我が太陽の君
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その夜、葵は慣れぬ異国でなかなか寝付けずにいた。
聖域の人達には気づかれていないだろうが、使者としてのプレッシャーもあるのだ。
こちらの話がまとまり次第、女院が新たな役目を教えてくれるそうなのだが…。
(駄目ね…眠れそうにない。教えられたエリア内なら夜でも散歩しても良いらしいから、少しだけ小庭に出てみようかしら…。花の香りもする…。)
葵の寝間着は白い単で、その上に風よけに小袿を羽織る。
石造りの廊下の所々には蠟燭が灯されて、夜だというのに明るい。
部屋の近くにある小庭に出ると、そこからは大きな月と数限りなく輝く星が彼女を出迎える。
ちょうど座って過ごせる東屋もあったので、葵はそこで一息つくことにした。
そして、その場所はちょうど…。
サガ「あれは、葵殿ではないか?」
夜番の黄金聖闘士用控室の窓から見える場所で、最初に気づいたのは部屋の空気を入れ替えようとしたサガだった。
サガの声に、一緒に詰めていたカミュとシュラも窓辺に近づく。
カミュ「眠れないのか…。」
シュラ「まぁ、彼女がいた環境とここは違いすぎるからな。無理もなかろう。」
後ろ姿しか見えないが、彼女があの場所にいる理由は皆が感じ取っている。
シュラ「あの細い肩で重すぎる役目を持っているな…。いささか不憫ではある。」
サガ「だが、我らとて最善の判断を誤るわけにはいかぬ。それは彼女とて理解しているはずだ。」
カミュ「そうだな…。ん…?」
カミュ達は少しだけ違和感を感じた。
東屋には周囲を囲うように松明があるのだが、それとは違う輝きが見えてきたのだ。
サガ「これは…!?」
葵が腰を上げ、そっと指先をかざせば蛍のような光が指先から放たれるが、光は葵を囲むように浮遊しているだけ…。
清らかな光だけに怪しみたくはないのだが、念のために聞き取りをしようと3人は小庭に出た。
サガ「葵殿。」
「あ、サガ殿達…。」
シュラ「葵、この小さな光は何なのだ?」
「あぁ…、私が使えるささやかな神通力です。自分の周りに明かりを灯す…蛍火(ほたるび)の術です。危害を加えるようなものではありません。」
そっと渡すように光を3人へ差し出す。
何となく手を差し出せば、蛍火はそれぞれの掌にフワフワと移動し、光を出すのみ。
聖域の人達には気づかれていないだろうが、使者としてのプレッシャーもあるのだ。
こちらの話がまとまり次第、女院が新たな役目を教えてくれるそうなのだが…。
(駄目ね…眠れそうにない。教えられたエリア内なら夜でも散歩しても良いらしいから、少しだけ小庭に出てみようかしら…。花の香りもする…。)
葵の寝間着は白い単で、その上に風よけに小袿を羽織る。
石造りの廊下の所々には蠟燭が灯されて、夜だというのに明るい。
部屋の近くにある小庭に出ると、そこからは大きな月と数限りなく輝く星が彼女を出迎える。
ちょうど座って過ごせる東屋もあったので、葵はそこで一息つくことにした。
そして、その場所はちょうど…。
サガ「あれは、葵殿ではないか?」
夜番の黄金聖闘士用控室の窓から見える場所で、最初に気づいたのは部屋の空気を入れ替えようとしたサガだった。
サガの声に、一緒に詰めていたカミュとシュラも窓辺に近づく。
カミュ「眠れないのか…。」
シュラ「まぁ、彼女がいた環境とここは違いすぎるからな。無理もなかろう。」
後ろ姿しか見えないが、彼女があの場所にいる理由は皆が感じ取っている。
シュラ「あの細い肩で重すぎる役目を持っているな…。いささか不憫ではある。」
サガ「だが、我らとて最善の判断を誤るわけにはいかぬ。それは彼女とて理解しているはずだ。」
カミュ「そうだな…。ん…?」
カミュ達は少しだけ違和感を感じた。
東屋には周囲を囲うように松明があるのだが、それとは違う輝きが見えてきたのだ。
サガ「これは…!?」
葵が腰を上げ、そっと指先をかざせば蛍のような光が指先から放たれるが、光は葵を囲むように浮遊しているだけ…。
清らかな光だけに怪しみたくはないのだが、念のために聞き取りをしようと3人は小庭に出た。
サガ「葵殿。」
「あ、サガ殿達…。」
シュラ「葵、この小さな光は何なのだ?」
「あぁ…、私が使えるささやかな神通力です。自分の周りに明かりを灯す…蛍火(ほたるび)の術です。危害を加えるようなものではありません。」
そっと渡すように光を3人へ差し出す。
何となく手を差し出せば、蛍火はそれぞれの掌にフワフワと移動し、光を出すのみ。