我が太陽の君
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皆が見た葵は、沙羅双樹の樹の傍。
彼女は儀式用の装束ではなく、普段の装束のままだった。
祝詞を唱えている様子はなく、ただ何かを祈っているような姿。
それでいて、彼女の周囲には近づく事を躊躇してしまうほど凄まじい力が満ちていた。
シオン「今までに無いこの気迫…余でも足をすぐに動かせぬ…。しかし、葵を止めなくてはあの娘の命が危うい。」
意を決して皆が一歩ずつ葵へ近づいていく。
サガ「葵、ここで何をしているのだ。」
サガの静かな問いかけに葵はゆっくりと目を開ける。
驚く事もなく、静に皆を見るだけ。
「よもや、こんなに早く見つかるとは思いませんでした…。」
カミュ「葵、サガの質問に答えてくれ。」
「もう、わかっておられるはずです。」
シュラ「やはり、最後の儀式を行うつもりだったのか。俺達には内密で。」
葵は何も答えないが、それは本当の事だと皆がわかっている。
沙織「葵さん、どうかお止めください。私達はすでに充分貴女に力を分けていただきました。これ以上は貴女の身がもたないとお話ししたはずです。」
「どうかお許しを。私は…自分に課せられた役目を途中で投げ出す事はしたくないのです。それに…今まで儀式を行ってきた影響で、私の中には天照大神のお力が宿っています。この力を身に宿したままだとその負担に耐え切れず、遅かれ早かれこの身が滅びます。」
沙織「そんなっ!」
「どうせこの身が滅びるならば…私の役目を果たしてからです。これは女院様にもお許しをいただいていない事柄、私の完全なる独断です。」
シオン「だが、時間はまだあるはずぞ。生き急ぐでない、葵!」
「いいえ、女院様が私を日本へ呼び戻すとなれば、瞬時にできます。女院様が本気を出せば私など足元にも及びません。」
葵がそう言うと、彼女の祈りの力が満ちてきたのだろう。
12の黄金聖衣が葵の頭上に集まった。
美しく輝き、まるで歌を歌っているように共鳴が響く。
ムウ「葵、黄金聖衣たちも貴女の犠牲を良しとしていません。どうか、思い直してください。貴女の身に宿った天照大神の力も何とかできるかもしれないでしょう。」
貴鬼「葵お姉ちゃん、沙織お姉ちゃんに何とかしてもらおうよ! だから無茶しないで!」
「ありがとうございます…。でも、もう…時間です。」
葵は組み合わせていた両手をほどき、祝詞を唱え始める。
それは、今までの儀式とは違ってあの祝詞が書いてある巻物が現れて葵を囲うように解かれていく。
巻物は仄かに光り、祝詞に反応しているようだった。
彼女は儀式用の装束ではなく、普段の装束のままだった。
祝詞を唱えている様子はなく、ただ何かを祈っているような姿。
それでいて、彼女の周囲には近づく事を躊躇してしまうほど凄まじい力が満ちていた。
シオン「今までに無いこの気迫…余でも足をすぐに動かせぬ…。しかし、葵を止めなくてはあの娘の命が危うい。」
意を決して皆が一歩ずつ葵へ近づいていく。
サガ「葵、ここで何をしているのだ。」
サガの静かな問いかけに葵はゆっくりと目を開ける。
驚く事もなく、静に皆を見るだけ。
「よもや、こんなに早く見つかるとは思いませんでした…。」
カミュ「葵、サガの質問に答えてくれ。」
「もう、わかっておられるはずです。」
シュラ「やはり、最後の儀式を行うつもりだったのか。俺達には内密で。」
葵は何も答えないが、それは本当の事だと皆がわかっている。
沙織「葵さん、どうかお止めください。私達はすでに充分貴女に力を分けていただきました。これ以上は貴女の身がもたないとお話ししたはずです。」
「どうかお許しを。私は…自分に課せられた役目を途中で投げ出す事はしたくないのです。それに…今まで儀式を行ってきた影響で、私の中には天照大神のお力が宿っています。この力を身に宿したままだとその負担に耐え切れず、遅かれ早かれこの身が滅びます。」
沙織「そんなっ!」
「どうせこの身が滅びるならば…私の役目を果たしてからです。これは女院様にもお許しをいただいていない事柄、私の完全なる独断です。」
シオン「だが、時間はまだあるはずぞ。生き急ぐでない、葵!」
「いいえ、女院様が私を日本へ呼び戻すとなれば、瞬時にできます。女院様が本気を出せば私など足元にも及びません。」
葵がそう言うと、彼女の祈りの力が満ちてきたのだろう。
12の黄金聖衣が葵の頭上に集まった。
美しく輝き、まるで歌を歌っているように共鳴が響く。
ムウ「葵、黄金聖衣たちも貴女の犠牲を良しとしていません。どうか、思い直してください。貴女の身に宿った天照大神の力も何とかできるかもしれないでしょう。」
貴鬼「葵お姉ちゃん、沙織お姉ちゃんに何とかしてもらおうよ! だから無茶しないで!」
「ありがとうございます…。でも、もう…時間です。」
葵は組み合わせていた両手をほどき、祝詞を唱え始める。
それは、今までの儀式とは違ってあの祝詞が書いてある巻物が現れて葵を囲うように解かれていく。
巻物は仄かに光り、祝詞に反応しているようだった。
