か月も任務に赴き、兵站が絶たれる事も想定された上での量だ。
それに、今は断っているものの沙織達も困ったらいつでも支援すると言ってくれている。
フィルモア帝国にいた頃には考えられないくらいの好待遇で、少し戸惑っていた。
ふと視線を上げると、窓辺にはムウからもらった鉢が。
小さく太陽の如くオレンジのような色合いの花、フィルモアはかつて太陽王国といわれていた国。
アオイは偶然であれ、この花がフィルモア騎士の誇りを忘れるなかれと歴代フィルモア皇帝が伝えているように思えた。
「ご安心くださいませ、痩せても枯れてもこのアオイ・バリアントハート、フィルモア騎士の誇り、断じて忘れは致しませぬ。」
その後、簡単な食事をとり終えて掃除をすまし、湖の畔で訪問者を待つ。
「私のサイレン、私のスーリヤ、おはよう…。」
相棒であるサイレン、スーリヤに聞こえるかもわからない挨拶をかわし、少し切ない気持ちが胸に生まれる。
そんな時だった、背後から無言で近づく気配。
それも、知っているようで何かおかしな気配だった。
「…サガ?」
いつもの法衣姿、いつものサガ…だと思ったアオイはすぐに認識を改めた。
「…貴方は誰ですか。」
サガ「…これは異な事を言う、お前も知っているはずだろう?」
「私が知っているのは双子座のサガ、貴方ではない。」
アオイが認識を改めた理由、それは…サガの髪が漆黒に染まっていたから。
「…多重人格。」
サガ「賢しい女だ、嫌いではないな。」
